岩井克己のレビュー一覧

  • 皇室一五〇年史
    明治以降の皇室通史かと思ったのだけれど、少々違った。でも、
    これはこれで面白い。

    明治以降の皇室について「皇室典範と宮家」「皇族という人々」
    「皇室と結婚」「皇室と外国」「皇室と財産」の5章に分けて解説
    している。

    小泉政権下で女性天皇・女性宮家に関する議論が行われたが、
    秋篠宮悠仁...続きを読む
  • 皇室一五〇年史
    新書で「150年史」などというタイトルは大風呂敷を広げ過ぎであろう。内容は皇室典範、皇族の変遷、結婚、外交、財産などカテゴリー別にエピソードを集めた内容である。興味深かったのは、なぜ皇室とベルギー王室が仲が良いのかという下り。ナチスに屈服し、戦争責任を問われる立場だった父の譲位を受けたボードワン1世...続きを読む
  • 天皇家の宿題
     ゼミで天皇制について発表するために読んだ一連の本の中の一冊。
     私は今まで、「これだけ男女平等が進んだんだから、女性天皇だって受け入れられるはず、女系天皇だっていいじゃない」としか考えてこなかった。それは皇室の伝統、ひいては皇室とともにあった日本の伝統について学ぼうともせず、他人事のように軽い気持...続きを読む
  • 天皇家の宿題
    「どこのプレス?名刺を出しなさい」「わたくしには関係ござい
    ませんっ」。そして、遠巻きにする記者たちの方を見ながら、
    隣を歩く妹とコソコソ話をしてはクスクスと笑う。

    きつい言葉を吐く、品のないひとだなぁ。お妃候補だけれど、
    この人はないだろうと思っていた。ところが、婚約発表の記者
    会見で皇太子殿下...続きを読む
  • 天皇家の宿題
    [ 内容 ]
    菊のカーテンの奥で何が起きているのか。
    次世代の皇室像はどうあるべきか。
    昭和と平成の二代、二〇年にわたって皇室を取材し、数々のスクープを放った記者が天皇家の苦悩の知られざる核心に迫る。
    皇位継承はどうするか、宮中祭祀と伝統はどう守り伝えるべきか。
    国民のための象徴天皇制の将来を考える...続きを読む