DXやモノからコトヘが流行り出してから久しいが、現場での体感としては、進化の速度が亀のように遅いのが実際のところ。
何から手をつけるべきか、得られる果実は相応なものかが見えにくいため、既知として進まないのかもしれない。
本書では、デジタルの可能性を丁寧に説明している。一足飛びに成果を出すものではなく、段階を踏む必要性を幾度と言及しており、容易ではないことを教えてくれる。挑むには長期戦になる覚悟と現時点でいいので、具体的な到達点を思い描くことからなのだろう。
一度では理解が及んでいない。読み込む必要。良書。
◉製品がデータを支える関係性に移行する
◉主導権得るためには①スコープ②ユニークネス③コントロール
◉インタラクティブデータの特長
連続的、リアルタイムor事後どちらも可、個別対象や目的で絞ること可
◉顧客数∝プラットフォームの魅力(ネットワーク効果)
◉ユーザー同士のコネクション、ユーザー自身によるニーズの可視化
◉製品はユーザー辛いデータを集める手段であり製品力が強いと精密なデータが集まる
◉製品、ユーザー両方から強みを引き出す
◉DXの4段階①社内効率化②客先データからの効率化(デジタル顧客)③新たな価値創造④コンサプションエコシステム
◉センサーは後付けできことが性質のひとつ
◉新しいデジタル機能の価値-魅力ある、説得力のあるものである必要、定量的◎
◉規模の経済→ネットワーク効果(量から質へ)
◉データが欲しいのは誰?にbizチャンス、従来顧客とは別
◉差別化が難しいモノほどコトヘ流れる、業界動向に流されず、自らポジションを取れる
◉リスク予防のサービスに保険料の向き
◉製品にセンサー→データを収集するソフトウェア→補完ネットワークの青写真、補完材の可能性