クダマツヒロシのレビュー一覧

  • ヤバい実家

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    何の前知識無く購入しました。
    てっきり、はやせ氏とクダマツ氏の共著怪談集かと思いきや、はやせ氏の取材活動をクダマツ氏が文章化したものでした。
    「別冊文藝春秋」に不定期掲載されたものをまとめた1冊。

    はやせ氏の著書は、文章がYouTubeチャンネルでの語りの面白さを上回りはしないのですが、これは文章ならではの面白さがありました。
    クダマツ氏の文章が非常に綺麗で、セリフも美しいので、はやせ氏が登場しているのにはやせ氏ではないような、不思議な感覚になります。

    特に「岡山最強の拝み屋夫婦」では舞台が岡山の山深い集落というのもあり、「黒い蔵」では最後のはやせ氏の洞察の鋭さもあり、十代の頃に、夢中で横

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    2025年10月29日
  • 令和怪談集 恐の胎動

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    淡々とした語り口で怖さが強くなるような気がした。
    けっこう怖いはなしが多かった。
    日常が異界に近くなるような。
    『五号棟の張り紙』『訪問者』『透明トンボ』『サカキレイコ』『球体X』『モルダー先輩』『燃える家その一』『燃える家その二』
    ニュースになってそうな実話怪談ばかり。
    悪いことなんてなにもしていないのに、異界が忍んできて取り込まれる恐怖みたいなのがめちゃくちゃ強い。
    『訪問者』なんて特にそう。死へ引っ張っていこうとする訪問者。『サカキレイコ』『球体X』『モルダー先輩』は霊なのか異星人なのか不思議なはなし。
    『燃える家』シリーズは情念と怨念の塊。どれも一級品だと思った。

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    2024年03月30日
  • 令和怪談集 恐の胎動

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    ネタバレ

    怪談を読み過ぎて。
    怪談を聞き過ぎて。
    何回目かな?
    みたいな話も何話かあった。
    面白い話ほど、何回も出会う。
    ……嬉しい。
    令和怪談と銘打ってるけど、時代感がない話が多かったかも知れない。

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    2024年06月12日
  • 怪談百忌夜行 天棺

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    ネタバレ

    パンチラインがいい。。。
    「あがれませんでした」
    「これて最後です」
    とか、言われたら頭と心に残り過ぎて。
    とても嫌だ(褒め言葉)

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    2025年08月13日