宮田俊哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルの文体に惹かれ購入。期待したものとは少し違ったが、帯や売り文句にある通りの青春小説であった。音楽の専門用語や具体的な記述によりリアリティがあるが、反面その他の技量不足により若干浮いている感が否めない。終盤で天野カイの放った「未練残すな!名を残せ!」というセリフは、著者が自身へ向けた決意のようにも感じられた。言葉遣い、表現や段落構成など拙い部分は多々見受けられるが基本的な小説としての体裁は保っており、30過ぎから小説を学び始めたという著者の心意気が見えた。著者のアイドルという側面はあとがきに書いてある以上のことは知らないが、初心者ながらに単行本を作り上げ発行したという事実は評価したい。