柘植雅義のレビュー一覧

  • 特別支援教育 多様なニーズへの挑戦

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    例えば同程度の視覚障害でも、点字の有無や周囲の援助によってできることが大きく変わる。「障害」とは、個人要因だけでなく環境要因を含む活動制限の程度と理解すべきで、制限と付き合って暮らす「共生社会」を目指すべきという。特支教育も紋切型にではなく、生徒の障害を理解し、ニーズに寄り添い個別に行われるべきだ。知的障害なき発達障害の増加に鑑みると、今後の特支教育の場は通常学級である。本書の強調する「個々の教育的ニーズに向き合う」必要性は特支だけでなく、全児童生徒について言え、今後の教育を理解する手がかりになるだろう。

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    2018年07月22日
  • 学校でのICT利用による読み書き支援

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    ICT利用による読み書き支援について学ぶなら、大変有用な本。複数の執筆者により、いろいろな観点から実践事例などが集結している。

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    2017年12月26日
  • 学習障害(LD) 理解とサポートのために

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    非常に豊富な情報が概観できる素晴らしい内容。
    特に、アメリカでの取組・研究が具体的に紹介されているのがありがたい。特別支援教育が目指す先まで含め、広範囲に具体的に書かれている。

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    2013年05月09日
  • 外国人の子どもへの学習支援

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    恒常的に外国人の子どもが
    複数人在籍する学校であれば
    ある程度のノウハウの蓄積はあるだろうが、
    そうでない地域の場合、戸惑いばかりが広がり
    ひいてはその児童に充分な支援ができないことが
    容易に想像できる。
    そんな自治体、学校にとっては
    大きな指針となる本である。

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    2023年09月03日
  • 発達障害の子を育てる親の気持ちと向き合う

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    子どもたち、そして彼らを支える保護者への中川信子先生(をはじめとする著者の方々)の深い愛情と信念が伝わってくる一冊。

    言語聴覚士である中川先生を筆頭に医師、保護者、教師、フリースクール、福祉などさまざまな立場の著者たちが、子ども(当事者)を一番近くで支えることになる保護者をどうサポートしていくか、どのように寄り添い、いつ、どんな内容の情報を伝えていくかなどについて、さまざまな実例や社会制度の紹介なども用いて解説している。

    中には東京独自の制度についての話もあり、読者(私含む)の住む地域にはそのまま応用しにくいケースもあろうが、そこからは現状のリソースをどう活用していくかという現実的な話にな

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    2022年12月20日
  • 特別支援教育 多様なニーズへの挑戦

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    「特別支援教育」を知りたくて手にした1冊。
    詳しく知ることができました。

    特別支援教育の歴史から、現代における課題認識まで。
    細かく丁寧に書かれており、Inputが多かったです。
    特に地方分権下における先進的な事例や、海外との比較など、大変、参考になる点も多くありました。

    教育に関わる方は是非、手に取って頂きたいし、
    著者の課題認識から、各自身のおかれている状況を
    評価し、周りの方と目線を合わせ、向き合うということが、大切だと思います。

    著者が語る「どの国よりも障害者に優しい国」、
    そして「障害があるかないとかではなく、すべての人にやさしい国」に
    自身も今後、心に刻んでいきたいと感じまし

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    2014年03月23日
  • 学習障害(LD) 理解とサポートのために

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    計算は速いのに文章題になると意味をつかめない。
    英会話は得意なのに簡単なつづりの間違いを繰り返す…。
    知的には遅れがないのに、特定の学習に困難を示す子どもたちがいる。
    学習障害(LD)といわれる範疇にあるか、それに近い子どもたちである。
    通常の学級で学習している彼らへの効果的な支援のためには、本人だけでなく親や教師ら周囲も対象とするサポート体制を築くことが必要だ。
    新しい教育への取り組みを模索する。

    [ 目次 ]
    第1章 学習障害(LD)とは何か(定義と判断をめぐる問題;ニーズによって支援を決める ほか)
    第2章 学ぶ側のニーズ(ディスクレパンシー;得意を伸ばしますか、それとも

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    2011年04月03日
  • 特別支援教育 多様なニーズへの挑戦

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    小学校が横浜市で普段はみんなと同じクラスで授業受けてるけど月1くらいで特別な教育を受けられる施設が併設されてたけど、横浜市が進んでたのか
    知らなかった

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    2024年09月17日
  • 学習障害(LD) 理解とサポートのために

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    日本における学習障害児支援の実態についてアメリカとの比較で論じた本。2002年初版と20年近く前の本になってしまうが、現在でも参考になる部分の多い本である。
    アメリカの個々のニーズに沿う教育形態が全く問題ないかと言われればそうではないだろうが、画一的な教育を旨とし、インクルーシブ教育の導入が進まない日本教育にとってすれば学ぶべきことは多いだろう。
    特に最終章で挙げられた「ニーズ、サイエンス、パートナーシップ」の標語は教育を考えるうえで非常に重要になる概念であると思う。

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    2020年08月05日
  • 発達障害の子を育てる親の気持ちと向き合う

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    子どもに携わる様々な立場の人が執筆されていて、現在の流れが非常に分かりやすい。また、専門職が陥りがちなマイナス面についても書かれており、肝に銘じておきたい言葉があった。

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    2017年03月15日
  • 特別支援教育 多様なニーズへの挑戦

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    特別支援教育の概論を示されている。

    内容としては、
    特別支援教育が生まれる前から歴史的な観点から
    最近注目され始めたことに関して
    進めていくための施策や取組
    教室での指導
    日本の国際的立ち位置
    今後の展望と課題

    現在で考えられる内容を包括的に説明されていた。
    新たな何かに出会えるわけではないが、
    現状を把握するための本としてはくどくもなくよかった。

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    2013年08月07日
  • 学習障害(LD) 理解とサポートのために

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    やや内容は固い(難しい)印象を受けるが、LDを取り巻く(特に教育)の世界での状況や、日本の歴史(変遷)が分かる。
    また、端的にではあるが、さまざまなケースが紹介されている。LDを肯定的に捉える一助になると思う。

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    2011年08月11日