直塚大成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
数年レビューを書き続けていますが、まぁ、文章力は上がらないし、うまく書けたためしはないし、もうちょっとどうにかならんかね、と思って、タイトルに引かれて購入してみました。
プロのライターが素人に、ライターになるための極意を教えていくよ、という企画のもの。
今回めでたく選ばれた素人さんは、九州大学の大学院に通う学生さんとのこと。そもそもが賢い人やん、と思ってしまいますが、こういった企画に応募しようとする気概が素晴らしいわ、と読み始めました。
本書はフリーのプロのライターになるための文章の書き方にとどまらず、考え方、構成の仕方、クライアントとの関係、取材をさせてもらう際の大切なこと、インタビューの仕方などなど盛りだくさんで、惜しみなく田中さんの経験や知識を、直塚さんに伝えているという点で、素晴らしい本でした。
プロのライターになるわけではなく、ちょっとうまく文章を書けるようになりたいと思って手にとった私からすると、盛りだくさんすぎる贅沢内容だし、ライターって大変と認識を新たにしたのですが、ライターになりたい人以外にとっても、勉強になる内容だったと思います。
「素直に書く」ということがいかに難しいか。
どんなに興味がないテーマでもクライアントから依頼があれば、仕事(作品)として仕上げなければいけない厳しさ。
そして、最後に直塚さんが完成させた仕事で参考にした書籍の多さに、恐れおののきました。もう研究者やん・・・と。
当初直塚さんが田中さんに「とりあえず書いてみて」と言われて提出した文章は、私には全然何が言いたいのかわからなかったのですが、田中さんはそんなとっ散らかった文章(失礼)からも真のテーマをちゃんと見出し、「こう言いたかったんなら、こうしないと」というように教えていて、「これぞ、プロ」と思わされました。
一年にわたる田中さんからの「授業」の末、前述した本書最後の企画の直塚さんの仕事(=文章)が、当初の文章と全く違っていて(私にはずいぶんとスッキリとした文章になったなという印象)、この企画の成果をひしひしと感じました。
いや、本当に、プロのライターにはなりたいとは思わないし、こうやって、書きたいことを書きたいだけ、誰に読まれるとも意識せずに書いていきたいという思いは変わらないのですが、大変に勉強になる本でした。(けれど、読んで満足、あまり意識をしていないので、文章は相変わらずのレビューになりました) -
Posted by ブクログ
ネタバレ文章のテクニック的なことではなく
文章を書くときの心構えについて
非常に為になる話がたくさんあった。
心に残ったことを3つ書きたい。
1つ目は、文章を書くときは
この人すごい!と思われたいとか
そんな承認欲求はすぐ読者に伝わってしまう。
誠実に書くこと、素直に書くことが
キャリアを積んでも大切だと書かれてあった。
これは仕事でも人間関係でも大切だと思う。
文章は文字を通じた
コミュニケーションなのだと思う。
会話のコミュニケーションと同様に
素直さや誠実さが大切なのだと感じた。
2つめ。文章を1つ書くには
あちこち寄り道したりすることもある。
これも仕事と一緒だなと思う。
成果に目が行きがちだけど、
その成果を出す為には
いろんな寄り道がある人の方が多いと思う。
一次資料にあたって文章を書くこと。
最後に静かな文章を心がけること。
書きたい=言いたい=うるさいにつながる。
調べて、こんなことが分かって、驚きました。
私はこう思うのですが、
あなたはどうですか?というスタンス。
相手が知りたいこと、読みたいことを書く。
・素直さ、誠実さ
・寄り道をすること、たくさん調べること
・相手が読みたいことを書く
文章を書くときは
このあたりを気を付けて書こうと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレプロのライターが講師で、生徒役として将来プロのライターを志す学生が応募で選ばれ、マンツーマンの講義の様子をライブ形式で本にまとめたもの。
テーマに沿って、学生が書き上げた文章にプロが注釈をいれる。
以下、まとめ
※いい文章には決まって「感動のへそ」がある
・「感動のへそ」が明確な文章は、多くの人間に響く
・「感動のへそ」を作るには、内容に「序列」をつけなくてはいけない
・「感動のへそ」を作るっていうのは、「誠実に対象と向き合い、素直に書く」ということ
・「感動のへそ」はフィクションであってもいい
・感動は、実は「捏造」してもいいし、心の中で湧きあがる「願望」でもいい
・「誠実に対象と向き合い素直に書くこと」は、必ずしも「ありのままの事実を書くこと」とは限らない
→ライターっていうのは、「こうだったらいいな」ということを書いていいんです。
・書き手の切なるものに触れた時に、人の心は動く、そして心動かされるという体験をくれた書き手のものを、人は読みつづける
※「仮説を立てる」
・出発点は、「当てずっぽう」でいい「?」を追いかける
・仮説とは、ひとつのテーマ、あるいは着眼点をもって深掘りしていくときの「飛び石」みたいなもの
・知らなかった事実が見つかって、また別の仮説が立ったと、まるで飛び石へと伝い歩くように変容していってもいい
・最終的にどう着地させたか?→「調べて書いた文章」大切なのは、変容した仮説が芋づる式につながっていること
他、超具体的なレクチャーが多数あり、なるほど、と心の中から納得出来た。