平田はる香のレビュー一覧
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ネタバレ正直ベースに筆者の今に至るまでの経緯が書かれていて、自分の考え方に合わせて今にたどり着いているのがわかった。
この人の考え、やり方が他の人に当てはめて成功する要因になるかわからないが、自分の性格にあったやり方を突き詰めると誰にも負けない真似できない素敵な成功を導くと思った。
おいしいから、という理由で人は何かを食べ続ける。変に環境とかアピールすると、その思想の人だけが集まってしまう。
一生懸命作ったものが一瞬で売り切れる、というのも虚しさが湧いてしまう。コミュニケーションがそこにはなく、買うということだけが目的になっている。
どれだけ仲良くなってもお客さんと販売者という等価交換が心地よ -
Posted by ブクログ
『田舎のパン屋が見つけた腐る経済』と似ているところあり
【感想】
よく「違和感を大事に」とか「尖りをそのままに」と言われるけれど、まさにそれを体現した方。
「儲かればいい」「あるだけ稼ごう」という考えではなく、三方よしのような自分にとっても周りにとってもよい商売を考え、さまざまな変化に対応しながら生きていく姿に好感がもてる。
根源的なことをよくよく考え、自分の違和感を見過ごさない大切さを教えられる。れっきとした経営哲学をお持ちの方。
1人の主婦が「ふつう」に疑問をもち、自分の中に生まれる違和感を見過ごさなかったことからはじまった。
【心に残ったところ】
・できることはや -
Posted by ブクログ
「辺境地で事業がうまくいった事例のノウハウを各意味はないと思うので私の心を記します」というなかなかインパクトのある始まり方をする本書。読み進めれば読み進めるほどその心の中を知ることができて、様々な事業を展開することになるもののその心の一貫性がよくわかる。ふつうとは? よき生活者とは? わざわざとは? 現地の関連施設を順番に回ってみたくなりました。
そして、事業が成功してる人(もしくはそう見える)って、成功も失敗も含めて本当に色んな体験をしていて、だからこそ事業の成功事例ってどれも汎用性ないよなぁ。汎用性あるのは失敗事例の方だから、失敗って大事だよなぁ。……と最近どこかで聞いて妙に納得したワード -
Posted by ブクログ
ネタバレわざわざがまだ複数のパンとお菓子を売っていた頃から、思い出したように度々訪れている客のひとりです。
創業当時は長野の田舎によくあるこだわりパン屋さんのひとつという感じだったけど、行く度にお店の雰囲気が変わるし、問touやわざマートも行ったけどわざわざと同じ系列のお店とは思えないくらい品揃えも内装も立地も違うしで、本当に謎なお店だなあとずっと心の隅で気にかけていました。noteも引き込まれて読んでいて。だから本書も手に取ったわけですが、読んでお店の謎が解けたように思います。
よくあるパン屋さんから、わざわざが頭ひとつ飛び抜けた理由のひとつが、「人」だと思います。まだ従業員が3人しかいなかったと -
Posted by ブクログ
残業があって普通
夜勤をして普通
いつも穏やかに接することが普通
何でもわかることが普通
間違えないことが普通
振り返ってみても何も言われないように、マニュアル通りに行うのが普通
自分の気持ちや心の声を二の次、三の次にするのが普通
保育園のお迎えが最後の方になってしまっても仕方ないのが普通
夜勤をしたくないと言えば迷惑な顔をされるのが普通
それが普通だから‥って、そう思ってなくてもそう思う努力をしていた。
心を壊してまで守るべき普通なんてない、本当にそうだよね。すでに、私って本当はどうしたいんだっけって思ってる。どう生きたいんだっけ。自分らしく生きるには時間が限られていることをよく知っている