2024/06/29 「株式市場原論」丸木強アクティビスト
東大法 野村證券 村上ファンドを経て、ユニークな経歴・本質的
日本の長期低迷は「株価低迷」に表れている(p4)
「企業価値の向上」こそが本質的命題!
現代日本企業の経営論として必読の書
1.経営=資本効率を高めつつ長期的成長を実現する
それをチェックし、成績不芳な経営・経営者を糾すのが資本市場
「PBR<1の経営は落第キャンペーン」が成功しつつある
その前から、ROE10% ガバナンスコード 人的資本など
2.PBR<1のインパクト→日本の企業経営は変わる⇒株価上昇へ
①経営・経営者の評価
②資本効率向上への意識と行動、実績評価
③株主が最優先 自己資本=過剰な内部留保を還元
④M&Aにポジティブイメージ 防衛策の否定
⑤政策投資の否定 資産の効率低下 ガバナンスの希薄化
⑥役員人事の透明化・実績スキルベース 天下りの否定
3.経営者は企業価値を高めることが責務
それができないorもっとできる経営者へ譲らなければならない
ex セブンイレブン そごう・西武の売却
「M&A」が企業を流動化し、価値を高める方向へ進む
それにより従業員の将来はよりハッピーとなる 社会も
4.経営者の経営スキル ROIC>WACC
投下資本利益率Return on Invested Capital
株主資本コスト=加重平均資本コストWeighted Average Cost of Capital
5.経営者にたかる「寄生虫」多くの専門家・管理業務過剰
日本は「管理過剰」特に官僚の関与が異常「業法」
市場経済の根本である「価格」は公定価格か届け出価格の多さ
それに加えて「専門家の士族」弁護士・公認会計士
社外取締役として多くは寄生虫 議事録で貢献しているのか?
彼らはかっての「与党総会屋」と同じ