三船いずれのレビュー一覧

  • 青を欺く【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    何者かになれないと諦め、空っぽな自分を誤魔化すようにウソを重ねる千太郎と、そんな千太郎の凄い所を皆に知ってほしいと奮闘する霧乃。そんな二人が、先輩と後輩、役者と監督という関係を通じて仲良くなっていく姿がとても素晴らしかったです。映画を作成する過程で、脚本担当の石田や演技指導してくれる桜の考え――『目』を知ろうと思考を巡らせる千太郎がかっこよかったです。ウソの果てにあるホンモノを掴める日がやってくるのか? 彼らの今後も観てみたいと思わせてくれる熱い作品でした!

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    2025年07月19日
  • 青を欺く2【電子特典付き】

    ネタバレ 購入済み

    このお話し、ラブコメなのか、青春群像劇なのか、どちらなのかと思っていましたが、取り敢えず今のところは後者みたいですね。

    クライアントからの依頼を受け、夏休み期間中に遠征しての撮影を2件達成したメンバーたち。
    どんな事にも夢を見て真剣になれる人生で二度とない季節、でも現実には各個々人の内面の問題や、雫と城島らとの年齢差による人生の岐路へのタイムスケジュールの違い、等々…。

    今回は桜はるかメイン回でしたが、次は石田か白宮姉妹か、或いは…。
    次巻の予定内容では、他の招集メンバーも含めて2グループに分かれるようですが、霧乃雫と城島千太郎とが別組になるのは見たい様な、見たくない様な…。

    #ほのぼの #切ない

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    2024年04月28日
  • 青を欺く【電子特典付き】

    ネタバレ 購入済み

    このお話し、城原千太郎と霧乃雫とのラブコメなのか、桜はるかと石田鉄人を加えて自主映画を舞台にした青春劇なのか、別に気にする必要も無いのかも知れませんが、何だかもの凄~く気になります。
    霧乃雫の映像作品に賭ける想いは本当だろうし、城原に向ける想いもフィルターが多くて掴み難いけど…、城原の方も小6のトラウマからウソで塗り固めているし、素直じゃないキャラばかりで、まぁ面白い。

    取り敢えず、城原は自転車のサドル高さを戻すぐらいの工具は携行しようね!

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    2024年04月25日
  • 青を欺く【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    自分のフォローの幅が狭いからかライトノベルで自主制作映画を題材にする、という作品は聞いた事がなかった(もしあったらごめんなさい)。
    嘘つく事の才能と、それをそっくりそのまま演じる事に結びつけてしまおう、というアイディアが面白い。
    映画制作も一筋縄ではいかず、暗礁に乗り上げつつ進む姿に熱さがある。今しかないこの瞬間に、これ以外無いというぐらいムキになれ。そんな言葉は出て来ない。が、それぐらいに背中を叩かれた気がした。
    残念な点が一つ。作者は文章が上手いのだから説明文的な文章は削って、台詞や行動で描写するだけでも十二分に伝わったのではないか。あるシーンはそのせいで興醒めした。

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    2025年10月13日
  • 青を欺く【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    情景描写が素敵だなぁと思ってたけど、霧乃の葛藤を読んで心情表現までスゴかった。映像制作や役者をモチーフにする作品を小説で表現するのは難しそうだったので、どんな結末に着地するのか期待してたけど、気持ち良い青春小説でした。

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    2023年12月30日