時の辞典 365日の短歌

時の辞典 365日の短歌

2,145円 (税込)

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【歌人・岡野大嗣、10周年記念ベスト作品集!】
365日、その日その季節にぴったりの短歌を並べてみたら、大切な記憶のとびらを開いてくれる「時の辞典」ができました。

短歌とは、五七五七七の三十一音にことばを映して、時を掬(すく)い上げうるもの。

(3月27日)あとがきにかえて、みたいに咲いている桜 そういう気持ちの夜に
あの日、見上げた空を思い出したり。
(5月18日)方言をほころびあっていくふたり五月の川を並び歩いて
出会えた喜びに、目を細めたり。
(9月14日)沿道のコスモスざかりに押し歩く自転車 長く生きてきたよな
現在地を知って、ふと立ち止まったり。
(10月24日)ひさしぶりに食べるとおいしいねと話すあなたはひさしぶりが同じひと
かけがえのなかった瞬間に、気づかされたり。
(12月27日)ファミレスは小さな足湯 近況をどこまでさかのぼって話そうか
いつか見たい景色を、思い浮かべたり。

365日並べた短歌は、わたしたちが生きてきた「時間」そのものでした。

時の流れが止まることはありません。
けれど、忙しい日々の中で、1日1つだけでも短歌を読んでもらうことができたなら。
こぼれ落ちていった記憶を少しでも掬い上げてもらえるかもしれない。
まるで、見つからないことばの在り処を教えてくれる「辞典」のように。

そんなことを思って、この本をつくらせていただきました。

今日の日付でも、誕生日でも、たまたま開いた日でも、お好きなページからお楽しみください。
1年に始まりのカレンダー代わりに、あるいは、大切な人へのプレゼントにもぴったりの本です。

【こだわりの仕様】
・短歌は1日1ページ、1つずつ。初めて短歌の本を読む方にも気軽に読んでいただけるよう、できるだけ文字も大きくしています。
・四六版を少し細くしたサイズはT188mm × Y120mm。かわいくて、持ちやすく、読みやすいサイズです。
・カバーデザインにある鍵のフチは、キラキラのホログラム箔加工です。
・本文用紙は12色の色紙になっています。1ヶ月ごとに色が変わる、季節感ある読書体験をお楽しみください。

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時の辞典 365日の短歌 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    note主催の読書感想コンテストでライツ社の推薦図書に指定されていて読みました。感想文はnoteに書いたので、ここでは特に好きな歌を月ごとに選んでみます。

    1月7日
    爪を切る音に安心できるから伸びる時間をまた生きました

    2月8日
    かごの影きれいで自転車をとめる春より春な冬のまひるに

    3月26日

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    人気歌人、岡野大嗣さんの今までの歌集から短歌をチョイスしたベストアルバム的な歌集。
    1ページ一首を1年365日に配してあるのが楽しい。
    12ヶ月分、12枚の色の紙を使って、目に賑やか。
    私は、岡野さんのサイン本を持っているのですが、岡野さんのサインは書いていくうちに色が変わるマーブル色の色鉛筆で書か

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    短歌にハマってから本棚に一つ短歌集を

    そう思っていたらこんな素敵な本と出会いました
    こういう365日のシリーズ大好きです
    気が向くままに開いてもいいし、今日を見てもいいし、誕生日でもいい

    今日も素敵な短歌に巡りあいたい

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    365日、一日一首形式で編まれた岡野大嗣さんのベスト作品集。今日の日付や誕生日のページを徐ろに読むのも楽しいし、季節を感じられる一冊。五月に収められている短歌が好きなものが多かった。


    たやすみ、は自分のためのおやすみで「たやすく眠れますように」の意

    にんげんがひとり にんげんがふたり 五月

    0
    2025年02月07日

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