山内朋樹のレビュー一覧

  • 庭のかたちが生まれるとき

    Posted by ブクログ

    庭園を眺める事はあっても、作るプロセスをじっくり見た事は無いかも。
    職人さんの世界は芸術家の世界なのかな。

    そのような世界で生きていく選択肢もあるよって、子供達に学校で教えてあげれば良いな。
    ロジックだけが全てではなくて感性が大切だと。
    それを評価する術は学校教育には難しそうだけどね

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    2024年03月16日
  • 庭のかたちが生まれるとき

    Posted by ブクログ

    通常、庭を見るときは「幸か不幸か」もう出来上がってしまっている。
    出来上がるためのプロセス、どの要素がどんな順序で何と関係してできていくか。
    それをつぶさに記録した本。
    と言っても、作庭技術というよりは思考法に近い。
    親方の指示は「〇〇してみて」、という「てみて」話法(これは不確かさという手触りを感じた時だったり)、「てやる」話法(無情物に対しても情を偶有する「偶有情物」としてとらえる)などという、ような。
    そして出来上がった庭も、
    「つくられることではじめて、つくらなくてもよかったものになる」と。
    図面に書いてあることを実現するだけがものづくりではない。なかなかにハードであり、楽しくもある本

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    2024年03月04日
  • 庭のかたちが生まれるとき

    Posted by ブクログ

    庭が美しいと思う
    では、なにが美しいのか

    石は地下で繋がっていて、自由だけど自然は統一されているという庭師の言葉が素敵だった

    「石から石へと移りゆく視線が布石全体の大きな流れや、より小さな組や対の動きや、石のない余白の上を滑る。視線はあるところでダマになり、ふたたび走る。多様な外観のなかに繰り返す線や形態の類似が感知される。一度類似が感知されると、繰り返しが感じられる場所をスキャンするように視線が飛び移る」

    石の流れ、が少しわかったような気がした
    大切な リズム 、 繋がり 、
    今後、庭に行くときっと見方が変わると思う。

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    2025年01月02日
  • 庭のかたちが生まれるとき

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、庭園と庭師をテーマにした本。そして詩学と知恵ともある。こちらは文体を表しているといえる。

    庭園と庭師というのは、なかなかニッチなテーマであると思う。
    本書で取り上げられるのは京都にある庭園だが、庭園自体は日本中にあるし、観光などで行ったことがある人も多いと思うが、ぼくもちょっとした観光用の説明を覗くくらいで、くわしくは知らない。
    庭師に関しては接することが少ない、というかぼくはまったくないので、どちらにしろ知らないことばかりなので、興味深かった。

    とはいえ、それがおもしろいかどうかはまた別の話ではある。庭園や庭師の情報を載せるだけなら観光パンフレットで充分である。
    そこで、著

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    2023年10月30日