宮田俊哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「次にくるライトノベル大賞2024」文庫部門大賞受賞作。
Kis-My-Ft2の宮田俊哉さんによるデビュー小説で、少年たちの痛切な音楽×青春物語です。
「二人の音が交わるとき、世界は色を取り戻す」というコピーが象徴するように、音楽を通して心を取り戻していく少年たちが描かれます。
ストーリー自体はわかりやすく、導入部分も比較的よくある型ではあります。
それでも、忙しいアイドル活動の合間に小説の勉強を重ね、300ページを超える作品としてきちんとまとめている点には素直に感心しました。
私は地の文で物語が進むタイプの小説が好みなのですが、本作は会話中心の構成。
若い読者にはこちらのほうが読みやすいのかもしれません。作者さんが アニメ作品を作るのが夢だったらしいので その影響かもしれません。
実際、本作にはドラマCD付き特装版もあるようでナレーションはご本人。
さらにコミカライズ、特設サイト、そして2025年11月にはアニメ化も決定しているとのこと。
こうしたメディア展開を考えると、会話の多い構成は展開しやすいのかもしれません。
やや“過保護”にも見えるほど手厚いプロモーションですが、
もしこれによってこれまで本を読まなかった層が読書に入ってくるなら、出版社だって頑張るでしょう。
個人的には、もう少し人物や背景を掘り下げてほしいところもありました。
それでも、友人・ライバル・父親といった関係が章ごとに整理され、物語としてきちんと組み立てられている点には、作者の努力が感じられる作品でした。
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Posted by ブクログ
キスマイ宮田俊哉のデビュー作とのこと。
これはドラマCDありきなのかな??
私は小説のみ購入しました。
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魂をゆさぶる
音楽×青春小説!!
文体が連れて行ってくれる世界が好きだ。
音が連れて行ってくれる世界が好きだ。
もし、それがこの一冊にあるとするならば、
あなたなら、どうする?
(藤ヶ谷太輔)
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気になって手に取りました。
ちなみにこれを読む前に、
三島由紀夫の「潮騒」を読んでいてふり幅感じてました。苦笑
キョウスケとカイはメジャーデビューを目指し路上に立っていた。
青春真っただ中、夢に向かって突き進んでいた矢先に、カイが事故で亡くなってしまう。
失意の底で音楽をやめたキョウスケのもとに、
何故か死んだはずのカイの姿が。
幽霊として現れたカイ。
時間は有限だとわかっている。
残された時間をキョウスケとカイはどう過ごすのか。
多分私のコンディションなのですが、
中盤までは読みにくくて全然進まず、
心折れかけました。苦笑
ただ、後半の終わりに向かっていく流れはあっという間に読み切りました。
嫌な奴も、意地悪な展開もなく、
著者のイメージ通りというか優しい。
あろがきには著者の想いも綴られており、
お人柄が作品に出てるのかな、と思いました。 -
Posted by ブクログ
タイトルの文体に惹かれ購入。期待したものとは少し違ったが、帯や売り文句にある通りの青春小説であった。音楽の専門用語や具体的な記述によりリアリティがあるが、反面その他の技量不足により若干浮いている感が否めない。終盤で天野カイの放った「未練残すな!名を残せ!」というセリフは、著者が自身へ向けた決意のようにも感じられた。言葉遣い、表現や段落構成など拙い部分は多々見受けられるが基本的な小説としての体裁は保っており、30過ぎから小説を学び始めたという著者の心意気が見えた。著者のアイドルという側面はあとがきに書いてある以上のことは知らないが、初心者ながらに単行本を作り上げ発行したという事実は評価したい。