平岡瞳のレビュー一覧

  • ゆうぐれ
    丸い囲みに描かれる夕暮れ時の平和な日常。
    季節は恐らく春とか秋のように暖かく穏やかな頃に思える。その一方で、丸い囲みはまるでそれが世界のごく限られた一面であり、その外にある悲しみや汚さを意図的に排除しているような構図にも映る。
  • ゆうぐれ
    派手な絵本ではないが、絵も文も質が高いと感じました。本の佇まいからもこだわりを感じる。子どもに読むと、じっと絵を眺めてくれる。
  • まいごの てがみ
    最初のページ、最後のページにハガキが挟んであります。雨でぬれて読めなくなったハガキ、その内容を推理するような絵本です。絵柄も素敵ですし、話の内容もとても楽しめます。
  • ゆうぐれ
    2y1m14d
    大人向けの綺麗な絵本だけれど、2歳の息子もお気に入りでゆうぐれ!ひとみ!とタイトルも作者さんの名前も覚えていた。
    ふわりとあそぶと読むと、ちょうちょも!と暗唱していた。
    子供達が帰ってきているシーンでは、ただいまーしてる!と言ったり細かい絵を楽しんでいた。
  • ゆうぐれ
    ゆうぐれは、優しく人の影をのばして…
    見上げれば烏の親子。
    柔らかく揺らすそよ風に蝶々も帰るのか…
    オレンジ色の背景に電車のなかの人も家へ帰るのか。
    やがて、家にあかりが灯り、だんだんと暗くなって。
    おひさまがゆっくりと山の彼方へ帰っていく。


    ほっとするのは家に帰ったときだろうか。
    ゆうぐれに背...続きを読む
  • ゆうぐれ
    平岡瞳さんの描くゆうぐれは掠れたような白い点々が光の粒にも見えるし、擦り切れた古いフィルムのようにもみえる。
    懐かしくて、切ない。
    一日が終わっていく。
    何かあった日も、何もなかった日も。
    帰るお家がある安心感。
    そしてそれは永遠じゃないから尊い。



  • ゆうぐれ
    本当に夕陽が差し込んでいるような鮮やかなオレンジの絵が美しい。本の見返しも始まり側はオレンジでお終いの方は濃紺と夕焼けから夜を表現していて素敵です。
  • まいごの てがみ
    雨に濡れて字が消えてしまったハガキを、
    くまの郵便屋さんが懸命に届け先を見つけようとする。
    森の住民の暖かさにもホッコリする♪