Kyutae Leeのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ1人のピアノの弾き語りでメジャーデビューした人と、その楽曲に救われた人などを描く短編集。
・一作目は染谷とマネージャー補佐のテラを描く。テラは学生時代に染谷の音楽に救われて、染谷の引退する最後の年をマネージャーとして過ごし、最後の曲である「夢のあと」を染谷はテラのために書く。
・アクティブな友人と対照的な暗い中年女性。仕事などで心を病むが音楽に救われて、得意の書道で半紙に歌詞を書く
・カメラマンの青年は衣装アシスタントの女性に恋をする。一緒に町のPR動画を作成し、染谷の曲を使う。彼女には東京に彼氏がおり、両思いだが分かれる。
・高校生に合唱コンクール。染谷の曲を合唱曲にアレンジして歌う -
Posted by ブクログ
過去の記憶を辿ってみると、色々な場面と共にその時に聴いていた音楽が思い出される。
嬉しい時、悲しい時…私の場合は、曲に励まされたというよりは、そっと寄り添ってもらったような感覚が強い。
その曲は流行っていたものももちろんあるけど、そうでないものもある。そんな曲のことを久しぶりに思い出しながら読んだ。
私は創作者ではないので、バンドマンの河邊さんならではそちら側の視点が新鮮に感じた。
誰かの人生に影響を及ぼすものを生み出せるってすごい!
最近は音楽も商業主義を強く感じるけど、そこから外れた名曲を探してみたいなと思ってみたり。
(発掘するのが難しいけど)
作中に出てくる「夢のうた」は、この本を読ん -
Posted by ブクログ
ネタバレ大ファンだったアーティストの担当になったものの、努力が結果に結び付かず苦悩する若手レコード会社社員、上司の期待に応えようとするあまり、知らないうちに心身を壊してしまった40代手前の女性、久しぶりの恋の予感にときめくカメラマン、合唱コンクールで伴奏と曲のアレンジを任された女子高生、海辺の町のリサイクルショップで壊れた物を修理し続ける男性。時に慰め、時に励まし、彼らの人生の岐路に寄り添っていた一つの音楽が、場所や時間を超えて広がっていく奇跡を、ミュージシャンとしての経験を持つ著者がみずみずしく描いた連作短編小説。
誰かの為にしたことが、その誰かの心を救う。それは数珠のように繋がっていき、巡り巡って -
Posted by ブクログ
ネタバレカタカナで各章のタイトルが並んでいて、しかもちょっと左右に揺れてて、五線紙に音符がサラサラ書かれてるような感じがするなあ。
「ノオト」が、「ノート」みたいにも読めるから、なおさら音楽のノートみたい。
たぶん誰でも、大切な曲や思い出の曲ってあって、励まされたり癒されたり助けられたりしてきてると思う。
流行りの曲にだって、あの頃いつも流れてたあの曲、って思い出が紐づいてる。
大好きなドラマの主題歌だった曲、たまたま流れてて一耳惚れした曲、大好きだったあの人が好きだった曲、とか。。。
でも、音楽業界も商売なわけで、売上があってナンボ。ライブは会場おさえて、スタッフ雇って音響やセットや設備、広告費