伏見七尾のレビュー一覧

  • 獄門撫子此処ニ在リ

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    これは面白かったですね。
    鬼の体を宿した少女・撫子が謎多きアマナに出会うことから始まる、京都を舞台にした奇譚。
    化け物が跋扈する京都を駆け抜ける2人の少女達の厳しい戦いの日々を描きながらも、なんとも2人の人間味を感じられる展開がとても良かったです。
    2人が徐々に親愛を交わしてゆく一種のバディモノとして見ても良き。
    また、見た目ほどは読みにくさを感じない、今回の舞台である京都の雰囲気を見事に醸し出してくる特徴的な文章がとても良かったです。とても読み応えを感じました。

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    2023年09月25日
  • 獄門撫子此処ニ在リ 4 ~狐の窓から君を見る~

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    巻ごとに新しいキャラクターが登場し、
    そこを軸に物語が進んでいく構成はこれまでどおり。

    安定感は出てきたけれど、
    既存のキャラクターの掘り下げが進まず
    ずっと戦闘続きの展開にそろそろ倦んできた感。

    もう4巻ということで、
    なにかしらの展開上の区切りとか、
    今後への大きめの目標点とか、
    なにか指標になるような軸が欲しい。

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    2025年08月14日
  • 獄門撫子此処ニ在リ

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    和風、中華風のオカルト系用語がマニアックすぎてついていけない部分があったけど昔見た平成の妖怪退治系アニメの懐かしい雰囲気も漂っていて読んでいて楽しかった。

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    2025年03月12日
  • 獄門撫子此処ニ在リ 2 ~赤き太陽の神去団地~

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    ネタバレ

    またまた始まる怪奇譚。
    今回は現世と幽世の狭間にある狂った団地でのバトル。
    最終的には天狗が相手だった。

    撫子とアマナの関係が微笑ましいと言うにはもっと切実なんだけど、見てるこっちからすると付き合いの深い恋人同士に見えてもうね、なに恥ずかしいこと言ってるんだ! さっさと付き合っちゃえよ! と言いたくなる^^まあ、二人がそれでいいんならいいんだけどさ。
    と言うことで数多のバトル場面よりも、無事を確かめ合って涙する撫子の方が記憶に残っていると言う、いやまあ、そんなお話。
    君たちもう一緒に住んだら?

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    2024年07月05日
  • 獄門撫子此処ニ在リ

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    ネタバレ

    いやこれは雰囲気あるなあ。
    京都を舞台に鬼の血を引く少女とどこか捉えどころのない飄々とした美女が妖退治を行う物語。
    ボーイミーツガールならぬガールミーツガールものであり、そんな二人がバディになる物語でもある。
    うん、こう言うの好きです。

    それぞれがそれぞれの重い事情と言うか耐えられない想いを抱えているのだけど、次第に相手に自分の弱みを見せていくところがいいね。
    ハイライトはやっぱり全てを撫子に捧げて死ぬと告げるアマナに撫子が死んでもあなたを逃さないと告げるところ。
    いやもうこれは愛の告白ではなかろうか。うん、好き。

    物語の内容にあった古風な語り口も作品の雰囲気を盛り上げている。
    これが作者

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    2023年12月30日