うたたねの地図

うたたねの地図

1,980円 (税込)

9pt

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“どこにでもある眺めとここにしかない眺めが交錯する”

これまで取りこぼしてきた日々の感情を忘れないために短歌を詠む、人気歌人・岡野大嗣さん初の短歌×散文集です。
さまざまな場所をテーマに、
短歌を詠むときのまなざしから生まれた散文とたね(短歌が出来上がる前のメモ)、150首の短歌をもとに、〈夏のとある街〉を作りました。
今まさにその場所にいるような、その場所とつながっているような感覚になれる新しい本。
さまざまな場所と出合いなおすことで、
短歌と散文、感情が響き合って、懐かしさとともに新しい風景があふれだします。
ぜひ、短歌の世界と歌人のまなざしを追体験しながら
うたとたねをヒントに、夏のとある街の地図を心に描いてお楽しみください。
※装画・挿絵:中村一般さん

<岡野大嗣さんよりコメント全文>
タイトルに「夏休み」と入れておきながら僕は、夏があまり得意ではありません。
命の危険を感じる暑さからも、ただ生き延びることにやたらと意味を浴びせてくる光からも、なるべく距離を置いていたい。
でも、夏にふと感じる、ほっとするようなさびしさとは握手をしたくなります。
暑さを逃れて立ち寄った本屋さんで迎えてくれる涼しいインクのにおい。信号待ちの日傘に感じるなつかしい気配。
図書館の片隅で空調の音に包まれてめくられるページの響き。
この本には、そんなさびしさが集まっています。
時間はたっぷり百年用意しました。
いくらでものんびりと、この街で涼んでいってくださいね。

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うたたねの地図 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文章と絵をしみじみと味わえる一冊。

    感想とはちょっとちがうけど、この本を手に取った時に、かなり行き詰まっていて、救われた一冊。

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    全然わからない。
    何が書いてあるのか。
    何を詠んでいるのか。
    岡野大嗣さんって、もっとわかりやすい歌を詠まれていた気がするのだけど。
    とても不思議な世界観の本。
    既定の型にはまらない作品集。
    タイトルからして不思議です。
    「うたたねの地図」~百年の夏休み
    散文も、詩でもないし、エッセイでもないし、小

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    どこでもない街と、誰でもないひと。
    過去も現在も未来も同列につながり、夏というループの中に100年ぶん閉じ込められる。
    そこでは、わたしたちを隔てている身体も、意識も関係なく自由に飛び回り、小学生にも、ポメラニアンにも、猫にもなれるし、「あなた」も思うことができる。

    この本に一人称は、ない。

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

    散文と短歌が交互に現れ、短歌が生まれるきっかけや流れが感じられるような構成が素敵です。
    広がりゆく情景、深まる想い。短歌集を読むことに慣れていない身には、気負いをするりと解き放してくれるようで、とても助かりました。

    0
    2025年04月02日

    Posted by ブクログ

    なんとなくフィーリングで手に取って、フィーリングで鑑賞。短歌と、短歌っぽいけどなんか違う不思議なレイアウトの文章と、エッセイと詩の中間みたいな文章。
    読んだ後に確認したら、短歌と、短歌のネタと、散文という扱いだったみたい。

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    表紙やイラストが夏らしくてとてもかわいい。
    今回は短歌だけでなく、短歌のタネと散文も収録されていて、岡野さんの感性に新しい形で触れられるのがよかった。
    特に短歌のタネは、レイアウトも工夫されていて、見てよしよんでよしでした!

    去年に引き続き、今年の夏も暑すぎるくらいに暑くて殺人的だけれど、短歌にう

    0
    2024年08月10日

    Posted by ブクログ

    感想
    昨日も見たけど何か違う。一昨日もその前も同じだったのに。1日として同じ気持ちの日はない。だから今日の景色も違う。明日はどうなるのかな。

    0
    2024年08月03日

    Posted by ブクログ

    いいなと思った歌

    精肉と鮮魚のあいだ姓と名を
    区切る空白みたいな通路
    →見慣れた違うもの同士を関連づける視点がおもしろい。

    燃え殻を浮かべたままのプラバケツ
    ゆうべの声を水にとかして
    →散文がなくても手持ち花火のことだとわかったと思う。余韻がある。

    大型の天使のような白い犬
    小型のころの面影の

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    大好きな歌人さんのひとりで、表紙と一首目からやはり良い……と思ったんだけど一首目を超えてくる歌が個人的にはなく残念。全体を通してわかりやすい、伝わりやすい歌が少なかった印象。正直に言わせてもらうと、散文、いる?と思ってしまった。


    夏という季節がありまして終わりをさびしがるものでした

    0
    2025年01月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短歌と散文でサンドし合っている感じの本。散文は思い出なのか現在なのか空想なのかよく分からないというか、それらが混ざりあって特定を故意に避け続けるようなあいまいな文章で好みではなかった。「うたたね」だからそういう感じなんだろうか。「サイレンと犀」はいいなと思ったんだけど、この本は短歌も直感的にわかるも

    0
    2025年07月26日

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