福澤克雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「敵を欺くには、まず味方から」これが諜報の要と言っていいくらい、二重三重にトリックを仕掛けていくのが本物のやり方らしい。
誰にとって誰が真の敵かつ味方なのかを見極めるのも難しい。海外のスパイ小説ではごちゃごちゃになって分かりずらかったシステムが久々に理解できた上で読めて面白かった。
薫と明美の人物像だが、女性の描き方としてもろステレオタイプの「常に笑顔・優しい・涙脆い・身体弱い・我慢強い」という、男性側の理想を詰め込んだシンプルすぎる描写でしかない点が若干納得いかないが(笑)、怒涛の野郎の世界の物語なのでまあ仕方ない。
続きがありそうな終わり方だな〜と思っていたら、あるんですね。とにかくス -
Posted by ブクログ
上下合わせての感想
ドラマ未履修でオーディブルにて読み(聞き)ました。
映像がありありと思い浮かべられるような丁寧な情景描写が良かった。
臨場感があって、ハラハラドキドキで楽しめた。
社会情勢とか、登場人物多いし複雑で難しかったけど、こんなにスルッと読めるの驚いた。分かりやすくよく描かれていたと思う。
味方だと思ってたら敵だった!って感じのどんでん返し多めで楽しかった。
キャラが立っていて良かった。ドラムかわいい。
上はスピード感があって、まだ分からないことも多くてどうなるんだろうとかなり期待できたけど、下でテントの実態が明らかになってからは、そこまでのめり込むような面白さではなかったかも