Payaoのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
傷の癒えるスピードよりも、新しい傷ができるスピードの方が早く、
信じていた何かはいつのまにか届かない所へと消え行く。
そんな日々であっても、やっぱり生きることに決めたからには多少の幸せを見つめていたい。
そのためのしなやかな強さを、弱さがもたらす強さを、Payaoさんの文章から受け取った気がする。
1つ1つ慎重に紡がれたことの分かる静謐な文章は、そっと寄り添い、時に身を包み、時に背中を押してくれるようであった。
ここには書かないが、あまりに多くの文章が心に染みわたった。
ふと足が進まなくなった時、前が見えなくなってきた時に、改めてここに戻ってこようかと思う。 -
Posted by ブクログ
前作の『それでも光に手を伸ばす』も大好きでしたが、個人的には今回の『欠けたまま満ちる』のほうが、さらに好きでした。
前作が、苦しい夜の中でそっと手を差し伸べてくれるような本だとしたら、今作は、傷や欠けた部分を無理に治そうとせず、そのまま一緒に生きていく方法を教えてくれるような本でした。
読んでいて何度も、「ああ、このままでもいいのかもしれない」と思えました。強くならなくても、全部を乗り越えなくても、完璧に立ち直らなくてもいい。欠けた部分を抱えたまま、それでも人はちゃんと満ちていける。
Payaoさんの文章は、きれいごとだけではなく、弱さや寂しさまでちゃんと知っている人の言葉だから、すっと心に入ってきます。ページをめくるたびに、自分でも言葉にできなかった気持ちを代わりに見つけてもらったような感覚がありました。
前作が好きだった人にはもちろん読んでほしいですし、今ちょっとだけ生きることに疲れている人にも、そっと渡したくなる一冊です。
前作より、さらに好きでした。 -
Posted by ブクログ
心に響くフレーズが本当に多い作品でした。
特に刺さったのが、
〇お互いがそれぞれの「好き」を大切にしながら"ひとり上手"である関係性が健やかだと思う。
〇どちらかが「孤独を埋めるため」に相手に依存するのではなく、自立した心同士が向き合える関係が理想。
という部分です。
誰かを大切にすることと、その人に依存することは違う。
自分の好きなものや、自分自身の時間を大切にしながら、自分の心を自分でも満たせる。
そのうえで、お互いの世界を尊重しながら一緒にいられる。
そんな関係性が、とても素敵だと思いました。
この本を読んで、誰かとの関係だけではなく、自分自身の「好き」や「楽しい」といったことも、もっと大切にしていきたいと思いました。
自分の軸を持ちながら、それでも誰かと支え合える。
そんな人になれたらいいなと思わせてくれる一冊でした。 -
Posted by ブクログ
payaoさん、知らなかったけどXで200万人以上に共感を呼んでいる人気詩人だとか。
audibleで評価が高く聴いてみた。
心がしんどくて追い詰められている時に、ハードル低く受け取れそうなメッセージが多く感じて好印象だった。
好きな言葉
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自分の救い方を見つける
自分を浄化する場所や人を見つけとく
丁寧に暮らすことが心の盾になる
洗濯した服、洗われた食器などの生活の中にある美しい瞬間
人の心を本当に救うものは合理性や生産性とは無縁なところにある
好きなものや趣味がなければ、好きなものを探す日々を楽しめばいい -
Posted by ブクログ
【人間関係に悩み、ひとり反省してしまう人
自分を犠牲にして他人を優先してしまう人】向け
人と関わって傷いた日々も、無駄ではないのだと肯定してくれる本。
どれだけ自分と向き合い続けてきたか、その深さが深ければ深いほど、他人を思い大切にできるのだという言葉に今の自分が肯定されているようで嬉しい。
大人になって魅力を感じる人は、見た目とかではなく、品性がある人。
私も品性を磨き続けていきたい。
◾️心に残った文章
人は自分と向き合った深さまでしか、他人と向き合えないのだとも思う。
長い夜の底で、自分の弱さや醜さと対峙した時間。
その孤独な潜水の深さの分だけ、他人の悲しみを汲み取れるようになる。
そう思えば、今ここにある寂しさも、いつか誰かを深く愛するための美しい伏線のように思えてくる。
人の魅力とは結局品の良さに行き着くのではないか。
自分の醜さをどう扱うかというのが品の良さ。
嫌いな人の不幸を娯楽にしない、自分の寂しさを誰かへの支配にかえないこと。