近藤ゆたかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アニメやSFの中で常識のようになっている設定は、はたして実現可能なのだろうか?
『空想科学読本』刊行20年、シリーズの中から全面改訂し文庫化。
再録とは言え、割と新し目で馴染みのあるタイトルが多かったです。
普段より米花町には住みたくないと思っていたけれど、コナンの事件曹禺率の高さを改めて数字で表されると笑ってしまいますし、『SPEC』の『ニノマエ』の人知れない苦労は盲点でした。
何気に『金のおの銀のおの』や『100まんひきのねこ』も地味だけど面白かったです。
ただ、全体的に計算で導かれるものが多かったような。それはそれで面白いですが、是非今後も体を張った検証をお待ちしています。 -
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Posted by ブクログ
1996年、1冊の本がベストセラーとなった。
ウルトラマンや仮面ライダー、マジンガーZなど、ヒーローたちの特徴や特技を「科学的」に検証し、それが可能であるか、実際に使ったとしたらどうなるかを予想するのである。
これがなかなか強烈で、例えばウルトラセブンが空を飛ぶと体が裂けてしまうとか、身長50m・体重2万トンのゴジラはそもそも生まれることができないとか、ダメ出しのオンパレードである。
ドラえもんのタケコプターの考察もすさまじい。プロペラが起こす風と衝撃波で、頭はもちろん、身体が壊れ、タケコプターだけが飛んでいくだろうというのだ。
キャッチフレーズは「子供の夢を壊す本!」。語り口も軽妙で、著者の -
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Posted by ブクログ
子供向けの(大人が考えた)設定が正しいのか
大人になって疑問に感じ考察・検証する
というのは面白い試みだと思う。
でたらめなのは、ある程度想定できるので、
あまり真剣に突き詰めてしまうと嫌味な揚げ足取りに
なってしまいそうで、茶化す加減やユーモアで
落とすところのサジ加減が難しいと思うが。
※ウルトラマン、仮面ライダー類を再放送含め
みていた40代半ば男性の意見ですが、
こういうことはリアルタイムで夢中になっている
作品について、子供に対してやられたら興覚めなので、
いい歳した大人が遠く昔を振り返って、
子供のころ楽しんだ思い出を存分に語り合ったあと、
豆知識的に小出しにするのがよい使い方だ