日本に現存する(した)珍しい形の名建築を、イメージごと(がたがた、ふわふわなど)の表現でグループ分けして紹介している。「船の体育館」(丹下健三)や「中銀カプセルタワービル」(黒川紀章)などの有名な建物から、見たことがないほどヘンテコな建物まで幅広く、見ていてとても勉強になった。
珍妙な形をしているが、この個性的な建物は緻密に計算されていてのことだろう。こんな形でよく建っていられるなと感心してしまう。
その建物こそ看板の役割で、大きな宣伝物である。老朽化で取り壊しが進んでしまうのが実に惜しい。保存していくことができれば良いのだが。