ドナ・バーバ・ヒグエラのレビュー一覧

  • 最後の語り部

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    地球の記憶をもつ唯一の少女ペトラが、恐ろしい計画を実行しようとする大人たちを相手に静かな戦いを挑む。物語の力を信じる「最後の語り部」としてーー。

    おばあちゃんから語ってもらった物語に力をもらい、リスクを背負って行動し続けるペトラの姿に胸を打たれました。ペトラ自身も物語を語ることを通して、子どもたちを救おうとします。

    読んでいると喉の奥のほうから熱いものが込み上げてくるような場面が何度かあり、本を一度閉じて、しばらくその気持ちをゆっくり味わっている自分がいました。読み終わったときも同じことをしました。こんな体験をさせてくれる本が先生は好きです。大好きな本として心に浮かぶのは、先生の場合、こう

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    2024年08月16日
  • 最後の語り部

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    タイトルと表紙からのイメージと違ってSFだった。彗星の衝突を避けて宇宙に飛び出した少女。将来は語り部になりたいと思っていたのに、慌ただしい出発の中で、希望していた神話のインストールに失敗する。380年後に目覚めた時、予定とは違いディストピア的な状況。物語の力を頼りに戦う少女。面白かった。でも、まだまだ続編がありそうな気がする。

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    2024年01月28日
  • 最後の語り部

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    ペトラ達家族と他選ばれ者は、彗星が地球に追突するため、宇宙船に乗って新しい土地を探しに行く。その間長い眠りにつき、目覚めたのは380年後。しかし、目覚めた時すべてが変わり果てていた。SF読み物。ペトラに起こる悲劇と支えてくれる物語の力に圧倒される。ぐいぐい引き込むストーリー展開が面白い。今年1の本に出会ったかも。

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    2023年07月09日
  • 最後の語り部

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    ★5 彗星衝突のため地球を脱出した少女。睡眠から目覚めると画一的で理想的な社会で… #最後の語り部

    ■あらすじ
    地球にハレー彗星が衝突してしまう西暦2061年の近未来。限られた一部の人間だけが宇宙船で地球を脱出をすることができた。
    宇宙船に乗り込んだ主人公の少女ペトラとその家族は、新しい住処である星へ移動するため、380年間の長時間睡眠をしていた。
    そして長時間の移動を経てペトラが目覚める。目の前には家族の笑顔があるはずだったのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもしろいっ
    本作、設定自体は地球脱出もので、よくありそうではあります。しかし次々と主人公ペトラに襲い掛かる難題が、読み手を惹

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    2023年06月22日
  • 最後の語り部

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    タイトルからは想像出来ない内容だった。
    「過去の間違いや過ちを忘れずにいて、子どもや孫たちの未来がより良いものになるようにするのが、われわれの務めだ。」
    過去を消去するのがいいのではなく、反省し改善に努めていくべきというのが印象に残った。
    ただ忙しく立ち働くだけ。……一糸乱れぬ流れ作業には、彩りも面白味もない。
    効率だけで心を動かさない世界に足を踏み入れたくないないと感じた。

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    2025年10月05日
  • 最後の語り部

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    ネタバレ

    物語の力の物語。地球滅亡前にエリート達が人口冬眠による宇宙船により脱出を図る。少女が目覚めると宇宙船内は全体主義・同一人格国家が確立されていて。
    読み始めて既読に気が付く。

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    2025年04月29日
  • 最後の語り部

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    面白かった。コールドスリープに入る時から、ひやひやさせる。
    目が覚めたらさらに、ひやりとする状態だし。十三歳の少女が体験するには、過酷すぎるのでは。

    でも、物語を命綱のように抱いて、敵ばかりの中を知恵を絞って切り抜けていくのは本当にすごい。
    ハビエルとの再会は、泣けた。あんなに残酷な再会って……。想像を絶する。
    個人的には、スーマと和解して、少しでも盟友になれたらと思う。
    そして、どうか先発隊の人々と和やかな邂逅でありますように。

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    2024年09月02日
  • 最後の語り部

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    作中でも語られる通り、創作は現実ではありませんし、フィクションの物語も実際の人間の過ごす物語(人生)も、その全てがハッピーエンドというわけでもありません。

    地球を離れて、恒星間植民船に乗り込んだ主人公は、コールドスリープの間に目的地に着くはずでしたが、目覚めた時には両親もおらず、周りの仲間も地球での記憶を消されていました。そして、「それぞれの違いが争いを生んだ原因で、全員が感情や私欲を捨てることが理想」とする「コレクティブ」という集団が船を牛耳っていたのです。
    一人ひとりの人生を無視するコレクティブのやり方に反発する主人公のペトラは、おばあちゃんから教わった物語を「語り部」として語ることで、

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    2024年05月17日
  • 最後の語り部

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    2061年、地球は彗星が衝突する軌道にあり、ごく一部の人間が宇宙船で380年かけて惑星セーガンに移動しようとしていた。主人公のペトラ12歳は弟のハビエル七歳、科学者の両親とともに乗船する。昔話が得意な祖母は地球に残りペトラはそれが悲しくて仕方ない。宇宙船は船に乗れなかった人との闘争や睡眠を促し保つシェルターに入るときの不穏さを見せ発射する。宇宙船には世話人と呼ばれる眠らない人たちも乗船していて、ペトラの世話人ベンはなにか思うところがあるようだ。人に遅れて眠りについたペトラが目覚めるとそこには一緒に目覚めるはずだった家族はおらず、船はコレクティブという単一で、まるでエビのような透明な肌の人?たち

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    2023年11月29日
  • 最後の語り部

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    SFとしては設定があるあるなのと、突っ込みどころが多くて勢いで押し切るほどでもないのが気になった。船内クーデター(?)で実権を握った「コレクティブ」も、地球人の記憶を消し、従わないものを「粛清」するほどの冷酷さを持ちながら、なぜかペトラたちのかつての持ち物や本をきちんと分類して保管するなど、なかなか脇の甘いところがあって謎。

    とはいえ、中盤はペトラの脱出計画がうまくいくかというハラハラだけで一気読み。こういうドキドキする本てストレス大きいんだよねなどと思いつつ。

    なので物語の力……というよりは、エンタメとして読んだかな、という感じでした。



    【この先ネタバレ】



    クライ

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    2023年09月16日
  • 最後の語り部

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    滅亡する地球から脱出し、新たな星での民話や伝承を伝える「語り部」なることを夢見るペトラ。だが星へ向かう途中船内で革命が起こり、再び起きた時には「画一化、均一化」を掲げる社会が形成されていた。
    説明にあった「物語を武器に立ち向かう」とはどういう事なのか興味を持ったのがきっかけで読み始めました。

    新天地で活躍するため、最新の技術により科学の知識を脳にインストールすることができるSF要素と、おばあちゃんから伝説や民話を教わる場面が同居してて味わったことのない読書体験でした。

    知識や物語は脳にインストールしただけでは意味がなく、自分のものとして使う(語る)事で意味が生まれる。
    誰もが同じ身体、同じ

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    2023年07月10日