岡野大嗣のレビュー一覧

  • うれしい近況

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    かわいい装丁に素敵なタイトル。
    岡野さんの作品は日常を切り取った歌や、音楽に関する歌が多くて、私は特に日常の歌が好き。それからたまにグサっと刺さる短歌もあって、それも好き。
    ふとしたときに思い出して、ふふってひとり微笑みたくなるような、そんな短歌たちだ。

    裾がいい服を着ていく今日たぶん俯きがちなわたしのために(90ページ)

    今回いちばん好きだなぁと思ったのはこの短歌。やらなきゃいけないことだとか、悪い結果がみえているときだとか、落ち込むことはあるけれど、自分にしかわからない、小さな好きや希望をこっそり携えて出かける。そういう時ってあるよなぁ、と思った。
    これからうつむきがちになりそうな日は

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    2023年10月16日
  • 時の辞典 365日の短歌

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    かなり前に買っていたのだが、ちょこちょこ読んでぴんとこずしまってあった。
    さっきふと、少し開いていた棚からこの歌集が見えて、ちゃんと全部読んでみようと思い立って読んだら、なんだか前とは違って感じられた。こういうのも短歌の面白いところ。自分の状況や心持ちが変われば、読み方も大きく変わる。
    刺さらない短歌ももちろんあったし、ハッとさせられたり、自分なりの景色が浮かんだりして、心がものすごく揺れ動くわけではないけれど、心の機微に触れる短歌もたくさんあった。
    初めて読んだときに真っ先に開いた自分の誕生日の短歌が、一番刺さっているから不思議。自分の生き方、在り方を見ていてくれたような気がして、すっと心に

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    2026年05月21日
  • うたたねの地図

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    インスパイアトーキョーのイベントで、購入
    短歌だかでなくてシーンもあるので
    いつもと違う景色と読むのにとても合ってた気がした(旅先で読んでた)
    なんかでも短歌のリズムが合わせにくいのが多かった気がした?

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    2025年12月23日
  • うたたねの地図

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    いいなと思った歌

    精肉と鮮魚のあいだ姓と名を
    区切る空白みたいな通路
    →見慣れた違うもの同士を関連づける視点がおもしろい。

    燃え殻を浮かべたままのプラバケツ
    ゆうべの声を水にとかして
    →散文がなくても手持ち花火のことだとわかったと思う。余韻がある。

    大型の天使のような白い犬
    小型のころの面影のまま
    →子犬のころだったら普通で読み流してしまうところ、小型と表現することでズレが生まれている。

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    2025年09月01日
  • うたたねの地図

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    ネタバレ

    短歌と散文でサンドし合っている感じの本。散文は思い出なのか現在なのか空想なのかよく分からないというか、それらが混ざりあって特定を故意に避け続けるようなあいまいな文章で好みではなかった。「うたたね」だからそういう感じなんだろうか。「サイレンと犀」はいいなと思ったんだけど、この本は短歌も直感的にわかるものが少なくて句跨り?も多くてあまり刺さらないなと思った。

    後ろ手に歩くんですね初めての星をなじみの近所みたいに

    この歌だけすごく気に入った。夏に一服の爽やかSF感。

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    2025年07月26日
  • うたたねの地図

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    大好きな歌人さんのひとりで、表紙と一首目からやはり良い……と思ったんだけど一首目を超えてくる歌が個人的にはなく残念。全体を通してわかりやすい、伝わりやすい歌が少なかった印象。正直に言わせてもらうと、散文、いる?と思ってしまった。


    夏という季節がありまして終わりをさびしがるものでした

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    2025年01月27日