岡野大嗣のレビュー一覧

  • うたたねの地図

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    いいなと思った歌

    精肉と鮮魚のあいだ姓と名を
    区切る空白みたいな通路
    →見慣れた違うもの同士を関連づける視点がおもしろい。

    燃え殻を浮かべたままのプラバケツ
    ゆうべの声を水にとかして
    →散文がなくても手持ち花火のことだとわかったと思う。余韻がある。

    大型の天使のような白い犬
    小型のころの面影のまま
    →子犬のころだったら普通で読み流してしまうところ、小型と表現することでズレが生まれている。

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    2025年09月01日
  • うたたねの地図

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    ネタバレ

    短歌と散文でサンドし合っている感じの本。散文は思い出なのか現在なのか空想なのかよく分からないというか、それらが混ざりあって特定を故意に避け続けるようなあいまいな文章で好みではなかった。「うたたね」だからそういう感じなんだろうか。「サイレンと犀」はいいなと思ったんだけど、この本は短歌も直感的にわかるものが少なくて句跨り?も多くてあまり刺さらないなと思った。

    後ろ手に歩くんですね初めての星をなじみの近所みたいに

    この歌だけすごく気に入った。夏に一服の爽やかSF感。

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    2025年07月26日
  • うたたねの地図

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    大好きな歌人さんのひとりで、表紙と一首目からやはり良い……と思ったんだけど一首目を超えてくる歌が個人的にはなく残念。全体を通してわかりやすい、伝わりやすい歌が少なかった印象。正直に言わせてもらうと、散文、いる?と思ってしまった。


    夏という季節がありまして終わりをさびしがるものでした

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    2025年01月27日