Payaoのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作の『それでも光に手を伸ばす』も大好きでしたが、個人的には今回の『欠けたまま満ちる』のほうが、さらに好きでした。
前作が、苦しい夜の中でそっと手を差し伸べてくれるような本だとしたら、今作は、傷や欠けた部分を無理に治そうとせず、そのまま一緒に生きていく方法を教えてくれるような本でした。
読んでいて何度も、「ああ、このままでもいいのかもしれない」と思えました。強くならなくても、全部を乗り越えなくても、完璧に立ち直らなくてもいい。欠けた部分を抱えたまま、それでも人はちゃんと満ちていける。
Payaoさんの文章は、きれいごとだけではなく、弱さや寂しさまでちゃんと知っている人の言葉だから、すっと心に入ってきます。ページをめくるたびに、自分でも言葉にできなかった気持ちを代わりに見つけてもらったような感覚がありました。
前作が好きだった人にはもちろん読んでほしいですし、今ちょっとだけ生きることに疲れている人にも、そっと渡したくなる一冊です。
前作より、さらに好きでした。 -
Posted by ブクログ
心に響くフレーズが本当に多い作品でした。
特に刺さったのが、
〇お互いがそれぞれの「好き」を大切にしながら"ひとり上手"である関係性が健やかだと思う。
〇どちらかが「孤独を埋めるため」に相手に依存するのではなく、自立した心同士が向き合える関係が理想。
という部分です。
誰かを大切にすることと、その人に依存することは違う。
自分の好きなものや、自分自身の時間を大切にしながら、自分の心を自分でも満たせる。
そのうえで、お互いの世界を尊重しながら一緒にいられる。
そんな関係性が、とても素敵だと思いました。
この本を読んで、誰かとの関係だけではなく、自分自身の「好き」や「楽しい」といったことも、もっと大切にしていきたいと思いました。
自分の軸を持ちながら、それでも誰かと支え合える。
そんな人になれたらいいなと思わせてくれる一冊でした。 -
Posted by ブクログ
静かな夜…暗闇のなかで
そっと灯る光のような言葉たち
夜の静寂のなかで 1ページずつ大切にめくると
そこに散りばめられていたのは
切ないくらい優しく 愛おしい言葉たちだった
どんなに深い暗闇の底にいても
どれほど寂しさに包まれる夜があっても
消えてしまいそうな かすかな光を信じて
もう一度 そっと手を伸ばしてみたくなる
言葉のひとつひとつが
傷ついた心にそっと寄り添い
「大丈夫だよ」と静かに
抱きしめてくれるような温もりを感じる
ページを開くたび 自分の心の
一番柔らかい場所に触れた気がした
眠れない夜や
ふと立ち止まりたくなったとき
何度もそっと開きたくなる
宝物のような作品だった