落石八月月のレビュー一覧

  • ぼくの哲学(新潮文庫)

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     アンディ・ウォーホル氏の著作『ぼくの哲学(The Philosophy of Andy Warhol: From A to B and Back Again)』は、単なる自伝でも、芸術論でもなく、彼自身の存在そのものを一つのアート作品として提示するようなテキストである。ポップアートの旗手として知られるウォーホル氏は、1950年代の商業イラストレーターとしての活動を経て、60年代には、スープ缶やマリリン・モンローといった大量生産されたイメージを作品化することで芸術の領域を根底から揺さぶった。彼の作品は、「何を描くか」よりも「どのようにそれを複製し、流通させるか」という点に焦点を当てることで、ア

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    2025年10月18日
  • ぼくの哲学(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    脈絡も一貫性もないが、不思議な魅力のある本だった。15のトピックスについて、ウォーホルの考えやエピソードが語られている。

    ウォーホルが初めてN. Y. に来た時、トルーマン・カポーティに毎日電話や手紙を書いたが、ある日カポーティの母親にやめてほしいと言われたらくだりは思わず笑った。

    子どものような純真さと既存の文化や慣習に対する斜に構えた視線が共存しており、奥深い人間性を持っている、ユニークな人物なのだろう。

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    2026年05月08日