成田修造のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ◯-□メガネがトレードマークの経済学者、成田悠輔氏の弟と言ったほうが分かりやすいかもしれない著者。兄に劣らず優秀で、慶応大学出身、ベンチャー起業クラウドワークスでCOOを10年以上務めIPOも経験している、と聞けば裕福なエリートを想像するが、本書を読んで実は壮絶な学生時代を過ごしていた事を知った。14歳の時に父が家族を捨てて失踪、母親と兄との母子家庭で暮らしとなる。只でさえ家計が苦しい中、3年後に無理が祟ったのか母親がクモ膜下出血で倒れ、半身不随となってしまう。著者は今で言うヤングケアラーとして介護に明け暮れる生活となってしまう。不通であればグレてもおかしくない環境で、兄弟共に日本を代表するインフルエンサーとなっているのは立派。
本書はそうした生い立ちを持つ著者が語る日本が抱える雇用やキャリア、教育に関する問題点、そしてベンチャー企業がそうした問題への一つの解決策として活用できるという内容となっている。終身雇用が崩壊した今、名の知れた大学を卒業し、名の知れた企業に入社し言われたこと言われた通りにしていれば人生を遅れた時代は既に終わっている。むしろ、所属企業の外にひと度出たなら通用しないスキルだけが蓄積し、気づいた時にはリストラされて途方に暮れるリスクのほうが多い。だったら最初からベンチャーでスキルをつけるのは有力な選択肢であるという。そうしたキャリアを歩んだ著者だからこそ言える説得力のある議論である。また、起業や複業も同じく有力な手段となる。インターネットの発達によって物理的な制約は日に日に取り払われている。やらない手はない。その通りだと思う。
例えばアメリカではフリーランサーの51%が大学院以上の超高等教育を受けた人達が占めるという。これまで日本では、フリーランサーといえば社会から落ちこぼれた人や適応できない人が就くとう印象であったが、今後はそれも変わってくるであろう。「チャレンジをしなければ人生を生きたことにはならない」というフレーズが印象的だった。
自分が今いる状況にピッタリの本。元気と勇気をもらった。 -
Posted by ブクログ
どんな悲劇がこの身に降り掛かってきても、そこから這い上がる精神力は、著者ほどの経験をしない限り得られないとは思うけど、自分なりに真似して活用できたら、それはそれでとても良いことだと思っています。
「逆張り」と聞くと悪いイメージしかない私ですが、冷静に考えるとその行動にも真っ当な根拠があるわけです。大勢とは違う視点から将来を見据える。その道にあるヒントは逆張りした人しか気づいていないわけですからね。つまり一人占め出来る。リターンが大きいですね。
ですが、まだまだ頑固な日本では風向きが強い。主張する場すら与えられないこともあります。主張したとて単純な意見ではなく「逆張り」な訳ですから、大半は却下されるでしょう。リスクも大きいですね。
先ほど述べたヒントが低迷した状況を覆し、上司を唸らせることが出来るのは、逆張り思考ならではの逆転力ですね。その面で言えば単純な意見では太刀打ちできない領域なのかもしれません。
逆張り思考はアドラーの心理学に少し似ている気がしますね。物は考えようみたいな。
少し前に探求学習をした際、遺伝学や心理学について触れました。
心理学を学んでいると、自己肯定感が上がるというか、リラックスできたり勇気を貰えたり、精神面でとても助けになります。
その中でも、アドラーの心理学が自分の悩んでいたことを全て取っ払ってくれました。彼の心理学の中で特に好きな部分を下に載せておきます。
出来なくて悔しんだり泣いたりすることは、人間に本能的に備わっていることだ。この感情をバネに人は成長し、苦難を乗り越えていく。偉大な経営者も、オリンピックのメダリストも、この劣等感があるからこそ上に上に進んで行ける、とても重要な感情だ。(一部省略) -
Posted by ブクログ
経済的にも環境的にもかなりの逆境だと思うが、
奨学金や自分で稼ぐ力で乗り越えており悲惨さを感じさせない。地頭の良さは生活も救うと思った。
乗り越えられたのは、人生の道筋をつけてくれた兄の存在もあったと思うが、先陣を切った兄・成田悠輔さんはどういう思考で生きていったんだろう。ちょいちょい登場する成田悠輔さんのお兄さん的側面が、兄弟フェチとしては良かった。
毎日成田さんにお弁当をつくってくれた、バスケ部の後輩のお母さんに泣けた…。なかなかできることじゃない。謝辞に入っていたのも同じ人なんだろうか。
気になった言葉
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・挑戦するからこそ逆転劇も起こる
・1%の賭け事も100回やれば6割の確率で当たる。459回やれば99%の確率で当たる。失敗とか459回やってから言え。
・戦略という言葉は、戦いを略すと書く