グウィンダイヤーのレビュー一覧

  • 戦争と人類

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    人類と戦争の関りについて、人類の起源からさかのぼり、文明を築くとともにどのように変化していったかを論じている。
    また本書は歴史というマクロの視点のみでなく、各戦争の実相がどのようなものであったか当時の戦いに参加した個人の手記を手掛かりにミクロな視点も付与しようと試みている。

    本書の良い所は決して客観的に人類と戦争を見て第三者として評価する姿勢ではなく、この世界に住む一市民としてどうにかこの禍の連鎖を断ち切りたいという切実な願いの元に、我々には何が起こってきたかを書いていることだ。

    私が本書を手に取ったのも、2023年現在でもウクライナ戦争とイスラエル紛争という大きな戦禍が進行中であり、一向

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    2023年12月29日
  • 戦争と人類

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     『戦争』に関しての解像度を上げる入口として、とても秀逸な本、人類史を上手くからめつつ、いわゆる『戦争』というものがどう変化していったのかがわかる。
     『孫子呉子』を読んだ後、近代の戦術に興味が出て手に取ったが割と正解だったとおもう。戦術の前に戦争そのものの解像度が上がった気がするし、下手な単純化に陥らずに済んだ気がする。
     著者がロンドン在住のカナダ人のため、アジア方面の話題は控えめだが、オウム真理教の名前があり、あれはやはりテロだったんだなあと、いささか背中が寒くなった。

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    2025年05月09日
  • 戦争と人類

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    人類がどのように争い、戦争をしてきたのかを先史時代から現代にいたるまで記載している。
    この100年で戦争の仕方が急激に変わってきている。今後どうなるかわからないが争いをやめることはなさそうだ。

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    2024年05月01日
  • 戦争と人類

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    人類の戦争の歴史を知ることができたのと、核戦争になったら助からないなと思える一冊だった。
    ただ私が勉強不足なので昔の歴史を良く知っていればもっと面白く読めるかも。
    私はネットで頑張って検索して読んだが。笑
    ただ核戦争は現在もこれからも絶対起きて欲しくないと思った。

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    2024年01月28日
  • 戦争と人類

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    面白かった.世界史の類はどうも苦手意識を覚えてしまう自分でもすらすらと読めた.

    原始の狩猟採取時代から現代に至るまでの人間同士の争い(戦争)を巨視的に描いている.
    国家の樹立や技術革新など,歴史の進展とともに戦争の技術,戦術,戦略がいたちごっこのように進化し,現代まで脈々と続いていることがよく理解できた.

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    ・戦争は人類特有の愚かな行為なのか?
    →No. 現代の文明を持たないヒトやその近縁種でも集団間の戦争は起きている
    →生物の生存競争方法の表出。生命は与えられた環境で最大限の繁殖を試み、結果環境の収容力を超える

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    2024年01月13日
  • 戦争と人類

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    人類も所詮動物であり、争いはする。
    しかし殺し合うところまで行ってしまうのは、他の動物と違うところだと思いながら読み進めた。

    改めて、人類歴史は戦争の歴史でもあることがわかった。
    ロシアのウクライナ侵略やイスラエルとパレスチナの紛争がクローズアップされているが、大国同士の世界大戦は、この75年発生していない。
    そう言う意味では、歴史から一定程度学んでいるのかもしれない。ただ、大戦とは言わないまでも、紛争は起こっているし、その質も変わってきている。もしかしたら、今までと異なる要因で、導火線に火がつくかもしれない。

    まえがき
    第ー章 戦争の起源
    第2章 実戦のありさま
    第3章 戦闘の進化(紀元

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    2023年12月18日
  • 戦争と人類

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    人類史を説明して、平和に至る道を模索する。正に私のライフワーク。早速手に取った。が、なんか違う‥‥。

    第1章冒頭から、「(人類は戦争を)受け継いだのだ。人類のもっとも遠い先祖も戦争をしたし、進化の隣人であるサルも戦争をする」と断定している。私の人類史の理解と大きく違う。戦争は文明を手に入れた時、初めて人類が生み出したものではないのか?

    著者は新しい学説として、これを紹介しているが、私には説得力なかった(根拠は長くなるので省略)。著者略歴は、英国軍事アナリストでジャーナリストだった。なんか納得。

    前提が違うので、最後の平和に至る道は眉唾なのだけど、軍事専門家だけあって、文明史における戦争史

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    2023年12月17日
  • 戦争と人類

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    星4なのは、私が理解できなかった部分がたくさんあったからです。私の知識が増えたら星は変化します。
    今起きている戦争の原因も分からないのに、戦争を批判・悲嘆していていいのだろうか、と思っていた時期に刊行されました。
    結局ぼんやりとしたまま読み終えましたが、理解できた部分があるだけ有り難いです。

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    2023年12月09日
  • 戦争と人類

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    人類史における戦争の歴史について書いている本である。
     
     個々の戦争の善悪といったことには触れてない。戦争の「進化」については、多くの章をさいて書かれている。また、最後の章には、人類が「戦争を止める」ことの可能性について触れている。
     そう、「それでも努力をやめる理由はない」。これは大事だ。

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    2024年03月26日
  • 戦争と人類

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    ヒトが「戦争」を行い出したのはサルの頃からだが、狩猟社会から農耕に移行し、かつ遊牧民族が生まれた頃から酷くなったらしい。

    考古学的な証拠もあるのだろうが、全体に、風が吹いて桶屋が儲かった感じが漂う。
    戦争の歴史がどのように変わって来たのかという著述は面白かった。「核」が生まれて全てが変わった。
    その先は正直判らない。
    何つて、核保有国の多くが、決して理性的とは思えないところが何より怖い。

    戦争を止める唯一の?方策が、国の主権をより上の、ぶっちゃけ今で言うと国連に預けることだと言う結論らしいが、その常任理事国の、著者の言うところの唯一農村ゲリラが国を作ったRPC で、どれだけ恣意的に利用して

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    2024年02月28日