文殊咲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初期は大言壮語を吐くローレルのライバルキャラかと思われていたナリタブライアンだけど、ここに来てもう一人の主人公並の重さを持って描かれ始めたね…。まあ、主人公は主人公でも闇落ち主人公タイプなのだけど……
前巻で登場が引きとして使われたウマ娘はサクラチトセオーだったようで
あのお淑やかな見た目で二人称が「そなた」だし、小難しい言葉遣いだし、おまけにチーム合流早々にカレー食べようとするとかナカナカにインパクトの激しすぎる娘だね!
ただし、あのビワハヤヒデと競っているというだけあって、レースを勝ち抜く強さも持ち合わせる人物のようで
幼い頃は皆と同じ程度に走る事すら難しかった。そんな彼女がレースで -
Posted by ブクログ
キツイなぁ…これはキツイなぁ……
ローレルは椿の読みが外れた中でも己の実力を振り絞ってリムリックに追い縋った。それでも追いつかなった事実は彼女らを追い詰めるものとなるね
勿論、ローレルが追い縋ってきた事実はリムリックに悔しさを覚えさせるものとなるけど、それだってナリタブライアンとの対決を意識し、もっと早くなければならなかったという背景がある
彼女らの真の目標がブライアンである以上はここで競り合っている時点でブライアンに勝つなど難しいという話になってしまう
その意味ではこの結果はキツいと表現する以外ない
と感じていただけに、ここで更にローレルの故障をぶち込んでくるとか鬼か?直前には勝負服を貰っ -
Posted by ブクログ
才能を持ちながら、それを腐らせていた強者が自分に追い縋る者を見て奮発し本領を発揮するという展開はベタながら良いものだね
ローレルはスノウに勝てなかった。けれど誰も引き出せなかった彼女の本気を披露させた点ではローレルのレースに意味はあったと言えるのだろうね
でも、それは敗者の側の言い訳で…。「…勝ちたかった」とこぼすローレルは少しずつ勝ちへの欲求を強くしているように感じられたよ
本作はローレルを主人公としつつ、絶対強者としてナリタブライアンを据えている。そしてブライアンはローレルなど殆ど意識していない
その為か、ブライアンを打倒せんとするウマ娘が多数登場する構図となっているね
数多の競合を抑 -
Posted by ブクログ
デビュー戦では思うような結果を出せず、続く2戦目も勝利には手が届かず
第1巻にて大言壮語を繰り返した遥かなる頂を目指すサクラローレルにとってこの敗戦は気に病むような結果ではないと勝手に思っていたのだけど、意外や意外にその状況は堪えていたようで
ローレルに憧れる者であれば彼女の強い面ばかり見ていても良いかも知れない。でも椿は彼女のトレーナーな訳で
この敗戦を受けて改めてこの2人は相棒として絆を深めたように思えたよ
初勝利を目指すならローレルの適正に合ったレースを走りたい。それがダートになるわけか
勿論、ダートなら容易に勝てるという話ではなくそこにだって強敵は居る。その代表格としてまず登場した -
Posted by ブクログ
ウマ娘関連のコンテンツは部分的に追っているけど、サクラローレルという競走馬やウマ娘については殆ど知らず。その為に本作は新鮮な気持ちで見れそう
サクラローレルの事を全く知らないとなれば彼女がどのようなタイプなのかという点に興味が湧くけれど、本作を見るに随分と大言壮語が過ぎるウマ娘のようで
未デビューである為に何者でもない時点からジュニア級チャンピオンクラスのナリタブライアンと競う気でいる
あまりに現実味が無いから夢としか思えないけど、彼女はそれを夢とは思わず現実的な目安として思い描いている。だからこそ大言壮語でありつつも、彼女の器の大きさを感じさせる言動となっているね
そんなサクラローレ