千葉佳織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本当に「話す」という行為は難しい。
もちろん「話す」ことは、人間の日常的行為だ。
普段から我々は話すことを通して、相手とコミュニケーションを取っている。
しかし、「相手に伝わるように話しているか」と考えてみると、一気に「話す」という行為のハードルが高くなる。
さらに「相手の心に響いているか」となると、尚更だ。
つまり我々が普段行っている事は、ほとんどが相手に正しく伝わっていないと思った方がいい。
独りよがりの行為だと言っても、言い過ぎではない。
これは相当にドキリとしてしまう話であるが、自分が話を聞く側の立場で考えて見れば、分かるはずだ。
「この人の話は、なぜこんなに分かりづらいのだろう」
「 -
Posted by ブクログ
話し方にフォーカスし、戦略的・体系的に纏めた書籍。
まず目的を明確化すること。
つぎに対象へ伝わる内容を練ること。
そして話し言葉としてだらだらと喋らないこと。
目的は、話すことで何を実現したいのか。
そしてそれは話し始める前に決める。
対象はプロか、全くの一般人か、それにより伝える水準感を変え他者評価として良い話とする。
話し言葉は一文を短く、準備を(見えないように)しっかりすること。
言葉はコアとなるメッセージはモーラ数と呼ばれるもので記憶に残りやすい20以内に抑える。
三つなどではなく、勇気を持ち一つに絞り込む
伝える順番を考えたストーリー性と、場合により名言を引用。
くどくない身 -
Posted by ブクログ
audible82冊目。
audibleで、話し方に関する本を複数読んできましたが、とてもわかりやすく、具体的な例が示されている良本だと思います。
学校で、書き方はわりと指導された経験はあるものの、話し方はあまり習わなかった気がする…、もっと、話し方を鍛える授業を、なんて提案がありますが、
おそらく、話し方についても学んでいるはずなんですよね。
ただ、その頻度というか機会が少ないから、記憶に残らないのではないかなと。
評価をつけるのにものすごい時間がかかるため、そんなに授業で扱えないのではないかな?と思います。
大勢の人の前で話す機会を得るひとはそう多くはないだろうから、自然、後回しにされが -
Posted by ブクログ
話し方の戦略を体系化したもの。
「3つの原則」を踏まえたうえで、言葉と、音声/動作の2軸からのアプローチをまとめている。
◾︎良かった点
・殆どの話し方関係でふわっと記載(もしくはバラバラに記載)されている要素を、上手く分けている
・内容自体は当たり前の内容が多いが、それらを理論建てて話している
◾︎微妙だった点
・多くの事例から導き出される共通点ではなく、自身の主張(〇〇すれば正しい!)に合った経験や具体例を提示している。そのため一部疑わしいのがある。
・言葉の戦略の部分においては学ぶものが多いが、音声やせ動作についてはなんとも言えない(腹式呼吸の大事さなど記載)