ケルト。古代ギリシア人は西ヨーロッパの異民族を「ケルトイ」(よそ者)と呼んだ。ブリトン人、ゲール人(ピクト人・スコット人)、ベルガエ人。
カレドニア(ラテン語で緑樹林の地、現スコットランド)。ピクト人(ラテン語で入れ墨の人々)。帝政ローマの侵略に激しく抵抗。逆にローマ領ブリタニアへ侵入。そこでハドリアヌスの長城。その北にアントニヌスの長城(60年後に放棄される)。
西ローマ、ブリタニアから撤退(409)。入れ替わるように、アングル人、サクソン人、ジュート人がブリテン島の中央部に侵入。住んでいたブリトン人を追い出す。アングル人の土地(イングランド)と呼ばれるように。
Godiva。マーシア伯レオフリックはコヴェントリーの領地に重税を課して民を苦しめていた。妻のGodivaが減税するよう夫に頼むと、夫は「裸で馬に乗って街を一周すれば減税してやる」と言う。Godivaは実行し、実際に減税された。ベルギーのチョコレートGodivaの由来。Godivaの心意気に目を伏せていた領民たち。しかしトムがのぞき見をする(Peeping Tomの由来, voyeurヴォイア)。
エドワード1(プランタジネット)、ウェールズを屈服させ、イングランド人による支配が始まる。ウェールズ支配の正統性を印象付けるため、王位継承第1位の王子を「Prince of Wales」と呼ぶように。
英国教会のトップは国王。英国教会の聖職者のトップはカンタベリー大司教。ドイツやスイスと違い、英の宗教改革は政治問題だったので、教義や儀式はカトリックとほとんど変わらなかった。
チャールズ2(スチュアート)。父がクロムウェルにより処刑され、仏に亡命、ルイ14による保護。侵略を繰り返していたルイ14。英議会は仏がチャールズ2と通じて、イングランドが侵略されるかもと不安に。ペストの流行。ロンドン大火、カトリックによる放火の噂から、反カトリック感情。カトリックへの改宗→審査法。
カトリック教徒のジェームズ2の即位。トーリ「賛成。議会は国王の王位継承に関与できない。国王の権限を守れ」。ホイッグ「反対。議会は王位継承に関与できる。王の権限は監視されるべき」。結局、ジェームズ2は即位。カトリック保護を打ち出すと、即位賛成のトーリも国王に不信感を持ち始めた。
ドイツ軍によるロンドン空爆。ジョージ6はロンドンに留まって市民を鼓舞。ドイツ軍のV2ロケット(世界初の長距離弾道ミサイル)がロンドンに打ち込まれた(1358回)。
ヤルタ会談。「ドイツが降伏した3か月後、ソ連は日本に宣戦する」はルーズヴェルトとスターリン2人で決められた(チャーチルは蚊帳の外)。戦後の国際秩序は米ソが主導権。
London riotsロンドン暴動(2011, August 6)。警察が黒人青年を誤認射殺。暴動・放火・略奪。失業した若者も暴動に加わる。逮捕者3000人。
※ 英国教徒が、厳格な教義を求めるカルヴァン派を「pureな人々」と呼んだことから「Puritan」。清いpureな教徒。清教徒。
※仏アンジュー家の紋章。プランタ・ジェネスタ(植物)。プランタジネット。ランカスター家(赤)とヨーク家(白)はプランタジネット家の分家。
※ウィリアム・ウォレス。スコットランドの英雄。エドワード1に敗れる。
※アイルランド併合(1801)。この時から国旗に聖パトリック・クロスが入った。
※国獣。スコットランドはユニコーン。イングランドはライオン。
※ホワイトホール。官庁街。