柘植雅義のレビュー一覧
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例えば同程度の視覚障害でも、点字の有無や周囲の援助によってできることが大きく変わる。「障害」とは、個人要因だけでなく環境要因を含む活動制限の程度と理解すべきで、制限と付き合って暮らす「共生社会」を目指すべきという。特支教育も紋切型にではなく、生徒の障害を理解し、ニーズに寄り添い個別に行われるべきだ。...続きを読むPosted by ブクログ
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ICT利用による読み書き支援について学ぶなら、大変有用な本。複数の執筆者により、いろいろな観点から実践事例などが集結している。Posted by ブクログ
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非常に豊富な情報が概観できる素晴らしい内容。
特に、アメリカでの取組・研究が具体的に紹介されているのがありがたい。特別支援教育が目指す先まで含め、広範囲に具体的に書かれている。Posted by ブクログ -
恒常的に外国人の子どもが
複数人在籍する学校であれば
ある程度のノウハウの蓄積はあるだろうが、
そうでない地域の場合、戸惑いばかりが広がり
ひいてはその児童に充分な支援ができないことが
容易に想像できる。
そんな自治体、学校にとっては
大きな指針となる本である。Posted by ブクログ -
子どもたち、そして彼らを支える保護者への中川信子先生(をはじめとする著者の方々)の深い愛情と信念が伝わってくる一冊。
言語聴覚士である中川先生を筆頭に医師、保護者、教師、フリースクール、福祉などさまざまな立場の著者たちが、子ども(当事者)を一番近くで支えることになる保護者をどうサポートしていくか、...続きを読むPosted by ブクログ -
「特別支援教育」を知りたくて手にした1冊。
詳しく知ることができました。
特別支援教育の歴史から、現代における課題認識まで。
細かく丁寧に書かれており、Inputが多かったです。
特に地方分権下における先進的な事例や、海外との比較など、大変、参考になる点も多くありました。
教育に関わる方は是非、...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
計算は速いのに文章題になると意味をつかめない。
英会話は得意なのに簡単なつづりの間違いを繰り返す…。
知的には遅れがないのに、特定の学習に困難を示す子どもたちがいる。
学習障害(LD)といわれる範疇にあるか、それに近い子どもたちである。
通常の学級で学習している彼らへの効果的な支援のた...続きを読むPosted by ブクログ -
日本における学習障害児支援の実態についてアメリカとの比較で論じた本。2002年初版と20年近く前の本になってしまうが、現在でも参考になる部分の多い本である。
アメリカの個々のニーズに沿う教育形態が全く問題ないかと言われればそうではないだろうが、画一的な教育を旨とし、インクルーシブ教育の導入が進まない...続きを読むPosted by ブクログ -
子どもに携わる様々な立場の人が執筆されていて、現在の流れが非常に分かりやすい。また、専門職が陥りがちなマイナス面についても書かれており、肝に銘じておきたい言葉があった。Posted by ブクログ
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特別支援教育の概論を示されている。
内容としては、
特別支援教育が生まれる前から歴史的な観点から
最近注目され始めたことに関して
進めていくための施策や取組
教室での指導
日本の国際的立ち位置
今後の展望と課題
現在で考えられる内容を包括的に説明されていた。
新たな何かに出会えるわけではないが、...続きを読むPosted by ブクログ -
やや内容は固い(難しい)印象を受けるが、LDを取り巻く(特に教育)の世界での状況や、日本の歴史(変遷)が分かる。
また、端的にではあるが、さまざまなケースが紹介されている。LDを肯定的に捉える一助になると思う。Posted by ブクログ