畠山織恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んで良かった!!
母親が子供の幸せを、ただただ願う姿に、序盤から早くも涙ぐんでしまいました。
子どもの「脳性麻痺」という育て辛さの原因に行きつくまでの日々が苦しすぎる……。
だけど、その後覚悟を決めた著者が頼もしい!
ママ友に気づかされたこと。
子どもの成長を共に喜んでくれる人の存在に励まされたこと。
ありがたくて、嬉しくして涙が溢れた。
子育てで苦しかった頃、嬉しくて心が震えたことを思い出して泣いて、著者やお子さんの頑張りや成長に泣いて……
悲しいやら、嬉しいやら、誇らしいやら。
もう、泣いてばかりでした。
誰かに言われたからじゃなくて、
子どもには自分で選択して、自分らしく歩みた -
Posted by ブクログ
さらっと読めて、勇気が出る。とても元気になれる書でした。大阪のきもったまかあちゃんが、自分の過去も弱みも全部を綴っている。なかなかできることではない。
p.126 なんで自分は歩かれへんのに、つかさは歩けてるのかって思ってる?そうやな。この家族で歩かれへんのはあんただけや。亮夏、義足ってわかる?それもさぁ、その人の悪やろ?例えば海外では足が欠損していて、スケートボードを使って、手手こぎながら歩いてる人も居るな。それもその人の歩くやんか。じゃぁ亮さんの歩くってなんや?車椅子…確かに義足で歩く人も、スケートボードで歩く人も、車椅子で歩く人も、自分の足で歩く人より少ないかもしれん。でも少なかった -
Posted by ブクログ
人の目を気にして、「いいこ」でいようとしてしまう。
自己肯定感が低い。
何者にもなれない自分に諦めている。
そんな自分を全力で肯定して、背中を押してくれる本。
「あなたはあなたのままでいい」というメッセージが、全体を通して力強く伝わってくる。
脳性麻痺の息子さんにかける言葉が、読者を勇気づける。
子育てに奮闘する親としても、夢を叶えたいという志を持つ女性としても、尊敬する。
「いつかまた」そう思うなら「今、すぐに」。
自分の胸の中に秘めた夢、やりたいことは、動かなければ叶わない。
今を懸命に生きている人、毎日を必死にこなしている人に。また、無力感で動けなくなっている人にも。ぜひ、この本を読ん -
Posted by ブクログ
母親と障害を抱えた子との実話です。
嫌いだった過去の自分の経験・考え・人生を反面教師にして、自分のことを好きでいられる人間に子供を育て上げてきた著者の経緯が話し言葉口調で綴られています。
「自分がして欲しかったけどしてもらえなかったことをしてあげる、されて嫌だったことをしない」
なかなか子供時代に経験してきたことと真逆のことを行うことは難しいと思いますが、著者は上記のことを徹底し、かつ敬意を持って子供に接してきていることが非常に感じられました。
著者のようにできない理由を探すのでなく、こうすれば出来るかもを考えられる強い人間でありたいなと思いました。 -
Posted by ブクログ
自分を生きる為に子供を産んで、その子が障害をもってるとわかったら、悲観にくれて自暴自棄になったり、やっぱり子を守る為に囲ったり…してもおかしくない状況で、それでもそれぞれが胸を張って自分の人生を生きることを優先する、ブレない強さを感じた。
素晴らしい自伝だと思う。けど、(他の方も書いてたように)きれいすぎるかなぁ。
息子のイメージを崩すことなく、前向きなメッセージを発信するには、ギリギリのぶっちゃけなんだろうな。
せっかく唯一無二の自伝なのに、「皆さんも自分を信じて好きに生きて!」っていうメッセージが耳タコで既視感で、ちょっと興ざめ。
軌跡や目標、行動力は、ホントに素晴らしいし、障害者の自立の -
Posted by ブクログ
重度の脳性麻痺の息子の車椅子を押すお母さんが著者。
すごい人。とてもポジティブ。
元気が出る。
この著者は、人をみて、どうふるまえばよいのか?
瞬時に判断して、上手に付き合うことができる人。
上手い。
アホになる技、私は使ったことがない。
そういう場面になったら、使ってみようと思った。
苦しいはずなのに、前向きで明るい。
尊敬。
障害は、人生に黒い影を落とすものではない。障害は、ただのわかりやすい「人との違い」でしかない。
息子の亮夏くんもとても前向き。
「苦手だと思ったことでも、もう一回やってみることをお勧めします。」
乗馬、キャンプ、パラグライダー、ヒッチハイクの一人旅。
とても勇気がある