江崎保男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前、まったく共感できない自然保護本を読んだので、流れで読むことにしたのが、生態学者の本書です。
著者は、
<「自然は自然のままにしておけ」という考えもありますが、本当にそれでよいのでしょうか?そして自然とはなにでしょう。本書は、このような諸問題の本質を生態学的=エコロジカルな視点から、可能なかぎりやさしく紐解いてみせようとするささやかな試みです。>
とまえがきで書かれておりますが、読み出して、序章の「視点」などの導入部分は難解でした。
(ですが、この序章が一番面白かったかもしれません。)
とはいえ、本質的な部分での自然というものの定義や、地球もまた実体で我々生物個体と複雑な相互作用をしながら共に生きているという説明には大いに納得しました。
であればこそ、なおさらそれを管理するという感覚にはやっぱりなじめないものがあると再認識しました。
そして、複雑さや曖昧さをアタマに叩き込んだうえで、シンプルに捉えて論考をし、それを行動にうつしていくことが、科学者としての立ち位置なんだなと理解しました。
私は読む科学は大好きなのでサイエンティスト・マインドのようなモードになって、自然保護についてシンプルに行動にうつすよう心がけたいと思いました。ゴミ拾いや草抜きかもしれないですが…。
余談ですが、古代ギリシャの天才数学者二人、「認識のユークリッド」と、「計測のアルキメデス」のところが抜群に面白かったです。