早乙女ぐりこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ中高一貫の私立校に勤める奏の、仕事とプライベートが描かれていく。真面目な性格の奏は、男子校という環境の中で多くの葛藤を抱えながらも、職務を全うしようとする。その一方で、職場の管理職と不倫関係にあり、さらに学生時代に想いを寄せていた相手と交際している友人とルームシェアをしている。実家の両親からも一人前として扱われず、奏には無条件に受け止めてもらえる場所がない。
そんな状況に置かれた奏を思うと、読んでいるこちらまで息が詰まり、苦しくなる。それでも、最後に奏が本音をぶちまける場面では、自分のことのように爽快な気持ちになった。
奏の言葉を聞いていると応援したくなるが、本来それは特別なことではない -
Posted by ブクログ
最悪な社会を、多少の脚色を加えて構成した、よくある現代社会派小説。
この本を読んでなお「女はヒステリー」「女は他責」という感想を持つ男性とは話したくないです。
確かにこの物語は女性から見た光景しか描かれていないかもしれないけれど、そういう文学今までなかったですよね?
わたしはこの主人公とはまったく境遇が異なるけれど、奏の苦しみの想像がつく共感できるひりひりした空気感を感じることができるくらいには、日本で女性として生きています。
ここで描かれているそれぞれのパーツは、「あるある」でしかない。
ブチ切れてマイクを投げる、基、極度の緊張で手が滑ってマイクを飛ばしてしまうところには勇気をもらいまし