じゃがのレビュー一覧
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前巻ラストにて鮮烈な登場を果たした不思議ちゃん、想定以上に不思議ちゃんでしたね……
いきなりのラブレターが驚きなら、いきなりの結婚要求やら子供の人数予告はもはやドン引きですよ……
こうした驚きに対して、一色の胸中を占めるのは文乃や自身に有害な案件となるかどうか。その様は社会人として全う
対して文乃が悩むのはいわゆる恋敵が現れた現状、そして妃水衣はあんな簡単に手紙を送れるし返答も貰えるのに、最近の自分は手紙の遣り取りが途絶えている点
文乃は一色に窺い知れない理由で鬱々としている。ここで誤魔化しに徹せず、すぐに事情説明へと移ったのは良い点
ただ、これって見方を変えれば文乃をこれっぽっちも恋愛対象と意識していないから、こうしたラブレターの対応を明かせるし任せられる面はあるんだろうな
そうした業務的な対応が余計に文乃をモヤモヤさせてしまうと…
いわば面倒事の対応の一部が文乃に任された形。自然と妃水衣との接触が増える。そうして突き付けられるのは一色への好意や関心を隠さない純情な恋する少女の姿、文乃が決して採る事の出来ない姿
文乃とて一色へのアピールは欠かさず行っているけど、そこには明確な一線があるね。クリスマスという特別な時期を前にしても二人は色恋としてクリスマスを語れない。文乃は母と過ごす家族の時間として、一色はリスケ時のフォローとして
だからか、クリスマスを問題なく過ごせた筈でも少々の不満足を覚えてしまうと…
なら、妃水衣の告白は文乃の心中にどのような影響を生じさせてしまうのだろうね……
一色としては親ぐるみの謝罪によって妃水衣の件は決着が付いた形。けど、文乃はそんなこと知らない
勿論文乃としてはあんな告白でどうにかなるとは思わないだろうけど、自分が一色との恋愛的な距離を詰められない間に他の女性がアプローチを掛ける現実的な脅威を目にしたという話になる
今は表沙汰に出来ないツーショットを純粋に喜べる関係性を築けている。しかし、その関係はいつまで続くのか、それを改めて考えさせる一件となったような
あと、これで妃水衣は一色を諦めると捉えて良いのだろうか?それとも運命を信じる彼女はまだアプローチしてくる?
あとあと、この告白騒動を実乃梨が知ったらまた面倒な喚き方をしそうな予感… -
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ネタバレ文とあかりの関係の結末がエグい。職場がブラックなのもあって、これは文が心を病んでしまっても仕方ない…。むしろよく短期間で立ち直って前職と違い仕事につけたなあ。ご家族の支えがよかったのだろうか。
一方、実乃梨が差し出した文の身辺調査に文乃は怒ってしまう。結局文乃はそれを読まずにいるのだが、二人きりのエレベーターの中で文乃は…
文に感情移入させるあかりのエピソードが上手いですね。あかりのその後も気になります。読者が文に反感を抱かないように細心の注意を払って描かれているなと思いました。
新人マネージャーさんは今後どう物語に絡んでくるのだろう。どうにも危なっかしいが…。 -
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感情を昂らせた文乃から抱き着かれる状況、一色のトラウマスイッチが発動するかと思いきや、そうはならなかったね
その点は良かった…。ホント、一色のトラウマって発動したが最後、文乃と一色の関係が終わってしまうかのような危うさがあるんだよな……
今回、女の涙という武器まで披露されたのに、一色に過度な動揺は見られず。これって一色の中で文乃が本気で恋をしているなんて欠片も想像していないから、あの抱き着きも額面通りにしか受け取っていないんだろうな…
けど、文乃がそのような感情を抱いているなんて本気で捉えていないからこそ、一色は彼女の傍に居られるとも考えられるんだけどね……
32話辺りからは少し珍しめな話が
文乃って人気子役として登場して、現在も揺るぎない人気を築きつつある幼き女優。それだけに彼女には穏便ではない注目が集まる事態も有り得るのだろうけど、今回は文乃個人を狙ったというより文乃が居る中学の女子生徒を狙った感じだったのかな?
だとしたら、必ずしも文乃に被害が及ぶとは言えないし、実際に被害が出るかも判らない。けれど、もしもの事が起きたら遅いという意味では一色の対応が望まれる事態
その意味では実乃梨の参加により助かった部分はあれど、彼女とてこのような事態には関わるべきではなかったとも言えるんだよね
ただ、実乃梨の中では一色が前職を急に辞めた理由が見えないから彼を信頼しきれない。一色もそこは完全にプライベート領域だからわざわざ話す必要もない
結果、実乃梨の中で一色への信頼度は変わらない
今回はその不審感が役立った感じかな?それとも実乃梨が居なくても問題なく対処できたのだろうか?33話冒頭の描写からだと、その辺がどうにも読み取れないな…
さておき、あのシーンの対処から見えてくるのは現状の文乃にとって一色は完全に親代わりの存在となっている点だね
不審者を追いかけようとした一色を引き止めた。事後の帰宅も一色が連れ添う形になった。あれは心情的も社会的にも文乃が頼る相手は一色だと定義されたようなもの
これは一色の中で文乃を恋愛対象として見る可能性が減り、更に文乃に今後何かあった際に一色がメンタルダメージを受ける可能性が高まったような気がする…
ただし、現状では恋愛心が通じていなかったとしても、一色と文乃の関係は良好。余計な茶々が差し込まれる隙はない
……と、油断していたらラストになんか世界観の違う少女が現れたね!?彼女が言う「奥の方」って前職とかその辺を指しているんだろうか?え、この娘が関わってくる事で一色と文乃の関係に危機が訪れたりするの?マジで? -
Posted by ブクログ
一色とあかりの関係は隠し撮り写真に拠って唐突に終わるものだとばかり予想していたのだけど、その前に自然消滅していたのか…
けれど、一色との写真が契機になったのは事実。また、それ以前にもあかりから放たれていた関係を確定させたいとの振る舞いに応えていなかったのも事実
特に「文助けて」に自己保身を考えて応えられなかった流れは彼の底の浅さを明らかにしてしまうもの
それらが一色の心を苛んだのだと容易に想像できる過去でしたよ……
ただ、そうなってくると文乃との関係は単純なやり直しとも受け止めきれなくなるね
と云うより、1巻における隠し撮りや3巻で文乃の家に上がった件は割と一色のトラウマトリガーに引っ掛かっていたような…
そうした点を考慮すると、文乃との関係はあかりとのやり直しでありつつ、一色の罪を再度えぐってくるものなのかもしれない
あのような経験が有ったのに一色が選んだ再就職先が芸能事務所だったのはどのような思惑が有っての事なのだろうね…。どう考えたって良い選択ではないだろうに
それによって文乃と出会ってしまったのだから
色々有っての現状だけど、幸いと言えるのは文乃が自分の行動の危険性に気付けた点か
だから倒れた一色に薬等は届けても自制出来るし、実乃梨が渡した調査報告も目を通さずに居られる
まあ、あの報告書も本当にヤバい案件は書いてないようだから、読んでも文乃からの評価は下がらない気もするけど
ただ、「言いにくいことは書きます」「書いて楽になることがあれば書いてくださいね」の言葉と共に封印の鍵を渡した行動からは、報告書の中身は一色自身から聞きたいという文乃の不安が透けて見えるね
新たに営業配属となった瀬尾は色々な意味で一色と文乃の二人だけで固定化されそうな関係を揺らがす存在と成りそうな
特に早い段階で一色の過去を話していた事は文乃にジェラシーを覚えさせる要素となったようだし
鍵の件も併せて、瀬尾の登場は良い意味で一色と文乃がコミュニケーション不足であると自覚させるきっかけとなるね
更に文乃は一色との交流に危険性を自覚して以来、過度な接近を抑制している
普段の文乃は聞き分けが良いから、多少我慢させても問題にならなかった。それが暴発したという事は彼女なりに少しずつ壁ができる現状に苦痛を感じていたからで
閉じられたエレベーターの中で二人は何処まで交流できるのだろうね? -
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遂に語られる一色の過去が何から何までヤバそうで全貌が判らなくても、この経験が今の一色に強い影響を残しているのだと伝わってくる
また、あかりとの経験を踏まえればそれが文乃との関係にもある程度反映されているのだろうと見えてくる点が空恐ろしい……
これまでも度々見られた自己犠牲が過ぎる…と云うか、文乃の女優業が上手くいくならば自分はどうなっても構わないという破滅的な側面はどうやら昔から素質自体は持ち合わせていたようで
どう考えてもブラックな現場にブラックな上司。1年と経たずに心を擦り切らして壊れたって可怪しくない環境。彼がそこで生き残ってしまったのは自身の夢を失わずに居たからか
その意味では彼ってあの業界において珍しいくらいに純粋だったのだろうなと思ってしまう
だから梅田の八つ当たりのような暴言に対し「ガキだと思って接すればいい」と対処法を心得ているようで居てその実涙は堪えられない
一色にとっては多分あの時がきっと辞め時で。なのにあかりに出逢ってしまった事が精神を持ち直す出来事であり、あの業界に留まる猶予となってしまったのだろうな…
ただ、そのモチベーションが妙な方向性へ伸びてしまったのがあかりとの関わりが深まってしまった点か
梅田や制作会議での言葉で自分の無価値は痛い程に自覚している。なのにあかりの父から必要とされてしまった。その上で彼は一色と同じようにテレビの楽しい部分を忘れずに見てくれている
きっかけはあかりだけど彼女の父親こそ一色の精神安定剤になった。また、死を前にした父親にとって気が合って、あかりを気にかけてくれる青年との出会いは支えになる部分もあったのだろうな…
そうした父の姿を見ればあかりも一色の来訪を拒絶できない。むしろ彼女の方とて彼を支えにしてしまう
でも、一色にギリギリで残っていた理性が自分とあかりの身分差を意識させ、踏み止まらせているね。だからか、あかりの接触も回避する癖に上着を貸す事に躊躇いはない
ある意味、残酷な触れ合い方
中途半端な気持ちなら別離の通知一つで二人はまた元の仕事暮らしに戻れたはず
なのに、これまた優しさを発揮してあかりを父と向き合わせる一色はさぁ……
この時点では彼女を「桐谷」としか呼ばない一色がどうして呼び方を変えたのか。そして、どうして写真が苦手になったのか
それらを考えると本当に恐ろしい気持ちにしかならない……
こうして一色とあかりの過去が描かれると、一色が文乃にしている事はやり直しなのだと明確に伝わってくるね
あかりと同じように片親、あかりと同じように芸能界に身を置いている、あかりと同じように一色を信頼している
あかりにはきっと接し方を間違えてしまった。だからこそ、文乃には何も間違えたくない
自己犠牲的な姿勢が文乃には自分に尽くしてくれているように見える。それが彼に惚れる一因になった
だからこそ盲目的となり彼の想いの源泉を意識する事はなかった
ならば実乃梨が手渡した調査報告は文乃にどのような一色を教える事になるのだろうか? -
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前巻ラストにて顔をチラ見せした実乃梨は果たしてどのような人物かと思いきや、ちょい予想と外してきた人物だったなぁ(笑)
文乃と会って早々に煽り始めるなんてライバルというより厄介さんの印象が強いのに、すぐに文乃にやり込められる様は2人の力関係が如実に現れている
その意味では文乃にとって実乃梨は厄介な人物とは成り得ない。彼女への対応に苦慮するのは一色となるわけだ
初対面時にまるでラブコメみたいな接触をするものだから、何かしらフラグでも起きたのかと思わせるけど、あれは単純に文乃に心配されたから照れた成分の方がまだ強いのかな?
でもその姿は文乃にしたら、余計な心配を抱かずに居られない光景で
文乃の牽制が逆に実乃梨の厄介度を上げていく。すると一色の苦労が増える。「羽賀あやのガチ勢 過激派」とはよく言ったものですよ(笑)
普段から続く文乃の過度な接触、加えて実乃梨による嫌味は確実に一色を追い詰めるもの
その環境は一色に文乃依存かのような発言をさせるけど、そういった言葉を喜んでしまう文乃は良くも悪くも子供なのだなと思ってしまう
けど、一色としては文乃を支えたいという真摯な想いも普通に持ち合わせているわけで。ドツボにはまるような遣り取りが一色に正しい判断をさせなくさせる
そのように考えると過度な接触となってしまった17話のアレはどう捉えたら良いのだろうね…
文乃としてはハラハラするようなトラブルの直後に一色から触れて貰えて大満足
でも、一色はどうにかして文乃との何もかもを仕事の範疇に収めようとしている
2人の想いは擦れ違っている…というより擦れ違っているのが望ましい関係で
だとしたら、その擦れ違いを越えようとする文乃は果たして正しいと言えるのかな?
こうしてあやふやな要素が増えてくるとそれぞれの歩む道が気になってくるね
文乃が自らの中で想いを醸成する中、あやのガチ勢である実乃梨との交流が増えた点は一色にとってどのような意味を持つのかな?
また、文乃の為に新しい仕事を取ろうとする一色の行動は正しい意味で文乃に届くのだろうか?
そういや、文乃のクラスがやってたお化け屋敷、本格的過ぎやしないかい……?
小道具が凝ってるはまだ判るとして、一度目と二度目で小道具の配置が違うってどこまで本気なの……!? -
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タレントとマネージャーという関係から踏み込もうとした文乃を避けた一色に訪れる気不味さ
それでも二人は仕事上の関係だから、内心でどう思おうと会う機会はあっという間に訪れるし、表面上は上手くいっているように取り繕うしかない
一色は普通に大人だし、文乃の内面も大人びているから出来る芸当
大人の対応として取り繕う。それで本来なら望ましい関係に戻れる筈なのに、一色は今の関係に満足出来なしい、文乃も一色にもっと踏み込みたい
そういったジレンマがあるなら、必然的に訪れるのはどちらが痺れを切らすかという場面
その意味では手紙の反応が無いからって、感情を制御しきれなかった一色の負けなんだろうなぁ(笑)
それは隙そのものだから、文乃が体調不良に陥っても一色の不利は揺るがないくらいに危うい。だから白木にも突っ込まれるし、文乃に家へと連れ込まれるなんて羽目になる
ただ、文乃の家に上がり込んでしまった一件は、たった一人で寝込むしか無かった筈の彼女の寂しさを軽減できたという点では良かったと言えるのかな
勿論、それはタレントとマネージャーという関係から少し踏み込んでしまうものにもなってしまっているのは気になるけど
文乃は大人が吃驚してしまう程にちゃんとしてて
海での撮影だからって自由時間に海に入るつもりで準備してたというのはそこまで意外性は無いんだけど、だからといって一色の水着まで用意していた点には本当に驚かされたよ
どういう心構えがあれば中学生が成人男性の水着なんて買おうと思うのか(笑)
文乃は隙あらば一色を危うい関係に引きずり込もうとしてくるね
少しずつ明らかになってくる一色の過去。それがどう元カノらしき人物と繋がってくるのか?また、ラストに登場した少女と文乃達はどう関わる事になるのか?
危うさを増す二人にこれらの要素がどう影響してくるのか次巻も楽しみだね -
Posted by ブクログ
第1巻よりモノローグが増えたのか、一色と文乃双方の心情がより判りやすくなった印象
そうして見えたのは互いに相手を過大評価しているという点かな
一色は文乃が女優である為か見た目以上に彼女を大人扱いし、彼女の言葉一つ一つに慌てふためいている
文乃は一色が大人だからと恋愛経験豊富に見て、取り繕った外面を「余裕がある」と勘違いしている
14歳という年齢差が良い味を出しているね
かといって14歳差というジェネレーションギャップをそのままにしていたら、二人はマネージャーとタレントという関係すら破綻してしまうわけで
その点では文通が二人の仲を取り持っているのだけど、一方でそれが必要以上に二人を近づけてしまっているようにも感じられる
そりゃ女優という点を除けば多感な14歳と頻繁に手紙の遣り取りをするなんて周囲の人間は眉を顰める事態では有るよなぁ
実体として、文乃は一色との文通を大喜びしているのだから
ただ、一色を諫める立場である白木も強く言えない事情があるのかな?
これは文乃との距離を詰めようとする一色にとって都合が良いと言えるけど、別の見方をすれば十代半ばの少女とビジネスパートナーを成立させようとしてもどの道失敗する、という懸念も生まれてくる気もするが……
さておき、仕事仲間から関係を認められた形の一色としては更に文乃へアプローチが取れたわけだけど、いきなり大き過ぎる一歩を踏み込んできたなぁ…
親の許可を取り付けているとはいえ、家に連れ込むものかね……
1巻の写真で懲りたかと思いきや、これでは先が思い遣られるような…。それでもショックを受けていただろう文乃へのフォローが出来たならそれで良しとなる、のだろうか……?
一色との交流の中で徐々に彼への想いを強くしていく文乃。彼女疑惑の時の焦りようとか、頭を撫でられた時の反応とか見ると、既に彼女の中で彼への「好き」は確固たるものになっているように感じられるね。
ただ、意図せずともその事態の引き金を引いたのが一色なら、白木が指摘したように対外的には一色が文乃の想いを導いたと取れなくもない
なら、一色は大人としてマネージャーとして改めて文乃との一線を引く必要があったのだろうけど……
「あやの」呼びは彼女の心境にどれだけの傷を与えてしまうのだろうね? -
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文乃は何とも底が知れない少女だね
一色を前にした時の恋する少女の振る舞いはそのままの意味を勘ぐらせる。でも、一色と文乃は出逢ったばかりだしそもそも仕事上の関係だし
また、子役出身という事で大人に慣れた対応が彼女の言動をそのままの意味で受け取らせる事を戸惑わせる
でも、やっぱりそのままの意味かもしれないし……
文乃は既に魔性の女として成熟し始めているね
これで一色が文乃の魔性に参っていれば、作品の方向性は決まったも同然だけど、意外と自制心を保っているようで。というか、普通に文乃を担当タレント以上には見てない感じかな?
むしろマネージャーとして彼女を成功させたいという責任が前面に出ているような気がするね
思わせぶりな態度は兎も角、文乃も一色もビジネスパートナーとしてやろうとしている。ただ、一色がその気も無く境界を踏み越えてしまったのが問題の始まりかな
無くしてしまった母との思い出。一色は当初、代用品で済ませようとする程に距離感を保っていたのに、気付けばゴミ箱まで漁る始末
ビジネスパートナーの言葉では済まされない行動。だから文乃も「お父さん」とか「お兄ちゃん」なんて言い出してしまう
この辺から二人の関係は距離を縮め始めていくね
それはマネージャーとして彼女に接する一色にとってはドギマギさせるもの。恋愛的なドギマギというより社会的なドギマギを含んでいるのだから一色としては安心できないのだけど
それが明確に現れてしまったのが3話の隠し撮りか…。一色としては最低限の距離を守っていた筈がふとした拍子に飛び越えてしまった。二人にとっては一瞬でも見る人に拠っては大きな意味を持つ一瞬
でも結局は一瞬の話だし、一色の周囲のフォローも良かったから大問題にならない筈が…
一色側の問題が見えてからの空気の変わり様にはちょっと驚いてしまったよ……
一色は文乃との距離を保とうとしているのではなく、むしろ過去のトラウマから一線を引こうとしていたのか…
それを踏まえると彼に対して徐々に夢中になっていく文乃の様子は本当に可愛らしいのだけど、一色の事情を考えると危うさが見えてしまうような…
今は誰にも明かせない二人だけの秘密な関係の一色と文乃。危ういような微笑ましいような二人はこれからどうなっていくのだろうね? -
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自分の身体を使わせようとする早紀の異様過ぎる行動に純が疑問を覚えそうになっていたけど、彼の懸念を口八丁で丸め込む早紀の手口が恐ろしい
てか、ママ活アプリで一度だけ出会い、家族になってからもそう日は経っていない相手に対する早紀の接し方が本当に理解に苦しむものだね。混浴に留まらず純に自分の体を触らせてますよ……。後々に根源にある動機は語られるけど、必ずしもそれだけでは無いような。ここまで来ると早紀という存在は微ホラーの領域ですな
そして、もう一つの視点として気になるのは純が早紀をどう見ているのかという点
家族となったばかりという点は純も同じ。だから早紀を「ママ」と呼ぶ事は難しい。他方で彼の心を覗けば「ママ」と呼びたがっている、または呼びたいけれど呼べないといった葛藤も見えないんだよね。むしろ早紀の色香にやられて母性よりも異性を見てしまっている。なのに表面上は家族としての関係を重視しているから本人はその傾向を良いものと捉えられないと…
早紀と純の関係は危うい思惑の上に成り立っている。ここを制してくれるのはそれこそ莉子くらいなものと思っていたら、純による意外な制御が見えたね
純は早紀に異性を見そうに成っているが、それでも彼という人間の根源が求めているのは母性。だから早紀から「ごほうび」なんて蠱惑的な誘いがあっても、彼は純粋な褒美を求めてしまうわけだ。これはもしかしたら母子関係というものを真の意味では理解していないらしい早紀には随分と刺さるものと成ったような…
ただ、それでも早紀の振る舞いは純に異性を意識させてしまう。この奇妙なズレは2人をどう変えさせてしまうのだろうね?
純という人間を外から見続けてきた莉子は常識を備えているから純の境遇の危うさも理解している
けど、それは彼を心配する気持ちから来るものだから純の母性を求める心は否定できないと。あんな長い時間を掛けてプレゼント選びに付き合ってくれる人とかそうそう居ないよ……
その意味では純が莉子に一切異性を見てないのは少し不思議なポイントかもしれない。単純に好みの問題というわけではないだろうし
純と早紀、内面はどうあろうと社会的には母子の関係である。だから家庭外で早紀は純の母親として扱われる。体育祭へ行けば莉子の母親と親トークをカマすし、三者面談では親として教師と対面する事になる
他方で純と早紀の関係が社会的に認知されていない場所では異なる様相が表出するね。海ではしゃぐ早紀と付き合わされる純を見て母子だと思う者はそう多くないだろうね。早紀のテンションが上がって少し子供っぽく成ってしまうなら尚更
場所が家庭ではなく、社会的にも母子と認知されていないなら、2人が母子だと定義されるには言葉に依ってとなる。そんな早紀の言葉が逆に純が抱き始めている早紀に異性を見てしまう心に鈍痛を起こさせるなんてね…
普通の母子なら旅行先での宿泊なんて何の問題もない。けれどあの海辺は2人を母子と定義する要素が頼りない
これは純にとって、心を揺らがせてしまう宿泊となりそうだ -
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まるで成人指定作品かのような構成のマンガですね、これ……
生まれた際に母親が死別してしまった為に母性愛に幻想を抱く純は愛に飢えている少年と言える
だから他人が醸す母親との関係にもイチイチ反応してしまうし、自分に母親が居たらどのような関係を築けただろうと想像してしまう
その意味で、彼の鬱屈がいずれ爆発するのは当然の成り行きだったのだろうけど、そこでママ活アプリでマッチングしてしまうのが凄ければ、出会った早紀が純の求める母親像に程近い人物だったのも凄い話か
一方でこの早紀という人物が割とヤバいタイプである事は早い段階から察せられるね
どう見てもアプリ登録が宜しく無いと判る見た目年齢の純に対して、彼が事情を打ち明けるまで何も突っ込まないし、それどころか早速に性的な行為へと至ろうとする
そして己の罪を明かした彼を抱き停めた上で「ママって呼んで」と来るのだからもう本当にヤバいとしか言い様がない
でも、純は本当の母親を知らないから、そうした早紀の怪しさを疑う術を持たないと
ただ、この事態はアプリを介した一過性のものだから純が沼に堕ちてしまう事は避けられたのだろうけど…
この流れで早紀が新しい母親としてやって来るとか、父が再婚してすぐに海外赴任とか本当に成人指定作品みたいな導入だなこれ…
早紀は純の家に棲み着いた。彼女は純の寂しさを埋めてくれる存在か、純の想いを侵食する存在かは判断が難しいところ
早紀の言動や純の父と再婚した経緯にはやはり怪しさしか感じない。その反面、純のママになろうという熱意は真実であろうと察せられる
アプリを介して純とマッチングした彼女は純が求める母親像にもマッチングしてしまったのだろうと
けど、純が想像する母親像という点を度外視すれば二人の関係を赦して良いものか迷う事態でも有って。特に社会一般的に考えれば、息子の弁当にハートマークの人参を入れる再婚したばかりの義母とかどう考えても可怪しい話では有るわけだし
そこを突っ込んでくれるのが莉子か
昔から純を外側から見てきた莉子は純が求める母親像を理解しつつも、社会一般的な母親像も知っている
だから早紀が高校生の母親としては若すぎるのも判るし、純に対する早紀の距離感が近すぎる事も判る
ただ、結局彼女は外側の人間だから純の家庭問題に横槍を入れられないから早紀も止められない
まるで莉子の出現を契機とするかのように更に踏み込んだ早紀の行動は暴走としか表現できないもの
どう捉えても彼女が行おうとしているものは母親としての責務から外れている。でも、これを外れていると言える程に純は母親を知らないわけで
純が早紀に求める母親像に揺らぎは無いままか、早紀が純に求める息子像は本当に家庭的なものか?親子と呼ぶのが適切か判らない二人の家庭生活は果たしてどうなってしまうのだろうね?