早乙女ぐりこのレビュー一覧

  • 珍獣に合鍵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     中高一貫の私立校に勤める奏の、仕事とプライベートが描かれていく。真面目な性格の奏は、男子校という環境の中で多くの葛藤を抱えながらも、職務を全うしようとする。その一方で、職場の管理職と不倫関係にあり、さらに学生時代に想いを寄せていた相手と交際している友人とルームシェアをしている。実家の両親からも一人前として扱われず、奏には無条件に受け止めてもらえる場所がない。
     そんな状況に置かれた奏を思うと、読んでいるこちらまで息が詰まり、苦しくなる。それでも、最後に奏が本音をぶちまける場面では、自分のことのように爽快な気持ちになった。
     奏の言葉を聞いていると応援したくなるが、本来それは特別なことではない

    0
    2026年04月22日
  • 珍獣に合鍵

    Posted by ブクログ

    とっても読みやすい。
    そして、ハッピーエンド!
    嫌なやつは嫌なやつだし、嫌なやつか?と思ったやつも良いやついたし
    良い意味できれいに、丁寧に、まとめられてる。
    なのでサクサク進む。
    映画化とかもしやすそう!

    0
    2026年04月12日
  • 珍獣に合鍵

    Posted by ブクログ

    読みやすかったです。
    ずっとハードな展開で恋愛も家族も仕事も読んでいてしんどいですけど奏のひたむきさにも芯の強さにも救われて一気読みでした。
    早乙女ぐりこさんは普段エッセイを描かれているとの事なので、表現の仕方が分かりやすく話に没頭しやすかったです。

    0
    2026年03月08日
  • 珍獣に合鍵

    Posted by ブクログ

    私は女性メインの職場で働いて来たので
    俯瞰して読んでいたが苦しくなった。

    「美しければかぐや姫みたいに消費されるし、
    醜ければ馬鹿にされる。」
    若い時はこの呪いに悩み、もがき、えらく
    縛られて頑張っていたように思う。

    嫌な思いをする人も多いだろうけど、
    男性にも女性にも何かしら考えさせられる
    物語なのでは無いだろうか。

    0
    2026年05月02日
  • 珍獣に合鍵

    Posted by ブクログ

    最悪な社会を、多少の脚色を加えて構成した、よくある現代社会派小説。

    この本を読んでなお「女はヒステリー」「女は他責」という感想を持つ男性とは話したくないです。

    確かにこの物語は女性から見た光景しか描かれていないかもしれないけれど、そういう文学今までなかったですよね?
    わたしはこの主人公とはまったく境遇が異なるけれど、奏の苦しみの想像がつく共感できるひりひりした空気感を感じることができるくらいには、日本で女性として生きています。
    ここで描かれているそれぞれのパーツは、「あるある」でしかない。
    ブチ切れてマイクを投げる、基、極度の緊張で手が滑ってマイクを飛ばしてしまうところには勇気をもらいまし

    0
    2026年04月14日
  • 珍獣に合鍵

    Posted by ブクログ

    全然大丈夫じゃないのに「大丈夫」と自身に言い聞かせる。
    そうやって頑張ろうとしていても小さな絶望感に襲われる毎日。
    そりゃ嫌気も差すわ、と読んでいるこちらの胃がキリキリした。
    生きるうえで《自衛のための無関心》がどんだけ重要か分かってしまうから、この作品は辛い。
    ホント自分の居場所は自分で作らないとね。

    0
    2026年03月28日
  • 珍獣に合鍵

    Posted by ブクログ

    たまたま手に取ってみた小説。教師のやるせない気持ちが、読んでいてモヤモヤします。でもそれがいい。最後もありきたりな終わり方でしたが、個人的には好きでした。誰が味方で誰が敵か、読んでいて最初わからないので、そこも面白かったです。

    0
    2026年02月28日