山の上のパン屋に人が集まるわけ(サイボウズ式ブックス)

山の上のパン屋に人が集まるわけ(サイボウズ式ブックス)

1,760円 (税込)

8pt

・年間3万人以上が来店
・自費出版が9千部完売
・健やかに、年商3億円

都会でうまく生きられずに、長野の地へ。
1人の主婦が移動販売から始めた店は、なぜこんなにも支持されるのか?

パンと日用品の店「わざわざ」代表、平田はる香初の著書がついに出版。

●どこで売る?(どこでお金を稼ぐのか)
→ 駅前の立地がいい場所ではなく、公共交通機関のない山の上
●何を売る?(何をお金に変えるのか)
→ 菓子パンで太ったお客さまを見て、商品を食事パン2種類に
●誰に売る?(誰からお金をもらうのか)
→ テレビの特集で押し寄せた人に対して、「来ないでください」

うまく生きることよりも、健やかでいられる方法を。

●パン屋が人間らしい生活をできないのはふつう
●売上を長時間労働でカバーするのはふつう
●利益を出すために人件費を削るのはふつう
●お客さまに「NO」と言えないのはふつう
●成功のためにはヒエラルキーに従うのがふつう

心を犠牲にしてまで、守るべき「ふつう」なんてない。

<本文はじめにより>

長野県、東御市にある御牧原台地。
私はこの山の上で、2009年から「わざわざ」というパンと日用品の店を営んでいます。
「わざわざ来てくださってありがとうございます」という意味を込めて名付けた店です。
一介の主婦が1人で始めた、パンと日用品の店。
移動販売と自宅の玄関先での販売からスタートして創業14年になる「わざわざ」は、2017年に法人化し、現在では3つの実店舗とオンラインストアを経営。
3億円の売上がある企業へ成長しました。

山の上で始めた小さなパン屋が大きく成長したという事実を見て、「田舎暮らしで夢を叶えた成功者」と思われているのかもしれません。
でも本当は、全然そんなことないのです。
パン屋を始めることになったのは、世の中の「ふつう」にうまく乗れなかった私が、唯一できそうなことだったからです。

幾多の経営本が世の中に溢れる中で、私が本を書く意味が果たしてあるのだろうか。
「辺境地で事業を始めてうまくいった事例」をノウハウとして書く意味はあるのだろうか。
自分に問うた結果、「ない」と思いました。
だから、この本では「心」を記そうと思います。
できるだけ忠実に私の心の変遷を描きたい。
内実に沿った情景を忠実になぞるような言葉を選んで記すことができたならば、それは読んだ人の数だけ形を変え、誰かの役に立つことができるかもしれない。
そう思って、この本を書き記します。

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山の上のパン屋に人が集まるわけ(サイボウズ式ブックス) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    おもしろい!平田さん。
    極端に、自分に嘘がつけない人。
    そして、失敗を恐れずやってみる、を地で行く人。
    自分のやりたいことへの向き合い方のヒントももらえたし、お金の使い方もあらためて考えさせられた。

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    本を読んでる途中で、ネタバレっぽくなると嫌だったので、まず店舗に行ってきました。そしてそこから本を最後まで読みました。店舗、会社はやはりトップの考え方ひとつだと改めて実感させて頂く一冊でした。

    0
    2024年09月29日

    Posted by ブクログ

    長野の山奥のパン屋さんのお話。著書の子供の頃の話から始まって、面白かった。

    やりたいことを探すとうまくいかない。誰にも頼まれてないのにやってることがやりたいこと。

    人気の菓子パンがあったのに、少しずつ太っていくお客様をみて作るのをやめた。

    「来ないでください」のnote

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    『田舎のパン屋が見つけた腐る経済』と似ているところあり


    【感想】

    よく「違和感を大事に」とか「尖りをそのままに」と言われるけれど、まさにそれを体現した方。


    「儲かればいい」「あるだけ稼ごう」という考えではなく、三方よしのような自分にとっても周りにとってもよい商売を考え、さまざまな変化に対応

    0
    2023年12月25日

    Posted by ブクログ

    自分がやりたいことはなにか、それを達成するために小さく失敗して改善を積み上げていくお手本のような人だった。人生でどういうタイミングでやりたいことを見つけるかはわからないけどそのための準備はずっとしていないといけないなと思った。
    あとは自分が信じているものを曲げないことによってビジョンが強化され没個性

    0
    2023年10月10日

    Posted by ブクログ

    20230701

    都会でうまく生きられずに長野の地、山の上でパンと日用品のお店を営む平田さんのお話。

    うまく生きることよりも、健やかでいられる方法を求め、実現されている。

    パン屋は人間らしい生活を出来ない。
    売上は長時間労働でカバーする。
    利益を出すために人件費を削る。
    お客様にNOと言えない

    0
    2023年07月01日

    Posted by ブクログ

    「わざわざ」は今とても注目を浴びているけれどもそれまでに成功や失敗をたくさんしてきたエピソードはどれも自分の身を通して改めて考えさせられる。

    「ひと もの かね の間にあるものは何ですか」はとてもシンプルだが深い問い。平田さんは自分の違和感と正直さを軸に常に選択をしている人だなと感じた。やはりいつ

    0
    2023年06月11日

    Posted by ブクログ

    「辺境地で事業がうまくいった事例のノウハウを各意味はないと思うので私の心を記します」というなかなかインパクトのある始まり方をする本書。読み進めれば読み進めるほどその心の中を知ることができて、様々な事業を展開することになるもののその心の一貫性がよくわかる。ふつうとは? よき生活者とは? わざわざとは?

    0
    2023年05月17日

    Posted by ブクログ

    お客さんのために頑張っても自分が倒れたら元も子もないので商品を減らしてでも働き方を変えるという決断はしづらそう。こんな人は来ないでください、というnoteを公開するというのもできるイメージはない。
    それでも本当に大事なものを守るために、そういった行動も取ってきたそう。

    良いことをしようという信念さ

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    仕事を始めるにあたって選んだパンの仕事が企業になるまでって、自分の人格とは違うところで動いて行くんだろうなと思うが、やはり行動力が凄い。
    成功する人は例外なく行動力がある人だと思う。

    0
    2023年10月29日

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