幸村明良のレビュー一覧

  • デッドマンスイッチ ~警視庁トリタテ係~

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    借金がある4人の刑事が結託し、死んだ強盗王が隠したと噂される50億円を探す話。

    伊達、成瀬というメイン2人のキャラクターがよく掘り下げられて描かれていた。人物の考え方、ポリシーが文章を通してきっちりと読み手に伝わるため、成瀬があるひらめきを得る過程も理解できたし、クライマックスの成瀬の突飛な行動にも違和感を感じることなく勢いに乗ったまま読み終えることができた。

    前作でも感じたことだが、この作者はコミカルな文章を書くのが上手い。会話文も軽快で読んでいて楽しい。

    またこの4人が登場する話が読みたいと思った。シリーズ化希望。

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    2025年01月14日
  • スクラップ・ライアー 警察庁組織犯罪対策部の嘘つき捜査官

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    言い逃れするとき、説得するとき、相手を取り込もうとするときか、生きるか死ぬかのピンチのとき、普通に会話しているときなど、主人公は常に嘘をついていて、無意識に嘘をつくときもあるので結構混乱させられた。

    面白いのは生きるか死ぬかのピンチの時につく嘘の内容。頭をフル稼働して捻り出した嘘を相手に信じ込ませるまでの過程や会話がスリリングで楽しかった。

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    2024年02月26日
  • スクラップ・ライアー 警察庁組織犯罪対策部の嘘つき捜査官

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    シビアな世界で生きていくしかない人間達の生き方が交差している物語。主人公は嘘を武器に必死にピンチを潜り抜ける場面が多く、ドキドキする場面が多い。ヤクザの一人娘のキャラクターも魅力的で、2人が今後どうなっていくのかもとても気になる。

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    2023年07月29日
  • デッドマンスイッチ ~警視庁トリタテ係~

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    それぞれお金が必要な4人の刑事。人生の瀬戸際に立たされているのに夢みたいな強盗王の隠された大金を探して右往左往。この4人ならまたシリーズとして読みたい。そして最後の終わり方も続きそうで次巻が出る事を期待してしまう。

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    2025年03月16日
  • デッドマンスイッチ ~警視庁トリタテ係~

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    設定とか事件の背景とか人物像とか、諸々そんなのないだろーとは思うものの、テンポが良くてさくさく読めました。
    エンターテイメント性があって楽しめた1冊です。

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    2024年11月10日
  • デッドマンスイッチ ~警視庁トリタテ係~

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    獄中で殺害された元強盗が残した50億円とも云われる遺産を、クズの警察官と半グレとヤクザと詐欺師が追っかけるお話。こう書くと大きなお話に見えますが、登場人物はほぼ全員クズだし、主人公のクズ警官は行き当たりばったりだし、遺産の隠し場所は途中でなんとなくわかるし、なんか見どころのないお話でした。

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    2024年09月10日
  • スクラップ・ライアー 警察庁組織犯罪対策部の嘘つき捜査官

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    嘘でやくざ達を煙に巻いてると言えば聞こえはいいですが、追い込まれて嘘を吐いて何とか辻褄を合わせてるようなお話で、かつ主人公がどこか軽いので、あまり緊迫感を感じないお話になっています。なんていうか、度胸があるんだかなんだかわからない主人公ですね。

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    2023年05月31日
  • スクラップ・ライアー 警察庁組織犯罪対策部の嘘つき捜査官

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    幸村明良『スクラップ・ライアー 警察庁組織犯罪対策部の嘘つき捜査官』宝島社文庫。

    小説投稿サイト『エブリスタ』で開催したコンテスト『この文庫がすごい!』大賞の受賞作。

    どこか憎めない嘘つき潜入捜査官の味わう天国から地獄のジェットコースター小説。ヤクザ同士の抗争であっさり人が殺される割りには緊迫感も無く、嘘つき潜入捜査官の持ち味も今一つ。

    嘘つきが酷すぎて、福岡県警から放逐され、暴力団にも追われることになった橘涼真は警視庁の組織犯罪対策部に拾われ、潜入捜査官となる。新たな身分を得た涼真は、日本最大のヤクザ組織阿頼組の五代目の一人娘、清山紗香に接近する。

    定価790円
    ★★★

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    2023年05月20日