NHK「笑わない数学」制作班のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文系の自分にとって、数学はモヤモヤした霧の中にあるもので、これまでも『フェルマーの最終定理』、『四色問題』、『宇宙際タイヒミュラー理論』など何冊か読んできましたが、その場では理解できるものの全体像が掴めずにいました。
タイトルである『笑わない数学』は、番組名としては知っていましたが、書籍化された際にこれは面白そうだ、と手を伸ばしたのがきっかけ。
本で取り扱われているテーマは、素数、無限、四色問題、フェルマーの最終定理、確率論、ガロア理論。目次を見て、「知っている/知らない」で分類して、素数から読み始めたのですが、程よく難しくて、何度も読み返しました。この「あとちょっとで手が届くのに届かない -
Posted by ブクログ
NHK番組『笑わない数学』を再構成して書籍化した本。数学者が向き合ってきたいくつかの難問(素数、無限、四色問題、フェルマーの最終定理、確率論、ガロア理論)を取り上げ、一般にわかりやすく解説している。本書の大きな特長は、幅広い人が楽しめるように作られている点である。親切な補足説明があったり、数学者の努力に焦点を当てた物語が含まれたりして、数学が得意でない人が楽しめる部分もあれば、難しい概念を紹介したり、具体的な証明を載せたりして、本格派の人を飽きさせない部分もある。高校までの数学では習わないような、数学の興味深さと難解さを同時に味わえる一冊となっている。
本書から学んだこと
- グラフ理論の有