酒井聡平のレビュー一覧

  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    戦没者の遺骨を祖国に返すのは、英霊のためのせめてもの償いである。まだ半分ほどしか回収できていない実情に、色々なしがらみや闇を感じざるを得ない。また硫黄島から本土への通信は、父島を経由せねばならないことも知った。少しでも力になれればと感じた。

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    2024年12月16日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    映画で硫黄島の戦いを知ってから、いくつかの本を読んできたが、遺骨収集といった観点で考えたことはなかった。核密約の話も全く知らなかった。とても勉強になりました。

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    2024年12月15日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    硫黄島の戦前、戦後のことや遺骨収集活動のことなど知ることができた。
    戦時中の硫黄島を知る方の貴重なお話もあった。
    何より著者の硫黄島に対しての執念がものすごく伝わってきた。

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    2024年08月24日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    とにかく酒井記者の執念というか並々ならぬ熱意に頭が下がる、硫黄島の〝戦後〟に斬り込んだ希少なルポ。自身の渡島体験記を軸に機密資料の紹介分析、帰還兵への貴重なインタビューなど読み応えある内容。遅々として進まない遺骨収集、未だ旧島民帰島不可の現状とその理由がよく分かった。とりあえず遺骨収集集中実施期間の5年延長が決まってよかったなと。戦争の記憶を風化させまいとする筆者の今後の活動にも注目していきたい。

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    2024年08月24日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    太平洋戦争の激戦地、硫黄島。未だ見つからぬ1万人の遺骨の謎を探るべく、調査だけでなく遺骨収集ボランティアにも3度参加した記者の著書。著者の祖父も戦争関係者であったため、単なる興味本位の行動記録ではなくその本気度が十分伝わる記録であり、硫黄島の現状を知る上での一助となる作品。

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    2024年03月03日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    新聞記者による遺骨収集参加の体験記(ノンフィクション)であるが、硫黄島の戦後史を知る上で大変重要な研究書でもある。著者の執念、情熱に心打たれる。おすすめです。

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    2023年12月17日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    ミステリー小説好きだけどこれは現実のミステリー
    信じられない量の資料を忙しい仕事の合間でよくこんな華麗にまとめたなぁと感心してしまう
    ジャーナリズムがすごすぎる
    おかげで僕は本を読んだだけでこんな貴重な情報を知ることができた
    今度は硫黄島の手紙と父親たちの星条旗観よう

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    2023年12月01日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    戦没者2万人のうち1万人が行方不明という太平洋戦争屈指の激戦区硫黄島。遺骨収集に執念を燃やす新聞記者の戦い(描く。筆者は本書が初著作。

    筆者は北海道新聞の記者。遺骨収集にかける思いは伝わったくるものの、自分には文体が合わなかった。
    どうも合わなかった。

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    2023年11月21日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    ネタバレ

    北海道新聞所属の酒井聡平氏による、硫黄島遺骨発掘のドキュメンタリ作品。

    二万人以上が玉砕・戦死したという硫黄島で一万人以上の遺骨が未だ見つからないという現状、その背景、遺族の気持ち等を描く佳作。

    ・・・
    きっと皆さんも、かつての戦地に埋まった遺骨の発掘というのがどのような意味を持つのか、という疑問はあるかと思います。

    というか、なぜ硫黄島なのか、とか。

    筆者の祖父は硫黄島ではなく、連絡中継地として小笠原の父島で勤務していたという。本土から硫黄島は遠すぎて直接連絡が取れなかったためという。その父島で、硫黄島の兵士たちの最期の声(電文)を聞いた一人ということです。

    私とほぼ変わらない生年

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    2025年03月19日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    硫黄島の戦いについてなんとなくはしってたんだけど、読むことで1歩踏み込めた感じ。

    なんで硫黄島が激戦地だったのか、
    硫黄島で多くの人がなくなったけどその遺骨はどうなったのか、
    みたいなのは考えてこなかったから
    点でしかしらなかったんだなーと思った。

    硫黄島で歯止めをかけることで、自分の愛する人や日本が守られると思い、必死に戦った人たちが居て、その方々の歴史と繋がって今があるということを忘れては行けない。

    作者をここまで突き動かすエネルギーは何なんだろうか。
    祖母が父島の兵士だったったというだけでここまで動けるなんて、、、
    ジャーナリズムって人を変えられのではないかと思った。

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    2024年11月04日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    先の大戦前後からの硫黄島と遺骨収集にまつわる話がわかりやすくまとめられている。著者の収集、そして硫黄島上陸への熱意と実行力には感服する。新聞記者が書いてる割には少し読みにくい部分がある。

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    2024年09月04日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    故安倍元総理が確か硫黄島の滑走路で跪き、地面に手を当てて黙祷なさった。

    違ったっけ?硫黄島じゃなかったかな。

    このところ遺骨帰還の話をそういえば聞いてなかった。
    こんなにハードルがあったのかと、それすら知らなかった。小笠原諸島返還の時の米国との色んなしがらみがあったのか。

    いずれにしろ、誰がもはや戦後ではないと言ったのか。
    色んなところで、我が国は、全く先の大戦を総括出来ていない、終わらせていれないことが分かる。

    かの民主党政権も、そこだけはきっちりやってたんだってことは、これは驚いた。完クソだと思っていたのですみませんでした。それ分かったのもよかった。

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    2023年12月27日
  • 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ

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    筆者の強い熱意・想いがひしひしと伝わってきた。
    現在の硫黄島の状況、遺骨収集の取り組み、なかなか報道されない中、貴重なノンフィクション。

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    2023年10月21日