デイビッド・グレーバーの万物の黎明を読んで、新世界ではモノの所有を基本とする社会は少なかったことを知り、その一つのインカ帝国を詳しく知りたくて手に取った本。
本書籍でもそのことが記載されている。物の所有ではなく、人を所有することで中央集権的社会を構成していた。
なぜテクノロジーが発達しなかったのか、近隣周辺の民族の征服に明け暮れていたにもかかわらず武器は進化しなかった。
読みながらいくつも謎がでてきたが、インカ研究の最新情報を知ることができ、もう一度熟読したい、さらに他の関連本でインカを知りたいと感じた。