あらすじ
“平成の強盗王”の遺産――その額なんと50億円!
ちょっとくらいもらっても……バレないよね?
エブリスタ×宝島社の『この文庫がすごい!』大賞受賞作家最新作!
平成の強盗王・熊谷洋平が獄中死したことにより、裏社会で遺産争奪戦が勃発した。どこかに隠された50億円相当の盗品を巡って、ヤクザ、半グレ、詐欺師などがしのぎを削るなか、借金まみれの刑事たちで結成された急造チーム「トリタテ係」が参戦する! 正義のため、また自らの破滅を回避するため、悪党どもより早く金を確保せよ! 人生の瀬戸際に立たされた落ちこぼれ刑事たちが一発逆転を狙う、ジェットコースタークライムノベル登場!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
借金がある4人の刑事が結託し、死んだ強盗王が隠したと噂される50億円を探す話。
伊達、成瀬というメイン2人のキャラクターがよく掘り下げられて描かれていた。人物の考え方、ポリシーが文章を通してきっちりと読み手に伝わるため、成瀬があるひらめきを得る過程も理解できたし、クライマックスの成瀬の突飛な行動にも違和感を感じることなく勢いに乗ったまま読み終えることができた。
前作でも感じたことだが、この作者はコミカルな文章を書くのが上手い。会話文も軽快で読んでいて楽しい。
またこの4人が登場する話が読みたいと思った。シリーズ化希望。
Posted by ブクログ
それぞれお金が必要な4人の刑事。人生の瀬戸際に立たされているのに夢みたいな強盗王の隠された大金を探して右往左往。この4人ならまたシリーズとして読みたい。そして最後の終わり方も続きそうで次巻が出る事を期待してしまう。
Posted by ブクログ
設定とか事件の背景とか人物像とか、諸々そんなのないだろーとは思うものの、テンポが良くてさくさく読めました。
エンターテイメント性があって楽しめた1冊です。