木寺一孝のレビュー一覧

  • 正義の行方

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    映画は見れていない、配信始まったら絶対見たい。
    最新のニュースで先月もありましたね。
    今現在も無罪ではないかと戦っている。
    もう死刑が執行されてしまったこの事件。
    この証拠って本当に確実なの?と最後まで読んで思っていました。
    警察…大丈夫なのかね、こんなんで。

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    2025年02月09日
  • 正義の行方

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    和歌山毒物カレー事件を映画化した「マミー」が上映中だ。
    死刑が確定しているが、無罪だったのではないか、という映画。
    この映画を青木理さんが取り上げ、あわせて話題にしたのが「飯塚事件」。
    これも証拠が十分といえない状況で、当時開発されたDNA鑑定を決め手として、
    犯人逮捕、死刑判決に至った事件。
    同時期に起こったのが、まもなく冤罪で無罪を獲得しそうな狭山事件。
    当時のDNA鑑定技術はまだ不十分だった、、、

    前置きが長くなったが、この「正義の行方」は、飯塚事件を真正面から
    取り上げている。西日本新聞というメディアの動向もあわせて。
    他社に抜かれないよう、報道を焦り、これが世間をあおり、逮捕、判決

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    2024年08月31日
  • 正義の行方

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    オーディブルで聴きました。

    日本の警察、司法はAIでなく、 感情のある人間が行っているものであるから、そこには、いろんな駆け引き (説得、プライド、メンツ、そして脅し?まで。。)が存在するのだろう。 いろいろな立場の人たちのフィクションでない生の証言 を聞いたわけだが、冤罪決定!とは言えないにしても、やはり2年で執行は絶対におかしい。何かの意図があったとしか思えない。AS政権下だったというのも怖い。 疑わしきは罰せずではないのか。 人の命ですよ?

    なぜテレビドラマで多くの冤罪事件が扱われるのか、そんなに日本の警察はでっち上げているのか疑問に思っていたけれど、

    めっちゃでっち上げてますね

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    2024年08月31日
  • 正義の行方

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    nhkのテレビに無かった話も少し加わった内容になっていた。やはり元刑事の話には?だった。  「私は早く辞めるために無理な捜査をするというのが持論よ。刑務所の塀の上を歩いてね内側に落ちちゃいかん外側に落ちるというようなね。違法捜査じゃないギリギリのところをね。」  違法でないなら早く辞めることにはならないのではないかな?よくわからない言葉だ。DNA鑑定についても科警研の鑑定の検証していた石山教授の結果DNAが出なかったのではなくて検査材料が少ないから上手く検査が出せなかったのではないかと聞き返しそうだと言わせそれで逮捕につなげるとは。検証できなかったなら余計慎重になるべきだと思うが慎重さが足りな

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    2024年05月12日
  • 正義の行方

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    映画をみて、本も購入。
    関わった警察官、弁護士、新聞記者、そして「被告」の家族の視点から飯塚事件をみる。信念?が揺らがないほどおそろしいことはないのかもしれない。

    それにしても西日本新聞の懐の深さというか、事件への真摯な姿勢が心に刺さる。自分たちの報道姿勢がはたして「正しかった」のかを、その時の報道、取材に関わっていない記者を指名して、当時の報道の在り方、そして、もう一度飯塚事件そのものを検証するという姿勢がすごいなと思った。

    人は揺らぐ。でもその揺らぎ、疑念、本当にあれでよかったのかと思えることがとても大切なのではないかとも思うのだ。

    「正義」は、時に暴走するものなのかもしれない。

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    2024年05月10日
  • 正義の行方

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    30年以上前に起きた女児2人殺人事件…飯塚事件について、それに関わった人たち(警察官たち、被告人の妻、新聞記者、弁護士)からのインタビューをもとに書かれたノンフィクション本。

    それぞれに一生懸命生きていて、信じる正義がある。誰も悪くない(確信犯もいるかも?)のに状況が重なって冤罪かもしれないことが起きてしまうのはなぜなんだろう。
    ラスト、被告人の妻がまだ警察の正義を信じていることに驚き。様々な経験を経てそこに至った理由を知りたいと思った。

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    2025年10月22日
  • 正義の行方

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    東の足利、西の飯塚と言われるDNA鑑定に基いて犯人逮捕に至った殺人事件のうち、飯塚事件を取り上げてる。捜査を行なった警察官、被告人の妻や弁護士、事件報道した記者達の視線で淡々と真実に辿り着こうとしているので読み易い。ただ納得いかないのは、被告人の再審の手続きを始めた直後に刑に処せられた点。当時のDNA鑑定は今ほど正確でなく、そう告げた教授の指摘に、警察上層部は難色をしめす。その背景には全国的にDNA鑑定を普及させようとする意図が働いていたらしい。早くに刑に処したのも冤罪を恐れての事かと、どうしても穿った見方をしてしまう。警察官の不祥事は後を引かない。今一度襟を正して頂きたい。

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    2025年08月26日
  • 正義の行方

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    92年に九州で小1女児二人殺害事件。怪しいとされた男が逮捕された。DNA鑑定でもクロとなるが、科捜研と大学では違う鑑定結果が。裁判の行方は。

    読みやすいノンフィクション。警察のやり方に「やはり」問題があったと思わせる。終盤に有名な大物が登場する。

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    2025年05月29日
  • 正義の行方

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    映画をみたので、読んでみた。
    映画の詳細版、といったところか。
    ウィキペディアを見ると、これ以上の情報が書かれている。
    どれが真実なのか、考えるのはアナタ次第、といった所か。

    警察に対する不信感というのは以前からあるが増した事は確かである。

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    2024年12月21日
  • 正義の行方

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    ネタバレ

    女児2人の遺体が山林で発見された飯塚事件。

    容疑者は意外にも早々に浮上した。
    決め手の1つがDNA鑑定。
    今でこそ高い正確性を持つが、この頃の精度は高いとは言えなかった。

    DNA鑑定が決め手となった冤罪事件、足利事件と同じMCT118法で鑑定された。

    別のDNA鑑定では、一致しなかった。

    断定できる決定的な証拠がないにも関わらず、総合的判断で死刑が言い渡された。早すぎる死刑執行。

    鑑定ノートや証拠の捏造、隠蔽、改ざん。
    目撃証言誘導の可能性。
    検察や警察の不正は火を見るよりも明らかだった。
    ところが、再審請求は認められなかった。

    昨日読んだ、青木俊「潔白」(フィクション)の内容とこ

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    2024年12月20日
  • 正義の行方

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    ネタバレ

    「死ぬ前に一個お願いを聞いてくれて、というのがあって。そのときに、あの朝なにがあったのか、というのをですね、どこかにカメラがあって、巻き戻してですね、みせてほしいな、と。どんな感じで、本当に彼だとすればですよ。違う人だったらどうするのか、衝撃ですけどね、どっかのカメラからね、これが本当でした、っていう。30年間巻き戻して。」

    宮崎元記者の言葉が、もう本当に読んだあとの気持ちそのまま。関係者は誰もが一度はこう思ったのではないか。

    DNA鑑定の事件捜査への導入や予算獲得に向けて警察庁が動いていた時期と重なったこと、同じ鑑定方法をとった足利事件が冤罪となったこと、証言の誘導、証拠の捏造を疑われか

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    2024年12月04日
  • 正義の行方

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    ノンフィクションだからこそ、ひとつひとつの言葉に重みがあって生々しさを感じる。

    1992年2月福岡県飯塚市で少女二人が誘拐され、殺害された飯塚事件である。

    30年以上前に起きた殺人事件が、2022年にNHKで放送され、2024年映画にもなり、こうして書籍化しているということは、この飯塚事件は死刑判決が確定し、判決から二年後という異例に早い段階で執行されているということ、しかも久間は最初から絞首台に上る直前まで否認を貫き通していたことだ。

    当時は、詳細を知らずにいた。
    歳月が経っても、自分の中の正義を信じているというそれぞれの思いを知った。
    真実はそれぞれにあって、それぞれが主張している。

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    2024年10月28日
  • 正義の行方

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    うーん、こういう作品は重たいけど共感すると一気にのめり込んでしまう。実話に基づく為、読後色々調べてしまった。これだから読書はやめられない。

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    2024年10月13日
  • 正義の行方

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    なぜか刑事モノの小説だと思い込んで読み始めたから途中でノンフィクションと気付いて驚いた。
    様々な立場から事件は語られ、でも結局のところ真実はいまだ分からぬまま。
    それぞれの正義によって語られていることだけは伝わってきて、だからあれは違うだろう、これが本当だろうという気持ちも一切起きずただただ耳を傾けることしかできない。
    打ちのめされる、そんな感じに。

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    2024年10月11日
  • 正義の行方

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    当事者たちの口から飯塚事件について語られ、事件の「真相」が明らかにされるほど、その取り返しのつかなさにクラクラしてしまう。もう後戻りはできないからこそ、この顛末を未来に繋げるしかなくて。しっかりしてくれ、裁判所。前例とかプライドとか全部かなぐり捨てて。

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    2024年09月29日
  • 正義の行方

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    前情報なしだったのでフィクションだと思ってたら、まさかの真実だった!

    もし本当に冤罪で死刑にされていたら、、
    こんなに恐ろしいことはない

    疑わしきは罰せず
    じゃないの?

    今のようにDNA検査とか監視カメラとかが発達していなかったのももちろんあるけど、警察側の人間性って部分で不信感を抱いた。。

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    2024年09月27日
  • 正義の行方

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    私は割合と、新聞、テレビなどの中の人は信用できない、と思っている。
    組織として走り出したら、そのお先棒を担ぐ以外の機能を持たない人が多い、と思っているからだ。
    良心や、独自の価値観などを持ち合わせている人に務まるような、あるいは志望されるような会社ではないと思うからだ。

    この本の終わりに、自らの出した記事、見出しについて、「今ならあんなことはやらなかったと思う」という記者さんが登場する。
    メディアにも、そういう人がいるんだなと。捨てたもんじゃないな、と思った。

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    2024年07月03日
  • 正義の行方

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    いま世界では死刑廃止が多数である
    ただ、どうしても被害者サイドとして考えると目には目を。という感情が未だに消せない事に居心地の悪さを感じてもいる

    とはいいつつも冤罪かもしれない事件をこうやって知ると取り返しがつかない事なのはよくわかる

    一つの事件でも"それぞれの正義"という視点で見せられると果たしてどう自分の中の落とし前をつけたら納得できるのだろうと逡巡してしまう

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    2024年06月27日
  • 正義の行方

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    32年前に起きた少女2人の殺人事件、いわゆる飯塚事件の映画を元にしたというノンフィクションである。
    すでに犯人として死刑にされた久間三千年は最後まで無実を主張した。
    警察の立場から、弁護人の立場から、そして目撃者や妻も証言する。
    一番不思議に思ったのは、その事件の3年前に近くで同じく行方不明になっていた少女の遺体が、久間容疑者へのポリグラフ検査から発見された事だ。

    正義とは何なのか?
    戦争を起こした人たちにも正義はあり、立場によって正義の価値観が変わる…
    でも、誰かが嘘をついていたはずである。
    それが誰なのか、何のためなのか、どうして急いで処刑されたのか、疑惑が残る事件である。

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    2024年06月21日
  • 正義の行方

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    ネタバレ

    正義というものについて考えさせられることがあり、タイトルを見た時に「誰のどんな正義についての話だろう?」と興味を惹かれて手に取りました。

    恥ずかしながら飯塚事件というものを全く知りませんでした。名前は聞いたことはあったもののその事件の概要や、裁判・判決・死刑執行、更にその後の再審請求など全く知らず。(ドキュメンタリー映像もあるのですね)
    司法における異例の事態といっても言い過ぎではない展開には息を呑みました。第二次再審請求の判断がほんの2週間前ほどにでたということもネットで知りさらに衝撃を受けました。

    事件が起きた頃がDNA鑑定導入の黎明期だったことや足利事件とのからみなど、この時期でなけ

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    2024年06月19日