友田とんのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「百年の孤独」は、もう読んでしまっているのだけど、代わりに読むとはどのようなことなのかと思い、代わりに読んでもらおうと思って、代わりに読むを読みました。代わりに読んでもらうという体験を本当にしたのかはよくわからなかったけれど、ほかの人はどんな読み方をしているのかを知って大変面白かった。小説を読んでると、読み進めるうちに、そういえばあの映画で似たような話があったよな、とか、この人はまだ生きていたのか、とか、この話は実際にあったことなのかな、とか、この言葉の意味はどういうこと、とか、引っかかって脱線して、考え込んだり、グーグルさんに教えてもらったりして、そうこうしているうちに話の筋がわからなくなっ
-
Posted by ブクログ
自分は百年の孤独の原作を読んでから本書を読んだ。今まで読んだことがないジャンルの本。
本書は脱線しすぎてたまに文章の意味が分からず、展開が全く読めないが、それこそ、百年の孤独の原作を読んでいた時のはちゃめちゃな感じの追体験のような感じがした。これがマジックリアリズムか(違う?)各章ごとにざっくりとあらすじをまとめてくれているため、確かにこんなことあったなと読書を追体験できた。著者が前代未聞、誰も成し遂げてなかった「代わりに読む」という行為に戸惑いながらも脱線する様子は、こちらにも著者の困惑がよく伝わってきた。ニューヨークのガイドブックで京都を旅したことがあるか、の章ではたしかにニューヨークのガ -
Posted by ブクログ
ネタバレ『百年の孤独』の読書会に参加表明したけれど、あの本を再読するには骨が折れると思って、代わりにこちらを読むことにした。
百年の孤独のメインエピソードがちゃんと書かれているので読書会のための復習になったけど、改めて『百年の孤独』って変な作品だと再認識させられた(いい意味で)。本篇の既読者にとっては、代わりに読んでもらえたと思う人も多いんじゃないかと。
著者も、よくあの本のエピソードから似通ったようなストーリーを思いつくなと感心するばかり。脱線しまくりだけど、読書ひとつでこんなに世界が広がるなんて凄い。
少女に何が起こったかの話がめちゃくちゃ気になって、Wikiで確認してしまった。脱線楽しい。
-
Posted by ブクログ
著者が百年の孤独を読みながら浮かぶ連想に従って脱線を繰り返す、という内容のエッセイ。
著者と年代が近くないと脱線で引用される内容に乗れないかもしれない。TVドラマそれでも家を買いました、ドリフターズのコント、ドラクエ3など。
タイトルにあるような代わりに読んでもらってる感じはしない。むしろ逆に読書は他人に代わってもらえない、同じ物語でも読む人が変われば読み方も変わることを浮き彫りにしているような。
百年の孤独のストーリーを順を追って紹介してくれるのでざっくりとした内容の把握にいい。10年以上前に一度読んだきりだったので大半を忘れてしまっていた。文庫になったので読み直そうか。
-
Posted by ブクログ
百年の孤独を手に取ってみた。作者が言うには、自分でも矛盾が多いと感じている作品のようで。いざ、読んでみようとなると、誰が誰なのかとごっちゃごちゃ。家系図を見ながらも、同じ名前の人が居るもんですから、「もう、ダメだ…」ってなりました。おわつ。
なので、この本のタイトルの用に代わりに読んでもらうことになりました。いろんな話に脱線しながらも、家系図を見ながら、なんとか読み終わることができましたね。
いや、脱線しすぎーーーーー!!!
ってなった時が何回も、、、でも、楽しめたので良かったですね。代わりに読んでもらってそんな頭を使わずに読めたので、ポケーッってしながら読みたい方にはお勧め。あ、あと寄り道し -
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり分からない!!!笑
著者が思いついた、「代わりに読む」試みの記録。
ルールは、
冗談として読む
なるべく関係ないことについて書く(とにかく脱線する)
冗談として読む前に、冗談として書き始めている!!!
代わりに読む、なんてできるのか、という自身の挑戦についてところどころ著者が考え省みながら、
全20章について、いろいろと新たな冒険が繰り広げられています…
この文庫本は、2024年に出版されていますが、実際著者がnoteに書いて共有していたのは2014年~2018年。それを自費制作して文学フリマ東京で配ったのが2018年春!
百年もかかってないけど、4年、、、! -
Posted by ブクログ
『百年の孤独』を読む自信がなく手に取ったが、こちらもまあまあ分厚い本で怯みながらなんとか読み切ることができた。やっぱり途中から、誰が誰で、誰の子供なのかがわかりにくくて難しかった。なんとなくのストーリーはわかった気がする。
文章を読むときに一番印象に残るのは、筋書きよりも説明できない手触りみたいなものだと思う。筆者の脱線もそれを伝えるためなんだろうと思ったが、やっぱりその手触りをどう受け取るかは人によって違うだろう。
正直ますます原著を読める気がしなくなったが、大まかにストーリーがわかっているほうが手触りに集中できそうな気もする。いつか読めるといいな。 -
Posted by ブクログ
すごく面白い試みだと思う。「百年の孤独」読むにあたって、この本を携えて、一章ずつ交互に読んだ。
各章の最後に、
「先が気になる人はぜひ本屋さんへ走ってください」と書かれているのも好感が持てた。
で、結果から言うと、「百年の孤独」が面白くなりすぎて、この本は途中から必要無くなった笑
友田さんの世界観は、ガルシア・マルケスとはスケールが違いすぎて、同時には読めなくなってしまった。
せっかくの試みなのに、腐してしまうようで申し訳ないのだが。日本のサブカルチャーの連想ゲームとマジックリアリズムの同時並行は無理でありました…。しかも、友田さんの嗜好は男性的なサブカルの世界なので、(最初の方はそうでもな