王小和のレビュー一覧
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ネタバレかなりおもしろかった~~~!!!
かたっくるしい本かなーって思ってたけど文章めちゃくちゃ読みやすい!
人間対動物の争い、動物間でもある格差はどうしても頭がよくなっちゃうとそーゆーのが生まれちゃうんだろうなと心が痛くなった。
結論は、あ、それもあり?って感じだった。先入観があったからそれを裏切られたって感じ。
設定が本当に面白かったし、動物を人間化するとこんな感じになるんだーって、例えば爬虫類が虐げられているなかでネロ軍曹は爬虫類界でのスターみたいになってるとか、王様はマスコットで親しまれるようにという願いを混めてカピバラだったりして、読んでて面白かったし、リアルだった! -
Posted by ブクログ
ネタバレ動物好きとして表紙に惹かれて読破(^^)
中国の作者さんが書いてる?ということで要所要所で中国っぽい漢字の使い方が出てきますが個人的には全然気にならなった。逆に独特なキャラ名の人が結構いたように思えたので新鮮な気持ちで読み進めることができました。
気に入った点として深くは描かれてはいなかったですが、知能を得た動物VS人間という構図を上手く使っている。それでいて実際には人間がほぼ登場しない!そして知能を得たからこそ人間っぽくなってしまっている動物達の苦悩も描けている(動物の種類で下に見るような感じ)。こういった話は~という国があって…~という戦いがありましたと記号だけで世界観を広げる手法が多いで -
Posted by ブクログ
ほんタメで紹介されてたので、気になって読んでみました。
不自然な日本語が気になって翻訳物はあまり読まないのですが、島田荘司訳だからなのか、不自然な文章はないように思いました。とても読みやすく面白かったです。
高い知能を持ち進化した動物と人間との冷戦状態を打開すべく、動物城に来た人間の大使殺人事件が起こり、ロバの探偵が事件を追うという話です。
動物の種類がたくさん出てくるので、この名前は何の動物だっけ?となりがちでした。
人間との諍いがしんどいですが、話が面白くて旅行の移動中に読んでました。
結末はスッキリで、着想が面白かったです。あと、本の装丁が不穏で好きです。読み終わってからまじま -
Posted by ブクログ
ネタバレほんタメで紹介されていたので読んでみました。
反戦・反差別が一貫したテーマだと思うけど、今の中国の若者からこの本が生まれたことが興味深い。
以下ネタバレあり。
ミステリというよりも普通の物語として読んだら面白いんじゃないかな。
最後でいきなりカメレオン出てきたの「なんやそれ…」って感じだし、ゾウがジャンプできないのも初耳だし、アンフェアがすぎる。犯人当てができるようには書かれていない。
大使が人魚というオチには、人狼とかユニコーンとかが存在する世界線っていうあたりで気づいた感じでした。
それよりも、ツッコミどころが多すぎる。
純子さんがオスなことはその後何にも触れられないんかー -
Posted by ブクログ
動物たちが知能を得て人間と対立している世界。冷戦状態を打開すべく人類から派遣された親善大使が殺されてしまう。いち早く事件を解明して公表しなければ戦争勃発につながるとして、探偵ブレーメンが呼ばれて捜査することに…
動物がみんな共存しているという設定が面白いものの、知性と本能のバランスは大丈夫かなという気はする。
前半の尋問の段階は少し冗長な感じがしたが、後半で真相が明らかになってくると俄然面白くなった。動物の特徴を生かしているストーリー。
個人的にはカエルが好きなので、探偵助手アグアの活躍がよかった。でも最後に出てきたアグアの彼女にはびっくり。アグア大丈夫なんだろうか。