深沢隆司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
確かに、そんな経験あるある、という内容が多く、膝を打つ場面もあり、とても読みやすい物でした。SEを3,4年やっている人にはうってつけかも。
特に、「成果物だけ立派でも、メンバーの体や心を壊したりしていては、PMではない」という部分はとても共感します。自分も、これまでの業務経験の中で、そういうPMを複数見てきたので。
また、当然の事ではあるけど、「顧客に提供するのは、システムではなく、システムを使った結果のサービスである。」という意識は大切だと思う。
究極のところ、顧客の立場にたつって事だけど。
□SE/PMとは
使う側と作る側のコミュニケーションの橋渡しがSE/PM。
SE/PMの仕事 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「業務システム」の開発について
基本的なことを広く書いている。
良い点は、「IT」の個別要素技術云々ではなく、
作りに入るまえの「業務システム」のデザイン部分が書いてある点。
重要だと理解してたけど、改めて言及してもらった、
という部分は以下。
・顧客業務の徹底理解をスタートダッシュで行う。
徐々にとか、設計レビュー時に説明されてる、とか、
やっているとあらゆる面で差が出る。
・顧客業務の理解について承認を得る。
・前提条件は自分で確認する
→PMBOKの「リスク特定プロセス」のツールと技法にある
「前提条件分析」
・前提条件は確定要素、リスクは不確定要素
・どんなに簡単でも可能な -
Posted by ブクログ
プロジェクトが上手くいくために、できることは全てやる
【感想】
SEとして成果を上げてきた著者による、SEの仕事術についてまとめた話。書いてあることはまっとうなことばかりなので、納得感はある。現実的なSEの問題で考えると「いかに限られた時間・リソースで要件定義、設計を終わらせるか」という問題に帰着してくることが多い。時間をかけて、丁寧にやれば対象のプロジェクトは上手くいくことが多いが、実際はそんなに余裕がないことが多い。逆に言えば、「当然やっておくべきこと」をしっかり実践できていれば、相応の成果が出やすいのがSEの仕事ともいえる。とりわけ創造性や発想力が必要な業務は少ないからだ。本書を読み