上島光のレビュー一覧
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“孤独の寂しさ”
孤独の寂しさを感じ、『孤独だとなぜ、寂しさを感じるのか』が知りたくてたどり着いた一冊。聞いてほしい、わかってほしい、助けてほしいけど何に困っているのかわからない、いろんな葛藤があり「話せなくなる」経験があるからこそ、他人事には思えない内容でした。
「本音を話すのは傷つけるかもしれない、傷つくかもしれない」
初めて何かをする怖さって、相当なことだと思うんです。でも、子供の頃って無邪気にいろんなことに興味を持ってあれこれやってたじゃないですか。大人になった途端、周りの目を気にしてできなくなってしまう。傷つけることも傷つくことも嫌ですが、正直、自分が傷つくことでことが済むなら -
Posted by ブクログ
上島竜平さんが急に亡くなってからの妻の光さんの心情や生活がリアルに描かれてました。
以下思ったこと箇条書き
・睡眠導入剤とアルコールの組み合わせは最悪。絶対にやめた方が良い
・寂しがりやの人見知りの亭主関白は厄介
・竜平会は上島さんのほぼ驕りで月100万かかる
・残されたパートナーの事を思うと身勝手に死を選択できないよなぁ
・財産分与できる遺書は大事
・その日の夜のことも含めてその日に至る様子のおかしい過程も書かれている
・鬱は正常な判断ができない
・少し前から旅立つ事を決意していただろう遺書
・広川ひかるさんのファンになった
・コロナ禍で直接コロナにならなくても人によっては心が病み間接的に -
Posted by ブクログ
上島竜兵さんの奥様の広川ひかるさんが竜兵さんが亡くなる間際から亡くなった後のことまで丁寧に日記のように、ご自身の気持ちを整理しながら書いているとてもまっすぐな本だった。
自殺をされてしまった親族の苦悩、あの時ああしていればこうしていれば、そのような葛藤をどうにか整理して前を向いて生きていっている、辛い心情だと思うけど素直で一生懸命な文章に何度か涙が溢れてきた。私も寅さんが好きでシリーズを何周もしているのでこの本の中で寅さんの言った言葉を、夫婦お二人で、ひかるさん一人で反芻している場面にとても共感した。
ひかるさんは竜兵さんの様子が変で、何度も病院に行った方が良いと促していたけれど、病院は絶 -
Posted by ブクログ
仕事のプレッシャーなどで弱り、なんとなく体調がいまいちなところにこの本が届く。
たかが仕事だ、私には仕事より大事な家族がいる、命を大事にしっかり生きようという気になった。
最初から最後まで、奥さんの光さんの悲しみや怒りや、そしてやっぱり愛情が溢れていて読むのが辛かった。光さんのどの感情にも納得した。
辛い辛い日々、泣けたり泣けなかったり、なんとか1日をやり過ごすこともあるだろうに、よく文章にまとめられたと思う。
竜平さんはさみしがり屋で甘えん坊で脆くて、仲間と飲み歩くのが好きだったんだね。そして10歳も年下の光さんから母親のように怒られ、守られていたんだね。
大事な光さんを悲しませたら駄目