キム・へナムのレビュー一覧
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•「人生ってさ、最善策だけが、正解じゃないんだよ。最善策がダメなら次善の策がある。それもダメなら三善の策もある。歩んでみないとわからないのが、人生ってもんだよ」
•「あなたの人生なのに、あなたの話がありませんね。いつでも親(子)たちの話ばかりで」
•嫌いな上司に腹を立ててはムカついて、上司を持ち上げる人たちにも嫌気がさして。そんなことにエネルギーを割くなんて、あなたの人生があまりにももったいない
•本当に強い人というのは、自分の弱みを隠しません。当然、人前でも涙を見せることができる
•いきていれば、自分と反りの合わない人や、価値観や好みの違う人、絶対に好きになれない人とも出会うもの
•あなたが -
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サクサク読むよりも、立ち止まりながら読んだ!
「素敵だな」「そうだよな」と思う文章には、すぐ付箋を貼って気づけば本の端は付箋だらけに、、、
中でも、強く心に残った一節
「どのように過ごしたって時は流れる。自暴自棄になって過ごしても、気を取り直して再出発しても同じように。しかし、その時間をどんな心持ちで過ごすかによって、10年後の人生は大きく変わる。」
わたしは何度も過去に戻って「あぁすればよかった」と思うことがあった。
けれど、「やり直すこと」ではなく、「これからどう生きるか」を大切にしなければと思った。
わたしも30歳までのバケットリスト10個考えてみよっと! -
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著者は韓国の精神科医で、40代で若くしてパーキンソン病を患い、一度は絶望感に打ちひしがれたが、このまま、何もせず過ごすのは嫌だ、と立ち上がった経験と、その後の人生をどう生きてきたか、その心持ちを優しく、わかりやすく書いてある。
パーキンソン病は不治の病で、だんだん身体もきかなくなり、認知症も発症すると言われている。しかし、著者は次第に身体がいうことを聞かなくなってきたが、幸い認知症にはなっていないため、このような本が出せる。
精神科医として、さまざまな患者と向き合い、治療してきたからこその説得力のある言葉の数々。
考え方の癖を直せば幸せになれる、嫌な人のために自分の大切な時間をとられる方がもっ -
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パーキンソン病に罹った筆者が気付いたこと
①どんなに準備しても、「完璧な時」は決して来ない
・優秀な人ほど、完璧を追い求め、失敗を回避しようとする。但し完璧主義でいると、最高級の評価を受けていたとしても、自分の思い描く完全無欠の理想とのギャップに不安が増し、人生が疲弊していく。
・明日何が起こるかわからない以上、事前に全てを予測して未然に防ぐことはできない。どんなに準備しても「完全な準備」などあり得ない。寧ろ準備に時間をかけすぎて一歩がなかなか踏み出せないのは勿体無い。6割満たせていれば十分だと考え、一歩踏み出してみる。
②「他人に振り回される人」と「自分主体で生きる人」の大きな違い
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40代前半から約20年のあいだパーキンソン病と闘っている韓国人の精神科医による、人生の後悔と希望についてのエッセイ。
著者のキムさんは60余年の人生を振り返って、あまりにも「宿題をこなすように過ごしてきた」ことを後悔しているという。
僕は34歳の若輩者だけど、その感覚、分かる気がする。
昨日の自分よりも良い自分になるために、自分にとって意味や価値がある(と頭で考えた)予定でスケジュール表を埋めて、移動や食事、家族や同僚との雑談、はては睡眠まで、生命維持に必要な行為は最低限に、受動的・突発的な営みはできるだけ避けるように生きようとする。
結果、毎日が、終わらないハードル走のようになる。
次か -
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この本を読んで一番思ったのは、
どんなに辛いことや悲しいことがあっても、自暴自棄にならず、腐らずにやるべきことはやるのが大切なんだと思いました。
筆者は、パーキンソン病を発病して20年以上、病と闘っている。
診断直後から1ヶ月はショックで、ベッドでただ横になり天井をみて過ごしていたそうだ。でもそこから、自分のできることを一つ一つやっていった。
ドーパミン作動薬の治療効果は3年程度とされているが、彼女は12年もの歳月を持ちこたえたそうです。
彼女からすごい強さを感じました。
本当にすごいことだと思います。
できることはやる大切さが実に尊いことなのだと思いました。
覚えておきたい言葉
●泣 -
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もし人生をやり直すことができたら、いったいどこからやり直そうか。
頭の中でざっと過去を振り返る。
いつまでもこのままでいられるわけじゃない。
時間はあっという間に過ぎ、歳をとっていく。
「しなければ」より「したい」を優先する。
とらわれた過去の中に生きる人々は、大切な現在と未来を台無しにしているようなもの。
自分がやらなくては病の恐ろしさ。
自分で自分を追い詰め、縛り、いらない悩みを作っている。今からでもやりたい事、出来る事をリストアップしよう。
やらなくてもいい事はやらない。
意外に誰も困らないし。
もっと自分を大切に、心の声を聴こう。
優しい言葉、内容に心が軽くなった。 -
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仕事を私がやってあげようと心に決めて、やりたくない仕事をさっさと片づけてしまうとどうでしょう?残った時間で会いたい人に会ったり、好きな趣味に打ち込んだりできるのではないでしょうか。
やりたいこととやりたくないこと、ずっと一緒にいたい人と顔も見たくない人との間で起こるさまざまな出来事を、自分主体で解決し、バランスを取りながら生きていく。これこそ、真の大人の生き方ではないでしょうか。
楽しく生きることは,〜しなければという言葉を減らし、〜したいという言葉を増やしていくことから始まります。
人からとがめられても過度に動揺せず、間違えたら修正すればいいと思うこと。理不尽な指摘にはそれはおかしい