黒田未来雄のレビュー一覧

  • 獲る 食べる 生きる ~狩猟と先住民から学ぶ”いのち”の巡り~

    Posted by ブクログ

    魂を揺さぶるノンフィクションです。

    本人が書いているので、正確にはノンフィクション
    ではなく、自伝的エッセイとでも言うのでしょうか。

    カナダの大自然に生きる原住民に影響を受けた著者は、北海道で狩猟者、つまりハンターとして野生動物を追います。

    近年では北海道でもシカが害獣として目の敵にされています。

    もちろん著者もハンターなので獲物は主にシカではありますが、最終目的は「食べる」ために狩猟をしているのです。

    獲物を「仕留める」、そしてその場で「解体」、そして「食す」という太古より人類が営んできた行為をなぞっているのです。

    普段我々は「肉」をスーパーでパック売りされているのが当たり前と思

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    2025年08月10日
  • 獲る 食べる 生きる ~狩猟と先住民から学ぶ”いのち”の巡り~

    Posted by ブクログ

    著者がラジオで話しているのを聞いて読んでみたいと思い購入。
    体験した人にしか書けない内容を追体験させてもらいました。

    普段、スーパーで買ってきたお肉を無駄にしないように気を付け、感謝の気持ちは持てど、その動物が生きていた姿を想像することはない。きっと楽しい環境で生きていた訳ではないだろうから、あまり想像もしたくない。

    そんな風に、都会の日常には決定的に欠けている部分がある。その欠けている部分に、著者はあえて身を置いてもがいているかのようだった。

    著者は動物を狙う気持ちと殺してしまった悲しみに矛盾があると書いているけれど、私には最も自然で純粋な心の動きなのではないかと思えた。

    ちょっと不

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    2024年10月17日
  • 獲る 食べる 生きる ~狩猟と先住民から学ぶ”いのち”の巡り~

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    星野道夫の文章に似ている(著者は星野に憧れ、アラスカで彼の軌跡を追った)

    自分の中で葛藤してる(便利で不自由のない生活が幸せか、疑問を持つ)

    アラスカの原住民と交流してる(長期休暇でカヌーやナイフ造りを教わる)

    狩猟を通じ、命との向き合い方について学んだ(狩猟の醍醐味や野生動物の生命力、命の繋がり)

    NHKのディレクターという社会的に地位が高く安定した職を辞して、本格的に北海道で狩りを始めたそうだ!

    現代版、星野道夫の今後が気になる!

    是非これからも、エッセイを出して欲しい。


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    2025年05月12日
  • 獲る 食べる 生きる ~狩猟と先住民から学ぶ”いのち”の巡り~

    Posted by ブクログ

    いのち
    家畜の現状
    これは世間には知らされない

    お金が回らなくなる
    商売が出来なくなる

    見て見ぬふりをするのだ
    知識を得た上で、どのように行動するか選択する
    選択肢があることが人間の強みだと思う

    幸せをどう定義しますか?

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    2024年10月05日
  • 獲る 食べる 生きる ~狩猟と先住民から学ぶ”いのち”の巡り~

    Posted by ブクログ

    飽食の現代において、あえて狩りをする事を深い知見を得られる書籍。狩りの体験談の真新しさはもちろんのことが、もっとも特筆すべきは、文章のきめ細かさである。文字たちが踊るように輝いている。

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    2024年09月30日
  • 獲る 食べる 生きる ~狩猟と先住民から学ぶ”いのち”の巡り~

    Posted by ブクログ

    野生動物との向き合い方には色々あるだろうが、狩猟に何故か関心がある。実際には自ら手がけることはないが。
    筆者はその気持ちと行動が昂まっていることが伝わる内容で、この読書を通じて自然の凄さをこちらも感じることが出来る。まさに生前の星野道夫が写真で伝えたかった事と同じだろう。まさに今この時同じ時間に、どこかで熊や鹿や鷲が生きているという事実。

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    2024年08月02日
  • 獲る 食べる 生きる ~狩猟と先住民から学ぶ”いのち”の巡り~

    Posted by ブクログ

    自然好きの三菱商事社員経由のNHKディレクターが、拗らせてアラスカの狩猟民の元でスピリチュアルに触れ、北海道への転勤に合わせて自身も狩猟に手を染め、一旦は東京へ戻ったが、結局退職した話。

    当然だが、人は他の命を取り込まないと生きていけない。
    狩猟はそのための手段に過ぎない。
    のに、妙に神秘感を求めたり、食い物に感情移入して神格化したり、心の中で会話したり。何やっとんじゃ。

    なぜなら、それこそ「人間」だからなのだと思う。
    最初は面倒臭え、と思って読んでいたが、だんだん引き込まれた。
    ナイフを作って贈る話も好きだなあ。

    ちょっと書きっぷりが情緒的すぎてベタベタするのが好みではないが。

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    2023年10月22日