NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)のレビュー一覧
-
鬱病を経験すると、色彩豊かな世界が灰色に見えます。
「休め」と言われても休み方もうまくわからなくて、美しい風景を見ても何も感じない、ご飯が美味しくない。自信もなく、達成感もうまく感じられず、今日を生きるだけで精一杯なのに明日のことなんて考えられなくて、次第に絶望が押し寄せるようにやってきます。
そ
...続きを読むんな自分を救えるのは、抗うつ薬でも周囲のだれかに寄りかかることでもなく、自分だけです。
そのためには、鬱病というフィルターを通して見ている世界、そして自分を知ることがたいせつで、この本には当事者の声がたくさん収録されています。
この本を読んでから、「この症状で苦しんでいる人は他にもいて、自分が悪いわけじゃなかったんだ。」と思えるようになりました。
病気に向き合うことは怖いけれど、苦しいことは苦しいと割り切って、できることに少しずつ取り組んでゆくことが、寛解へのいちばんの近道へなると信じています。
Posted by ブクログ
-
自分が、家族がうつになってしまったら…って他人事じゃない。生きづらい社会、誰だって当事者になってしまう。
Posted by ブクログ
-
わかりやすい
とても分かりやすい。
悩んでいたことの答えが書いてあり、すっきりした気持ちになりました。
-
鬱の方の目線で描かれていて
この手の本の中ではかなり十分だと思う
自分も10年以上鬱と付き合ってる身としては
泣きそうになった部分もある
Posted by ブクログ
-
罹患者の経験、専門医のアドバイスがあり、
鬱と双極症の理解が深まった。
特に、良かれと思った声掛けが
逆効果で、かえって苦しめてしまうことを学べました。
罹患者を支える良き指針になります。
家族や同僚など、身近な人が罹患したら
再読したい。
学校関係者に一読を勧めます。
励ましたり、怠けを疑ったり
...続きを読む、「進級できなかったらどうするつもり?」等と先のことを考えさせたりすることが、マイナスになるケースがあるそうです。
Posted by ブクログ
-
「身体が石のように重い」「突然体調が悪化する」「いつも何かに追いかけられている」…誰でも心が沈むことがある。たいていは心の持ちようで解消する。鬱の症状が理解されにくいのは、健全な心のサイクルにあまりにも近すぎるからでもある。快復できないのは自分のせいではない。努力が足りていないからではない。「頑張れ
...続きを読む」は言ってはいけない言葉。病気は感覚だけでは治せない。そのままの自分を、ありのままのその人を受け入れる。長い人生、いろんなことがある。思い出に変わるときがきっとくる。…幸いにも、この病にはまだ罹ったことがない。
Posted by ブクログ
-
大切な人が鬱病になり本書を手に取りました。
精神論で生きてきた自分がいかに狭く偏った考えをしていたのか知りました
相手も「どうすればいいか」はわかっていて
それなのに動けない。
わかっていることを指摘されると誰でも
歯痒く、自己嫌悪にもなりますね
「あなたの為に言っている」が いかに
思慮が
...続きを読む足りなく身勝手であるか
相手にもっと寄り添い 信頼することが大事ですね。
Posted by ブクログ