高遠ちとせのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ普段読まないジャンルだけどプレゼント企画で当たったので読んでみたら、とても良い作品だった。
デビュー作らしいが文体も癖がなく読みやすく、物語に引き込まれてサクサク読めた。
気になった点。
東京の祖母がどうなったのか。
公子さんのことをなぜ「おばあちゃん」と呼ばないのか。翔のように真面目な子なら「おばあちゃん、公子おばあさん」などと呼び分けそうなのに。
敢えてなのだろうけど都道府県の明記がないのでどこが舞台なのかわからない。方言から東北かなと思ったけれど八重浜で検索しないと、東京から新幹線ということしかわからない。
3人の少年少女の描写はとても良かったです。
読後感爽やかでした。 -
Posted by ブクログ
母を亡くした小六の翔は、父も心労で病に倒れたために母の実家に預けられ祖母と叔母と暮らすことになる。
慣れない田舎町での生活と寂しさになんとか奮い立たせて明るく振る舞う翔。
その町には同じ学年に万引きを奨励する身持ちの軽い母と暮らす大也と義父から暴力を受ける美波がいた。その2人は、クラスでも孤立していた。
学校からの帰り道、祖母の家に近いアパートに住んでいる大也と言葉を交わしたことをきっかけに距離が縮まる。同じアパートには美波の家族も住んでいた。
美波は叔母からサーフィンを習っていて、翔も叔母に勧められていたが乗り気ではなく、大也が一緒に教えてもらいたいと言い出してから3人は次第に心を近づけて -
Posted by ブクログ
田舎ののどかな海沿いの町が舞台の物語。綺麗な装画のイメージで、美しい友情物語かと思いきや…なかなか重めな内容だった。
親の死、DV、シングルマザー、貧困、窃盗、ヤンキーの脅しなどなど(まだまだあります)、2クラスしかないような田舎の学校で、こんな色々起こってしまうの?という位、問題が盛りだくさん。
ちょっと詰め込み過ぎな気はするけど、大人の都合に振り回されながらも、自分の好きなことや仲間をみつけて前を向いていく姿は、キラキラしていて前向きな気持ちになる。
サーフィンはやったことがないけど、立ちはだかる波をやりすごすか、立ち向かうのか。自然相手のスポーツから、きっと学ぶことがあるのだろうなと思っ