松波龍源のレビュー一覧

  • ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考

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    メモ。

    ものごとに絶対性はなく、相対性で成り立っている。この絶対性のなさが「空」。

    人生が1回限りなのか無限繰り返しゲームなのかはわからない。そうであれば一人勝ちではなく、自己犠牲の精神でもなく、自分と他者の利益を等しく考えて協力し、妥協点を見つけたほうが、戦略としては有利なわけです。

    幸せになる可能性と苦しみに帰結する可能性を、両方きちんと認識したうえで自分の望む方向に自身を向けないと、悪い結果(苦しみ)を生んでしまいかねない。

    もし世界が「諸行無常ではない」としたらあらゆる苦しみは絶対性を持つことになる。「苦」が発生すると同時に固定されてしまう。「そうではないよ」と説くのが諸行無常。あらゆるものは相対的で、いま私たちの目の前に現れている状態は、ものごとの関係性が仮の実存として見えているだけにすぎない。

    弘法大師自身は「一人一人がより良く生きるため」という仏教の本来の趣旨を理解していた。

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    2026年01月18日
  • ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考

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    ネタバレ

    ① 世界には「絶対」はなく、すべては相対的(=空)
    ものごとには固定された本質や絶対的な意味は存在しない
    すべては変化し続け、一瞬たりとも同じ状態にとどまらない(諸行無常)
    この「絶対性のなさ」を仏教では「空」と呼ぶ

    何かを「こうあるべき」「これは不幸だ」と固定的に捉え、執着すると、
    それ自体が苦しみの原因になる。

    ② 苦しみは「出来事」ではなく「認識」から生まれる
    同じ出来事でも、それをどう認識するかで苦にも幸福にもなる
    「得られなかったこと」も、「別の何かを得ている」と捉え直せる
    すべては唯心論的──世界の意味は自分の心のあり方で決まる

    苦しみは外から与えられるものではなく、
    自分の見方によって成立している。

    ③ メタ認知が自由を生む(ログアウトする視点)
    今生きている世界を「唯一絶対の現実」だと思い込むと、右往左往する
    一歩引いて、**メタな視点(俯瞰・ログアウト感覚)**を持つことで自由になれる
    苦の渦にいるときこそ、距離を取って全体を見ることが重要

    メタ認知は、
    「避けられない苦」かどうかを見極め、
    回避策や意味の再定義を可能にする。

    ④ 「苦」を正しく認識することが、苦から離れる第一歩
    仏教は「一切皆苦」──すべては最終的に苦に向かう可能性を含むと見る
    だからこそ、苦から目を背けない
    苦を冷静に認識することで、苦を生まない行動を選べる

    苦を否定することが解決ではない。
    苦を直視することが、苦を超える道になる。

    ⑤ 過去も死も「今の認識」で意味が変わる
    過去の意味は固定されていない
    → 「今」の生き方が、過去の意味を更新する
    「他人と過去は変えられない」というのは半分だけ本当
    死もまた、絶対的な終わりではなく、関係性は続いていく
    死を「喪失」ではなく、
    束縛から解放される可能性として捉える視点が提示される。

    ⑥ 善悪・利他とは「全体最適」を目指す知恵
    仏教の善悪は、行為そのものより心のあり方を重視する
    自己犠牲は利他ではない
    自分と他者は切り離された存在ではなく、つながった存在

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    2026年01月15日
  • ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考

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    仏教の取っ掛かりとして良い本だと思う。あと著者の経歴が面白く、寺の家ではないものの、自分で寺院を作り、そこで僧侶として活動されている。

    本来仏教は苦しみから人々を救済するための哲学だったのに、江戸時代から続く檀家制度などによって、寺院が政府の骨抜きにされてしまい、仏教の教えを正しく布教することを怠けていたのでは?といつも思う。

    檀家という制度の形骸化に伴い、ようやく本来の寺の役割、仏教というものを改めて見直す良い時代になったのだと思う。

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    2026年01月03日
  • ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考

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    歴史や絵画の勉強はもちろん舞台観劇や映画鑑賞も宗教についての知見があればもっと楽しめるのに、という場面が沢山ありつつこれまで全く触れずに生きてきたが、最近色んなきっかけがあって勉強したくなり、友人が紹介してくれていた本書を手に取った。

    仏教初心者なので全てが新しかったけれど、唯心論、因縁生起、一切皆苦、三慧、「今を生きよ」の意味、などを知ることができたのが特によかった。仏教が合理的で科学的な哲学であるというのも意外だった。

    後半の西洋哲学との比較の部分はもう一回読んでちゃんと理解したい。
    とても分かりやすかったので本著の元になるラジオも聴きたいし、松波さんと野村さんがタッグを組むきっかけになった、COTENの深井さんと野村高文さんのラジオの書き起こし本(こちらも松波さんパートがある)も面白かったので、こちらのラジオも聴いてみたい。

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    2025年08月17日
  • ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考

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    すご!!
    仏教思想を現代の暮らしや問題に落とし込んで解説してくれている。

    難しい概念や用語を丁寧に噛み砕いてくれているが、ざっくりすぎるという感じでもない。

    聞いたことはあるけどよくわからない言葉、例えば唯識・唯物、形而上・形而下など、がわかって気持ちがいい。

    西洋の概念も対比させて説明してくれてるので、仏教用語や哲学用語が次々と頭に入る。馴染みのある概念から少しずつ新概念に近づく感じなのだけど、私の理解度をよくおわかりで…と不思議ですらある。

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    2025年07月03日
  • ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考

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    現代の自分たちに分かりやすい例えで、分かりやすく仏教について教えてくれる本です。
    仏教に興味がある人の入門書にぴったりなのではないかと思います。

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    2024年07月29日
  • ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考

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    a scopeを聞いていたからある程度理解できた。仏教哲学について非常にわかりやすく説明されている。ビジネスシーンのみならず、生活に活かせるエッセンスが沢山紹介されている。

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    2024年05月09日
  • ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考

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    ポッドキャストA scopeで本書の著者の松波龍源さんに興味を持ち読んだ。 西洋哲学と仏教を対比してロジカルに丁寧に説明されている。

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    2024年02月27日
  • ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考

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    人生のあらゆるものに苦の可能性があり、そこから逃れ自由になること(悟りを開くこと)を目的とするのが仏教の考え方。

    ▪️空
    全てのものはあくまで「可能性が一時的に現象として認識されたもの」であり、実態は無いということ。
    無ではない。

    ▪️諸行無常
    世の中に不変的なものや絶対的なものはなく、あらゆるものは因果や縁起によって移り変わるということ。

    真理は物事の捉え方で変化する仏教とは対立する形で、絶対的な真理があるキリスト教と描かれていたので、キリスト教の本も読みたくなった。

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    2026年05月06日
  • ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考

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    自分の認識、を軸に人生を組み立てるべき。
    あのお釈迦様ですら誰かに文句を言われていた。他の人からのアドバイスは活かせるものは活用しながら、究極「気にしない」。

    また自分の利益と、他人の利益がシンクロするものをやると自然と人生がうまくいく。

    苦しみを除き、平穏でいられることが幸せなのかもしれない。

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    2026年04月20日