ソーシキ博士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ以前、2021年の夏、インディーゲームの実況をしていたソーシキ博士が、小説すばるでインディーゲームに関する連載を始めるということで自分も小説すばるを購読し始めたんだった。
ずっと続くのかと思っていたのに一年ほどで終わってしまっただけでなく本人も活動を休止してしまって、実況データやTwitterなどを消去して、現世とのつながりを全て断ち切っておやすみに入ってしまったのでそこそこ心配していた。
と思ったら突然この連載が本になる、しかも専用のTwitterアカウントまで開設して宣伝しだしたのでおやすみが終わったかと一瞬思ったが、そういうわけではなかった模様。まあ、それは別にいいけど。ゆっくり休んでも -
Posted by ブクログ
ネタバレ私自身インディーゲームが好きだし、いくつか遊んできたので興味深く読ませてもらった。Steamのストア画面で見るだけででも出会えるであろうインディーゲームの中でも、異色の作品になりそうなものが著者なりの解釈を添えて紹介されている。
学びを得たりハッとさせられることも十分あるだろうが、それは著者というより、題材とされたインディーゲームによる部分が大きい。読み物としてとても面白いのだけど、どうにも本全体で何を伝えたいのか纏ってこなさそうだなぁと読み進めていた。後から気づいたのだけど、これは連載の単行本化だったらしい。なので、それも無理ないことかなぁと思う。あるいは、僕がある程度インディーゲーム、特に -
Posted by ブクログ
ネタバレ大量のインディーゲームの渦の中に「突然現れた話のわかる友人」を探し、年に400本以上プレイしていたという著者のエッセイ集。
紹介されているゲームは(たぶん)かなりマイナーな短い物が多く、かつゲーム性はシンプルだ。しかしその中身は…延々トイレの水を流し続けるとか、危篤の祖母と会話するとか、マリオのパロディとか多岐にわたりすぎている。
著者にとっては、ゲームプレイは制作者やゲームそのものとの出会いであり、対話なのだ。ある種「くだらない」ゲームでも、作者の悲痛な体験が元になったようなゲームでも変わらず淡々と向き合い続け、対人そのもののようにコミュニケートしているのが面白かった。