シドニー・デッカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Software Safetyの研修の中で紹介されていたのをきっかけに読んだ。この書籍の扱う領域においてはかなり有名な書籍の一つらしい。
報告させることと、懲罰を加えることが適切に分離されていないと、事態の究明や再発の防止には寄与しない、ということが航空や医療、警察の事例を用いられながら語られていたという感じ。
人命に関わる領域の仕事をしている人にとっては重要な一冊のように思う。
例えば事例にはなかったが保育士やバスの運転手のことを思い浮かべても、もしその職務の遂行によって意図せず人が死んだり傷ついたりして、そのために職を失ったり逮捕されたりするのだとしたら、そのリスクに見合った給与をもらえないと割に合わないんじゃないか。
しかし実際にそのリスクに見合う費用を積むようになると社会的な費用が増大してしまい、結果として別の形で社会の負担が高まってしまうのではないか(特定の個人が負担するより公平な感じはするけど)、なんてことを改めて考えるきっかけになった。
訳者の解説は最新の国内の事例(JALやJR)について記載があってよかった。