大川弥生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
動かない→心身がなまる→疲れる→動かない
の、連鎖から本当に動けなくなってしまう状態を「生活不活発病」と呼ぶらしい。
たとえば風邪をひく、ケガをする、それ自体は大したことじゃない。
だけどそこで「大事を取って」「安静に」することが命取りになる。
お大事にしているあいだに筋力が弱り気力がなえて本物の寝たきりになる。
最初に「生活不活発病」という言葉を聞いたときは、わかりやすすぎてばかみたいだと思った。
なんにでもラベリングしたがる人たちの「○○女子」とかそういうやつかと。
でもそうじゃなくて、なんだかわからないけれど存在する状態に名前を付けて、どうにか対処するための名づけだった。
この本で扱 -
Posted by ブクログ
最近体力が衰えた人、身近にそういう人がいる人、介護に携わる人、読んでみてください。
警鐘を鳴らす本です。
生活の仕方で病気になってしまう~現代病の一つとでも言いましょうか。
病気した後に長く寝ていたら、どんどん体力が落ちてきて、頭もぼけたようになってしまうことがある。
高齢者に多いけれど、入院した後の子供にも起きるそう。
動くことが減ったのがそもそも病気の原因になっていたことすらあると。
自分が1月前半は寝込みがちだったので、ちょっとドキッとしました。
まあ~少しずつ動けば治っていくってことですよね?!
寝たきりでいると筋力があっという間に衰える、使わない脚は歩けなくなる、というのは廃用症 -
Posted by ブクログ
とても参考になった。10年前6週間入院したことがあり、退院してからいつも通ってたスーパーマーケットに行くのに歩く速度がすっかり遅くなってしまい驚き焦った経験もあるので、あの時の私はまさにこのことだったのだと納得した。高齢者の例だけでなく、2歳の子の例もあり、どの年齢でも起こり得ることだと痛感させられた。
ただ、本当にこの本のとおりにできればいいのだけど、特に高齢者の家族介護において、どこまでできるかという現実問題はあると思う。現状では、この本のとおりにしたければ、家族がそれこそ仕事もやめて献身的に介護するしかないことのほうが多いのではないかと思う。遠隔介護だって、この本のようにうまく行くわけで -
Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目7箇所。生活不活発病とは、その名の通り、「生活が不活発になった」ことが原因となり、あらゆる体や頭のはたらき(機能)が低下する病気です、この病気は誰にでも怒る可能性がありますが、特に高齢者に起こりやすいものです、またうっかりしていると「寝たきり」にまでなってしまいかねない、「こわい病気」でもあります。「家事がやれないと、私は何の役に立っているのかと思うかも……」と言いました、この言葉に工藤さんはぎくりとしました、それまでは「やってあげることはよいことで、なかなかいい旦那じゃないか」と自分では思っていたからです。介護で「よくする」というのは、体操や訓練で機能障害をよくすることではありま